『COSMOS〔コスモス〕』は、『べるぜバブ』で知られる田村隆平先生が、月刊サンデーGXで2023年から連載しているSFヒューマンドラマです。
舞台となるのは、宇宙人がらみのトラブルを保険の力で解決する「銀河金融保険公社COSMOS」。
地球にやってきた宇宙人と人間が織りなす事件を、しっとりとした人間ドラマとして描く作風が魅力の作品です。
そんな本作は、いわゆる王道のバトル漫画ではありません。
物語の中心はあくまで事件解決と人情ドラマにあり、真正面からの戦闘描写は「笛吹き男(パイド・パイパー)編」を中心に限られています。
だからこそ「強さ」をどう測るかが悩ましいところ。
この記事では、戦闘描写がしっかり存在する主力キャラに絞り、純粋な戦闘力に加えて、能力の脅威度・作中での役割・設定上の位置づけまでを総合して評価しました。
純戦闘力で押すタイプもいれば、能力や索敵で戦況を左右するタイプもいて、同じ土俵で並べてみると各キャラの持ち味がくっきり見えてくるのが面白いところです。
それでは、戦闘描写のある主力9名の強さランキングTOP9を、9位から順に紹介していきます。
あわせて、番号ランクには収まらない「別格」の存在と、ランキング外の注目キャラもご案内します。
この記事は『COSMOS〔コスモス〕』の原作の展開、とくに笛吹き男編に関するネタバレを含みます。
キャラクターの正体や能力の核心に触れる箇所もありますので、未読の方はご注意ください。
強さランキング一覧
まずは主力9名と別格枠を、強さのランク帯ごとにまとめた一覧表からご覧ください。
| ランク | 順位 | キャラクター名 |
|---|---|---|
| SSランク | 1〜2位 | 砂噛、穂村燐 |
| Sランク | 3〜4位 | ヴェルナ・ロ・テグジュペリ、東雲 |
| Aランク | 5〜7位 | サニー・アルトマン、相澤、ギーツ |
| Bランク | 8〜9位 | 鉄ソプラノ、水森楓 |
| 別格 | 番外 | 天城一刀斎 |
SSランクには、純粋戦闘力の頂点に立つ二人を並べました。
Sランクは笛吹き男編のボス格と、最精鋭部隊の隊長。Aランクは怪力・成長型・能力型の実力者、Bランクは支援・索敵や情報アドバンテージで貢献するタイプです。
そして番号ランクには収まらない「別格」として、戦闘描写のない大物・天城一刀斎を別枠で扱います。
それでは9位から詳しく見ていきましょう。
COSMOS強さランキングTOP9
強さ第9位 水森楓(みずもり かえで)
本作の主人公で、COSMOSの見習い調査員として物語を引っ張る青年です。
私立開星高校に通う高校生で、金髪・イケメン・運動神経良好という、いかにも主人公らしい素質の持ち主。
穂村燐にスカウトされてCOSMOSの世界へ足を踏み入れます。
性格・背景
まっすぐで正義感が強く、宇宙人がらみの事件に体当たりでぶつかっていく熱量が持ち味です。
見習いゆえに経験は浅いものの、その分だけ伸びしろが大きく、物語が進むほど頼もしくなっていく成長株のキャラクターとして描かれます。
能力・戦闘スタイル
最大の武器は、嘘を「臭い」で嗅ぎ分ける特異体質です。
相手が偽りを口にすると独特のにおいを感じ取れるため、尋問や真偽判定で絶大な効果を発揮します。
純粋な物理的戦闘力は現状では高いとは言えませんが、この「見抜く力」はチームにとって代えのきかない情報アドバンテージです。
加えて、常人なら命を落とすような状況を生き延びる潜在能力を秘めた「ネクスト」ではないか、とされていますが、その全容は現時点で明らかになっていません。
作中での活躍・戦闘実績
戦いの場面では、穂村が実戦を担い、楓が真偽を見抜くという役割分担が基本です。
前線で殴り合うよりも、嘘看破によって事件の核心へ切り込む立ち回りが光ります。
