コトヤマ先生の駄菓子コメディ漫画『だがしかし』第10巻には、全9種類の実在する駄菓子が登場します。
あずきバーの圧倒的な硬さの秘密、ミルクケーキの意外な正体、すっぱいスプレーやカメレオンキャンデーといった個性派駄菓子まで、各商品の物語が深く掘り下げられた1冊です。
第10巻は物語の恋愛要素が一段と深まる「佳境」の巻。
駄菓子を通じたキャラクター同士の距離感の変化が丁寧に描かれており、駄菓子と青春ストーリーが見事に融合した内容となっています。
この記事では、第10巻に登場する全9種の駄菓子について、商品の特徴・歴史・作中での登場シーン・購入情報まで徹底的に解説していきます。
「あの駄菓子は今も買えるの?」「作中ではどんな風に紹介されていたの?」という疑問にお答えしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
※以下、作品の内容に触れる記述が含まれます。ネタバレにご注意ください。
※記載の価格は2026年3月時点の情報です。
価格は変動する可能性がありますので、購入の際は各メーカーの公式サイト等で最新情報をご確認ください。
『だがしかし』第10巻の基本情報と登場駄菓子一覧
作品紹介と第10巻のあらすじ
『だがしかし』は、コトヤマ先生による駄菓子コメディ漫画で、週刊少年サンデー(小学館)にて2014年から2018年まで連載されました。
単行本は全11巻で完結しており、第10巻は2018年2月に発売されています。
2016年にはアニメ第1期、2018年にはアニメ第2期が放送され、駄菓子ブームの火付け役としても大きな話題となりました。
第10巻は、最終巻に向けて物語が一気に動き出す「佳境」の巻。
「ねりけしの真の使い方」「ハジメさんがココノツに手料理を作る」「ほたるとサヤがついに恋バナ!」など、これまで丁寧に積み重ねられてきたキャラクター同士の感情が、随所で表面化する重要なエピソードが続きます。
ほたるとサヤが恋について語り合う長年の伏線回収シーンは、シリーズを追ってきた読者にとって感慨深い場面として描かれます。
駄菓子パートでも、すっぱいスプレーやカメレオンキャンデーといった個性派駄菓子が、キャラクター間の繊細な空気を彩る小道具として絶妙に機能しています。
駄菓子そのものの魅力はもちろん、青春ストーリーとしての完成度も高い1冊です。
第10巻の登場駄菓子一覧表
第10巻に登場する全9種類の駄菓子を一覧にまとめました。
第156かし「ハンドスピナー」は駄菓子ではなく玩具、第158かし「ガラスのラムネ瓶」はラムネ瓶そのものにフォーカスしたエピソード、第163かし「ねりけし」は文房具、第167かし「女子会」・第169かし「恋バナ」・第170かし「約束」は駄菓子そのものではなくキャラクターのエピソードが中心のため、本記事では除外しています。
※価格は2026年4月時点の情報であり、変動する可能性があります。
第10巻の登場駄菓子を徹底解説
第157かし|茎レタス(なとり)
なとりの「野菜おやつ 茎レタス 梅しそ味」は、レタスの仲間である茎レタスを乾燥加工した、ヘルシー志向の駄菓子です。
1袋あたり18kcalという低カロリーが特徴で、食物繊維も豊富に含まれています。
噛むと「シャキッ、シャキッ」と繊維をかみ切るような爽快な音が響き、茎わかめよりもしっかりとした歯ごたえが楽しめます。
梅しその爽やかな風味がほどよく効いており、おやつとしてだけでなくおつまみとしても好適とされています。
2018年3月にリニューアル発売され、健康志向の20代から30代の女性を中心に支持を集めてきました。
だがしかし第10巻の第157かしでは、駄菓子屋の定番商品の一つとして野菜系おやつの新しいジャンルを切り開いた存在として紹介されています。