まだ「戦って勝つ」実績は乏しいものの、物語の要となる情報を引き出す働きは随一です。
ランキング理由
現時点での純戦闘力は主力の中では控えめで、その点を正直に評価して9位としました。
ただし「ネクスト」とされる未覚醒の潜在能力を含めれば、将来的に序列を大きく塗り替える可能性を最も秘めた存在でもあります。
あくまで「現状の戦闘力」での評価であることを踏まえた順位です。
強さ第8位 鉄ソプラノ(くろがね ソプラノ)
COSMOSの調査員で、穂村燐の部下として事件に携わる女性です。
小麦色の肌に白いロングヘアーが目を引くギャルで、バンド「Wind GALS」のサックス奏者という一面も持っています。
性格・背景
明るくノリのよいギャルとして描かれる一方、チームの索敵・支援を一手に担う頼れる存在です。
にぎやかな見た目とは裏腹に、任務では冷静に「耳」として周囲を警戒する、頼もしいプロフェッショナルぶりを見せます。
能力・戦闘スタイル
彼女の武器は、数キロ先の音や針が落ちる音さえ聞き分ける超聴覚です。
さらに音の反響を利用して周囲の空間を”視る”ことができ、索敵・偵察において絶大な力を発揮します。
ただし膨大な情報が一度に流れ込むため、普段は耳栓型のデバイスで感度を制限しており、フル出力での稼働は数分程度が限界とされます。
直接戦闘は不得手で、あくまで支援・索敵に特化したタイプです。
ソプラノの超聴覚は生まれつきのものではなく、笛吹き男による人体実験を背景に”作られた”能力であることが示唆されます。
過酷な過去に根ざした力であるという点は、彼女というキャラクターを理解するうえで重要な設定です。
作中での活躍・戦闘実績
直接の格闘描写は多くありませんが、その代わりチームの「耳」として偵察・索敵で大きく貢献します。
敵の位置や動きを先んじて捉えることで、作戦全体の成否を左右する働きを見せました。
持続戦には向かないものの、戦術的価値は非常に高い調査員です。
ランキング理由
純粋な殴り合いの強さでは上位陣に及びませんが、超聴覚という希少な能力と、それがもたらす戦術的価値を評価しました。
自力で敵を制圧するタイプではない点を差し引きつつ、支援型として確かな存在感を放つ8位です。
強さ第7位 ギーツ
犯罪組織「笛吹き男(パイド・パイパー)」に属する、一つ目が特徴的な外星人です。
「自分のボスはヴェルナだけ」と公言する、ヴェルナ配下の参謀格として暗躍します。
性格・背景
腕っぷしで前に出るタイプではなく、能力と策略で立ち回る頭脳派の敵役です。
組織の中でもヴェルナへの忠誠を隠さず、参謀として作戦を陰から支える役回りを担います。
能力・戦闘スタイル
対象の位置を入れ替える「スイッチ」と呼ばれる能力を持つとされ、これが最大の武器です。
肉弾戦やパワー系の描写は乏しく、あくまで能力を軸に戦況を動かすタイプ。
真正面からのぶつかり合いよりも、搦め手で局面をひっくり返すことを得意とします。
作中での活躍・戦闘実績
笛吹き男編では、穂村の到着の早さに動揺するなど、直接戦闘での強さを見せる場面は多くありません。
しかし、追い詰められたヴェルナを「スイッチ」で入れ替えて逃走させるという、組織にとって決定的な仕事を成し遂げます。
個の武力ではなく、能力の使いどころで貢献するキャラクターです。
ランキング理由
純粋な戦闘力の高さを示す描写は確認できず、その点では中位以下が妥当です。
一方で、ボス格のヴェルナを土壇場で逃がしてみせた「スイッチ」の脅威度は無視できません。
肉弾の弱さと能力の有用性を天秤にかけ、7位としました。
強さ第6位 相澤(あいざわ)
主人公・水森楓の同級生であり、物語の発端に深く関わる重要キャラクターです。
かつて行方不明になった友人でもあり、その正体は宇宙人でした。
性格・背景
正体は、太陽が三つある星「デデドメラルソリオ」からやってきたデデ星人です。
人口の少ない希少な星の出身で、甲子園出場を夢見て地球へやってきたという、どこか憎めない目的の持ち主。
好戦的な一面もあり、物語序盤の重要な一件で穂村燐と対峙することになります。
能力・戦闘スタイル
最大の特徴は、脱皮するたびに身体能力が上がっていく成長型の強化です。
加えて、熱や睡眠不足への高い耐性を備えており、過酷な状況でも動き続けられるタフさを持ちます。
好戦的な性格と相まって、戦闘関連の設定はしっかりと作り込まれたキャラクターです。
作中での活躍・戦闘実績
物語冒頭で穂村燐との一件に発展するなど、バトル要素にからむ場面はあります。
ただし、明確に勝敗のついた戦闘フィートが数多く描かれているわけではなく、強さの評価はどうしても「設定ベース」が中心になります。
ランキング理由
脱皮による成長強化・高い耐性・好戦性という、戦闘向きの設定が明確にそろっている点を評価しました。
一方で、はっきりした戦果の描写は限定的なため、上位陣ほどの確証はありません。
「設定上のポテンシャルは高いが、実証はこれから」という立ち位置を踏まえ、中位の6位としています。
強さ第5位 サニー・アルトマン
COSMOSのワシントン支局に所属する調査員です。
指名手配の逃亡犯を追って来日し、日本支局の面々と合流する形で物語に加わります。
飄々として何を考えているのか読みづらい、大食漢のミステリアスなキャラクターです。
性格・背景
つかみどころのない言動で周囲を煙に巻く一方、いざ任務となれば前線に立つ実戦派です。
海外支局の調査員という立場ながら、日本支局の危機に外部戦力として合流し、頼れる助っ人ぶりを見せます。
能力・戦闘スタイル
本人は地球人とされていますが、その戦闘能力は明らかに規格外です。
最大の武器は人間離れした怪力で、暴走したモノレールを身一つで受け止めて止めてしまうほどのパワーを見せます。
さらに、視線を合わせた相手に命令を聞かせる特殊能力も持つとされ、真っ向からのパワーと搦め手を兼ね備えた複合型の戦闘スタイルが持ち味です。
作中での活躍・戦闘実績
宇宙両替商ダーゲージ絡みの事件(7巻前後)で本格的に登場し、モノレール暴走事件では怪力を披露して見せ場をつくりました。
さらに、月のヘルツシュプルング監獄をめぐる攻防戦では、主要な戦力の一人として前線に立ち、奮闘します。
「誰を単独で倒した」という決定打こそぼかされている部分もありますが、危険な戦闘任務に投入される実戦要員であることは間違いありません。
ランキング理由
生身でモノレールを止める怪力という、上位陣に迫る明確なフィジカルの強さを評価しました。
同じA帯の相澤(設定ベース)やギーツ(能力頼み)と比べても、怪力という実証的なパワー描写を持つ点で一歩リードしていると判断し、A帯の筆頭となる5位に置いています。
監獄編でのさらなる戦績次第では、より上位を狙える伸びしろも感じさせる実力者です。
強さ第4位 東雲(しののめ)
COSMOSの特殊部隊「STARS」の現・隊長を務める人物です。
新入隊員の選抜訓練を統括する立場にあり、精鋭を束ねる指揮官として登場します。
性格・背景
渋い顔立ちに大きな傷跡を持つ、いかにも歴戦の戦士といった雰囲気の男性です。
選抜訓練では隊員たちに非情なまでの厳しさで臨み、最精鋭部隊の隊長としての凄みを漂わせます。
なお、STARSにかつて所属していた砂噛から見れば後輩にあたる立場であり、両者は同じ組織を背景に持つ間柄です。
能力・戦闘スタイル
刀を使いこなす剣士タイプです。
最精鋭であるSTARSの現隊長という肩書きにふさわしく、白兵戦を得意とする実戦派として描かれます。
作中での活躍・戦闘実績
笛吹き男の研究施設への突撃作戦では、砂噛とともに最初の突撃役、つまり先陣を担いました。