現在もコンビニやスーパー、ダイソーなどで広く販売されています。
参考価格:約120円(16g入り)
購入方法:コンビニ、スーパー、100均、ドラッグストア、通販サイト
第159かし|すっぱいスプレー(やおきん)
やおきんの「すっぱいスプレー」は、スプレーボトルに入った液状のシロップキャンディです。
口に向かってプシュッとスプレーすると、酸味のあるフルーティーな味わいが口いっぱいに広がります。
内容量は19mlで、オレンジ、青りんご、ぶどう、いちごの4種類のフレーバーが展開されています。
「食べる」のではなく「スプレーする」という新感覚の楽しみ方が最大の特徴です。
だがしかし第10巻の第159かしでは、目を閉じて待っているところにスプレーされるという甘酸っぱいシーンが展開されています。
現在も駄菓子屋やスーパー、通販サイトで購入可能です。
参考価格:約80円(税抜)
購入方法:駄菓子屋、スーパー、コンビニ、通販サイト
第160かし|ましゅろ〜(やおきん)
やおきんの「ましゅろ〜」は、くるくるとツイストされた模様が可愛らしい、ふんわり食感の駄菓子マシュマロです。
1本あたり7.5g、カロリーは約26kcalとなっています。
口に入れるとふわふわでありながらもっちりとした食感が楽しめ、バニラの甘い香りとミルキーな風味が広がります。
冷凍して食べると「むっちり、しゅわしゅわ」という新たな食感が楽しめるという裏技も知られています。
だがしかし第10巻の第160かしでは、たき火で焼くと美味しさが増すマシュマロとして登場します。
現在も駄菓子屋やスーパーで広く販売されています。
参考価格:約10〜15円
購入方法:駄菓子屋、スーパー、通販サイト
第161かし|ミルクの国(春日井製菓)
春日井製菓の「ミルクの国」は、1984年に誕生した、北海道産の練乳と生クリームを贅沢に使用したミルクキャンディです。
40年以上にわたって世代を超えて愛され続けているロングセラー商品です。
表面の小さなでこぼこは口の中で味をしっかり感じられるようにするための工夫です。
だがしかし第10巻の第161かしでは、「クリームシチューが作れる」駄菓子として紹介されています。
現在もスーパーやコンビニ、ドラッグストアなどで広く販売されています。
参考価格:約150〜200円(125g入り)
購入方法:スーパー、コンビニ、ドラッグストア、通販サイト
第162かし|あずきバー(井村屋)
井村屋の「あずきバー」は、1973年に発売された国民的アイスバーです。
ぜんざいを「凍らせてアイスにできないか」という発想から生まれた商品で、年間約3億本を売り上げています。
最大の特徴はその圧倒的な硬さで、乳化剤や安定剤を使用していないこと、乳固形分が入っていないこと、空気の含有量が極めて少ないことが理由とされています。
原材料は砂糖、小豆、水あめ、コーンスターチ、食塩のみです。
だがしかし第10巻の第162かしでは、あずきバーのあの有名な硬さが話題の中心となっています。
現在も全国のスーパーやコンビニで購入可能です。
参考価格:約80円(税抜・1本)
購入方法:スーパー、コンビニ、ドラッグストア
第164かし|べっこう飴(藤田商店 他)
べっこう飴は、砂糖と水飴を高温で煮詰めて作る日本の伝統的な飴菓子です。
その名前はウミガメの甲羅「鼈甲」のような美しい琥珀色の光沢に由来しています。
砂糖を165度程度まで加熱することで独特の色と香ばしい甘さが生まれます。
だがしかし第10巻の第164かしでは、べっこう飴を舐めながら「口裂け女」の都市伝説について語り合うエピソードが描かれています。
現在もスーパーや駄菓子屋で広く販売されています。
参考価格:約100〜200円(100g前後)
購入方法:駄菓子屋、スーパー、100均、通販サイト