作中屈指の戦力である砂噛と肩を並べて先頭に立つという事実そのものが、東雲の戦闘力の高さを裏づけています。
選抜訓練では、岩山を肉体のみで踏破させるという苛烈な内容を統括する姿も見せました。
ランキング理由
最精鋭STARSの現隊長という立場に加え、砂噛と並んで突撃役を任される描写から、上位級の戦闘力は堅いと判断しました。
ただし、単独での明確な撃破フィートはヴェルナや穂村ほど描かれていないため、ボス格ヴェルナの一つ下、4位に位置づけています。
強さ第3位 ヴェルナ・ロ・テグジュペリ
犯罪組織「笛吹き男(パイド・パイパー)」を率いる主犯格の宇宙人で、笛吹き男編におけるラスボス格の強敵です。
現在は「フェイ」という別名を名乗り、暗躍しています。
性格・背景
地球の子どもたちを誘拐・監禁し、能力の発現を促す人体実験を行うという、極めて悪質な組織の首魁です。
冷酷で計算高く、正面からの力押しよりも、周到な策と特殊能力で相手を追い詰める黒幕タイプとして描かれます。
能力・戦闘スタイル
戦い方は搦め手が中心です。相手を一時的に失明させる神経毒、指を鳴らして対象を任意の場所へ飛ばす空間転移、そして標的だけを閉じ込める亜空間(プライベート空間)の生成など、多彩な能力を操ります。
純粋な肉弾戦よりも、これらの能力で相手の自由を奪い、じわじわと追い詰めるスタイルが持ち味です。
作中での活躍・戦闘実績
笛吹き男編では、砂噛と三節棍で肉弾戦を演じ、さらに穂村燐とも直接対決します。
神経毒と亜空間で穂村を追い込むものの、進化種ネクストである穂村の力の前に圧倒され、気絶に追い込まれてしまいます。
ヴェルナは穂村燐との戦闘で敗れて気絶しますが、そのまま討ち取られたわけではありません。
配下のギーツが「スイッチ」でヴェルナを入れ替え、まんまと取り逃がしてしまいます。
つまり「戦闘では無力化されたが、完全な討伐には至っていない」というのが正確なところで、その底知れなさが後の物語に影を落とします。
ランキング理由
穂村に敗れている以上、純粋な正面戦闘では上位二人の下と見るのが妥当です。
しかし、神経毒・空間操作を駆使する搦め手と、逃走を許した底の見えなさは、4位以下を上回る脅威として評価すべきものです。
純戦闘力での断定は避けつつ、「搦め手型の黒幕格」として3位に置きました。
強さ第2位 穂村燐(ほむら りん)
COSMOS東京支部の課長を務める、実戦部隊のエースです。
表向きは黒髪ツインテールの女子高生の姿で通していますが、その正体は物語の大きな謎の一つとして描かれてきました。
主人公・水森楓をCOSMOSにスカウトした張本人でもあります。
性格・背景
10歳頃から調査員として現場に立つ、キャリアの長い実力者です。
普段は飄々とした女子高生を装っていますが、任務となれば冷静沈着に現場を指揮する頼れる上司へと切り替わります。
育ての親はSTARS創設者・天城一刀斎とされ、その出自が彼女の強さの背景に深く関わっています。
能力・戦闘スタイル
地球人でありながら、常識を超えた身体能力と戦闘力を誇ります。
任務にあたる際は、銀髪のパンツスーツ姿へと装いを変え、実戦モードへ移行するのが特徴です。
スタンガン状の武器も併用し、近接戦で圧倒的な強さを発揮します。
穂村燐は地球人でありながらなぜこれほど強いのか。
その謎の答えとして、笛吹き男編で彼女が人間の進化種「ネクスト」であることが示唆されます。
この特性ゆえに、神経毒を受けても一時的な失明で済み、貫通するような傷を負っても致命傷に至らないという、常人離れした耐性を発揮します。
あくまで「地球人(進化種)」であって宇宙人ではない、という点が彼女を理解する鍵です。
作中での活躍・戦闘実績
笛吹き男編のクライマックスでは、ラスボス格のヴェルナと直接対決します。
亜空間へ転移させられ、神経毒で視界を奪われるという不利な状況に追い込まれながらも、ネクストの耐性を活かして反撃。
最終的にヴェルナを圧倒し、殴り倒して気絶させ、亜空間からも脱出してみせました。
ボス格を戦闘で無力化した、まぎれもない実戦のエースです。
ランキング理由
ボス格ヴェルナを直接の戦闘で圧倒したという明確な実績は、作中最高クラスの説得力を持ちます。
ネクストの異常な耐性と純粋な戦闘力を兼ね備えた点を高く評価し、堂々の2位としました。
1位の砂噛とは直接対決が描かれておらず、その差はごくわずか。
評価軸次第では入れ替わってもおかしくない僅差である旨は、次の1位でもあらためて触れます。
強さ第1位 砂噛(すながみ)
COSMOSの調査員で、穂村燐の部下として事件の最前線に立つ戦闘要員です。
過去にはSTARSに所属していた経歴も持つ、生粋の武闘派。
普段は長身長髪の優男風の姿をしていますが、それは仮の姿にすぎません。
性格・背景
飄々とした優男の外見の裏に、圧倒的な戦闘本能を秘めた人物です。
COSMOSの中では戦闘面を一身に引き受ける主力であり、危険な現場ほど頼りにされる存在として描かれます。
能力・戦闘スタイル
その正体は、戦闘民族として知られるディガロ星人の希少種です。
真の姿は龍を思わせる大柄な姿で、普段はそれを優男風に擬態しています。
刃物で刺されても動じないほどの強靭な肉体を持ち、三節棍を用いた近接戦闘を得意とします。
純粋な肉弾戦の地力という点では、作中でも頭一つ抜けた存在です。
作中での活躍・戦闘実績
笛吹き男編ではCOSMOS側の主力戦闘要員として活躍し、5巻ではラスボス格のヴェルナと三節棍で肉弾戦を繰り広げ、穂村が到着するまでの「繋ぎ」を担いました。
研究施設への突撃作戦でも、STARS隊長・東雲とともに先陣を切っています。
砂噛の属するディガロ星人は「一人で100万の部隊に匹敵する」と言われるほどの戦闘民族とされます。
ただしこれは作中で語られる評価・伝聞であり、その戦闘力が数値として実証されているわけではありません。
それでも、彼の強靭さを象徴するエピソードとして語り継がれる設定です。
ランキング理由
戦闘民族ディガロ星人の希少種という出自、刃物耐性を含む強靭な肉体、そして「100万の部隊に匹敵」と言われるほどの評価。
純粋な戦闘力という一点において、砂噛は作中最強格にふさわしい存在です。
ただし、2位の穂村燐との直接対決は作中で描かれておらず、両者の優劣は明確に決着していません。
「純戦闘力の砂噛」か「実戦で結果を出した穂村」か、評価軸によって順位が入れ替わりうる僅差であることを正直にお伝えしたうえで、この記事では戦闘民族としての地力の高さを最大の決め手として、砂噛を第1位としました。
【別格】天城一刀斎(あまぎ いっとうさい)
ここまでの番号ランクとは別に、「別格」として扱いたいのが天城一刀斎です。
彼はCOSMOSの特殊部隊「STARS」を創設した初代隊長であり、なんと2位・穂村燐の育ての親にあたる人物です。
STARSという最精鋭部隊を生み出した創設者であること、そして超人的な戦闘力を持つ穂村を育て上げたことから、その立場は作中最強格を示唆しています。
しかし、現時点で公開されている情報の範囲では、天城自身の具体的な戦闘描写はほとんど確認できません。
名前の響きから剣士のイメージを連想させはするものの、それを裏づける戦闘シーンが描かれていない以上、実際の強さは未知数と言わざるを得ないのです。
そこでこの記事では、天城を安易に上位へ据えるのではなく、「立場からは最強格がうかがえるものの、戦闘描写がなく実力は未知数」という誠実な扱いとして、番号ランクには入れず別格枠で紹介することにしました。
今後の物語で彼の実力が明かされれば、このランキングは大きく塗り替わるかもしれません。