第165かし|カメレオンキャンデー(キッコー製菓)
キッコー製菓の「カメレオンキャンデー」は、舐めている途中で色と味が変化する遊び心あふれる駄菓子キャンディです。
最初はコーラ味から始まり、舐め続けるといちご、レモン、青りんご、ぶどうのいずれかの味へと変化していきます。
パッケージの裏面には「カメレオン占い」が印刷されており、変化した飴の色で占いが楽しめます。
だがしかし第10巻の第165かしでは、この「味が変わる」という特性が取り上げられています。
現在も駄菓子屋や通販サイトで購入可能です。
参考価格:約30円(税抜・1個)
購入方法:駄菓子屋、スーパー、通販サイト
第166かし|コーンポタージュ(リスカ)
リスカの「コーンポタージュ」は、コーンポタージュスープの濃厚な風味を再現した一口サイズのコーンパフスナックです。
うまい棒のコーンポタージュ味と混同されがちですが、リスカが自社ブランドで販売している独立した商品です。
実はうまい棒はやおきんが企画・販売し、リスカが製造しているという関係にあり、リスカのコーンポタージュとうまい棒は兄弟のような存在です。
リスカのコーンポタージュは表面積が大きいため調味料がより多く付着しており、「味が濃い」と評されることが多いです。
だがしかし第10巻の第166かしでは、うまい棒との違いやリスカとやおきんの関係性が垣間見えるエピソードとなっています。
現在もコンビニやスーパーで購入可能です。
参考価格:約30〜40円(20g小袋)/ 約130円(75g大袋)
購入方法:コンビニ、スーパー、駄菓子屋、通販サイト
第168かし|ミルクケーキ(日本製乳)
日本製乳の「おしどりミルクケーキ」は、山形県高畠町で製造される、「食べる牛乳」のキャッチフレーズで知られる板状の菓子です。
1945年に発売され、約80年の歴史を持つ山形を代表するお土産品です。
「ケーキ」という名前ですが、実際は厚さ2〜3ミリほどの硬い板状のお菓子で、パリパリとした食感が特徴です。
現在ではプレーン味に加え、いちご、ヨーグルト、さくらんぼなど12種類のフレーバーが展開されています。
だがしかし第10巻の第168かしでは、喫茶エンドウにケーキがないため代わりにミルクケーキが登場し、女子トークが盛り上がるエピソードが描かれています。
現在も山形県内の土産物店を中心に、通販サイトでも購入可能です。
参考価格:約216円(8本入り)
購入方法:山形県内の土産物店、スーパー(一部)、通販サイト
まとめ
『だがしかし』第10巻には、ヘルシーな茎レタスから国民的アイスのあずきバー、山形の名物ミルクケーキまで、全9種類のバラエティ豊かな駄菓子が登場します。
この巻の大きな魅力は、駄菓子と恋愛模様が絶妙に絡み合っている点です。
すっぱいスプレーでの甘酸っぱいシーンや、カメレオンキャンデーの「変化する」特性が物語の展開と重なるなど、駄菓子がただの題材ではなくストーリーを動かす重要な要素として機能しています。
また、ミルクの国でクリームシチューを作るという意外なアレンジや、あずきバーの硬さにまつわるエピソードなど、駄菓子の知られざる一面を引き出す構成も見どころです。
さらに、べっこう飴のような日本の伝統菓子から、リスカのコーンポタージュとうまい棒の関係性といった駄菓子業界の裏話まで、幅広いジャンルの駄菓子知識が詰まった一冊となっています。
この記事を読んで気になった駄菓子があれば、ぜひ実際に手に取ってみてください。
漫画を片手に駄菓子を楽しむひとときは、きっと特別なものになるはずです。
※本記事に記載の情報は2026年4月時点のものです。
商品の価格・販売状況は変動する可能性がありますので、購入の際は各メーカーの公式サイトで最新情報をご確認ください。