続報に期待したい大物です。
【番外】ランキング外の注目キャラ
『COSMOS』は戦闘描写こそ限られるものの、個性豊かなキャラクターの宝庫です。
ここでは、強さの比較材料が乏しく番号ランクには入れなかったものの、作品を語るうえで外せない注目の面々を紹介します。
八添美智子(デル星人)
SSランクの凶悪犯として指名手配される宇宙人ですが、その実態はまったく違います。
殺されかけていた地球人の乳児を救い、四年ものあいだ育て上げたという、心温まる人情エピソードの持ち主なのです。
SS指定は必ずしも戦闘力を示すラベルではなく、直接的な戦闘描写もないため番号ランクには含めませんでしたが、本作らしい「善人オチ」を象徴する名キャラクターです。
潤登(うると)
【登場人物紹介④】
— 田村隆平🪐『COSMOS(コスモス)』⑨巻6/18発売 (@cosmos_tamura) June 9, 2023
潤登局長 うるときょくちょう
「COSMOS(銀河金融保険公社)」東京支局長。地球人全てを等しく愛している(らしい)。宇宙ジョークを好む、愉快なおじさん(かどうかはまだわからない)。砂噛同様、まだまだ謎は多い。#田村隆平 #コスモス pic.twitter.com/ZCB4oqemD4
COSMOS東京支局長を務める人物で、常にウルトラマンの被り物を着用している変わり者です。ふざけているように見えて、その内には「悪を許さない熱い男」としての一面を秘めています。幹部クラスの立場にありながら、戦闘面の描写は限られているため、今回は番外での紹介としました。
馬喰アガリ(ばく アガリ)
COSMOSに所属する技師で、関西弁で話す技術屋です。
印象操作や偽装のためのデバイスを開発する、非戦闘型のサポート役。
直接戦うタイプではありませんが、彼の生み出すガジェットが事件解決を陰から支えており、チームに欠かせない縁の下の力持ちです。
Dr.赤羽(あかばね)
COSMOSと契約している宇宙人(外星人)を専門に診る医者で、単行本8巻の表紙を飾ったピンクスーツ姿が印象的なキャラクターです。
ウイルス調査や戦闘後の治療など、チームの医療・後方支援を一手に担う頼れる存在。
あくまでメディックとしての役割が中心で、戦闘描写は確認できないため、番号ランクには含めず番外での紹介としました。
前線で戦う調査員たちを支える、縁の下の力持ちです。
ジブチハイヌ
COSMOSに所属するアクチュアリー(保険数理人)で、地球における宇宙人のリスクを統計と確率で弾き出す情報・計算の専門家です。
無表情で江戸弁を話すクセの強さと、「計算が大好きな計算狂」という濃いキャラクター性で人気を集めるサブキャラ。
月のヘルツシュプルング監獄に勤務し、銀河規模の情報に精通しています。
頭脳・情報サイドの担当で戦闘描写はないため、こちらも番外での紹介です。
赤波・陸奥(STARS隊員)
いずれもSTARSに所属する隊員で、赤波は研究施設突撃に参加し、陸奥は新入隊員の訓練指揮に関わります。
精鋭部隊の一員である以上、相応の実力を備えているはずですが、固有能力や戦績の描写がまだ乏しいため、今回はランキング外としました。
まとめ
【🪐うぇぶり★37話更新🪐】
— 田村隆平🪐『COSMOS(コスモス)』⑨巻6/18発売 (@cosmos_tamura) July 30, 2026
COSMOS第37話「転校生」の更新です。
↓https://t.co/BLPu7KGZFk
サンデーGX本誌のカラーを置いておきますね。
よろしくお願いします。(田村) pic.twitter.com/x0LAuQhEr3
『COSMOS〔コスモス〕』の強さランキングを、9位から順にお届けしてきました。
改めて上位を振り返ると、1位は戦闘民族ディガロ星人の希少種・砂噛、2位はボス格ヴェルナを実戦で圧倒した進化種ネクスト・穂村燐という、甲乙つけがたい二強が頂点に立ちました。
両者の直接対決はまだ描かれておらず、どちらを最強とするかは評価軸によって変わってくる。
そんな余白の残し方も含めて楽しめるのが、この作品ならではの面白さです。
そして番号ランクの外には、実力未知数ながら最強格を示唆する天城一刀斎という大物が控えています。
バトル漫画ではない本作を「戦闘力」という視点で眺めてみると、真正面から戦う武闘派、能力や索敵で戦況を左右する者、そして情報や人情で物語を動かす者まで、実に多彩な「強さ」が共存していることに気づかされます。
ちなみに、こうした個性豊かなキャラクターづくりの妙は、同じ田村隆平先生の代表作にも通じるところ。
バトル漫画としての手触りが好きな方は、べるぜバブキャラ強さランキングもあわせて読むと、作者の魅力がより立体的に見えてくるはずです。
物語はまだ続いており、今後の展開で強さの序列が塗り替わる可能性も十分にあります。あなたにとっての『COSMOS』最強キャラは、誰だったでしょうか。ぜひ原作を読み返しながら、お気に入りのキャラクターを見つけてみてください。
※本記事の情報は2026年8月時点のものです。

COSMOSの強さに関するよくある質問(FAQ)
最後に、『COSMOS』の強さについてよく寄せられる疑問をまとめました。
COSMOSで一番強いのは誰ですか?
この記事では、戦闘民族ディガロ星人の希少種である砂噛を第1位としました。刃物耐性を含む強靭な肉体と、「100万の部隊に匹敵する」と言われる戦闘民族の地力が決め手です。ただし、進化種ネクストとしてボス格を実戦で圧倒した穂村燐とは直接対決が描かれておらず、評価軸次第で順位が入れ替わりうる僅差です。
穂村燐と砂噛はどちらが強いのですか?
作中で両者の直接対決は描かれていないため、明確な決着はついていません。純粋な戦闘力の高さと戦闘民族という出自を重んじれば砂噛、ボス格ヴェルナを実戦で無力化した確かな戦績を重んじれば穂村、というのが正直なところです。この記事では前者を重視して砂噛を1位、穂村を2位としましたが、ごくわずかな差だとお考えください。
COSMOSはバトル漫画なのですか?
いいえ、厳密にはバトル漫画ではありません。『COSMOS』は銀河金融保険公社を舞台にしたSFヒューマンドラマで、物語の中心は事件解決と人間ドラマにあります。真正面からの戦闘描写は笛吹き男編を中心に限られているため、この記事では戦闘描写のある主力キャラに絞ってランキングを組みました。
サニー・アルトマンはどのくらい強いですか?
ワシントン支局から合流する調査員で、地球人とされながら暴走するモノレールを生身で止めるほどの怪力を持つ規格外の実力者です。視線で相手に命令を聞かせる能力も併せ持つとされ、ヘルツシュプルング監獄の攻防戦などで前線に立ちます。この記事では、怪力という実証的なパワー描写を評価し、A帯の筆頭となる第5位に位置づけました。
天城一刀斎がランキングに入っていないのはなぜですか?
天城一刀斎はSTARSの創設者で穂村燐の育ての親という、立場からは最強格がうかがえる大物です。しかし、現時点では本人の具体的な戦闘描写がほとんど確認できず、実際の強さは未知数です。安易に上位へ据えると誤解を招くため、番号ランクには入れず「別格枠」として誠実に扱いました。
ラスボス格のヴェルナは倒されたのですか?
穂村燐との戦闘で圧倒され、気絶にまで追い込まれましたが、完全に討伐されたわけではありません。配下のギーツが「スイッチ」の能力でヴェルナを入れ替え、取り逃がしてしまいます。「戦闘では無力化されたが、逃走を許した」というのが正確なところで、その底知れなさが後の物語にも影を落としています。










