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巻来功士の現在は?『ゴッドサイダー』作者の最新活動と代表作を徹底解説

投稿日:

1980年代の週刊少年ジャンプ黄金期に、ダークホラーアクションという独自のジャンルで異彩を放った漫画家・巻来功士(まき こうじ)先生。
『ゴッドサイダー』や『メタルK』といった作品は、当時の少年読者に強烈なインパクトを残し、今なお「トラウマ漫画」として語り継がれています。

そんな巻来功士先生は、現在どのような活動をしているのでしょうか。
この記事では、巻来功士先生の最新の活動状況代表作品の一覧、話題となった自伝漫画『連載終了!』の内容、そして今後の展望まで徹底的に解説します。

巻来功士のプロフィール

項目内容
名前(読み方)巻来功士(まき こうじ)
生年月日1958年7月21日
出身地長崎県佐世保市
デビュー年1981年
デビュー作『ジローハリケーン』(少年キング/村田光介名義)
主な連載誌週刊少年ジャンプ、スーパージャンプ、週刊コミックバンチ、LINEマンガ他
受賞歴1978年 小学館マンガくん月間まん研新人杯 佳作

巻来功士先生は、小学生の頃から漫画家を志し、16歳のときに『週刊少年ジャンプ』の新人漫画賞で最終候補に選ばれるなど、早くからその才能を認められていました。
九州産業大学に進学後も漫画への情熱を絶やさず、大学3年生で中退して上京。
少年画報社への持ち込みが認められ、1981年に村田光介名義で『少年キング』にて『ジローハリケーン』でデビューを果たしました。

その後、『北斗の拳』で知られる原哲夫先生のアシスタントを経験し、独自のダークな画力と物語構成力を磨いていきます。

巻来功士の現在の活動

「巻来功士 現在」と検索される方が多いことからも分かるように、巻来先生の近況を気にしているファンは少なくありません。
結論からお伝えすると、巻来功士先生は2025年現在も精力的に漫画家として活動を続けています

『メタルK Legend 復活編』クラウドファンディングが達成

巻来功士先生の近年の活動で特に注目すべきは、2025年にクラウドファンディングサイト「うぶごえ」で実施された『メタルK Legend 復活編』発刊プロジェクトです。

『メタルK』は1986年に週刊少年ジャンプでわずか10話で打ち切りとなったものの、カルト的な人気を誇る作品です。
その続編をクラウドファンディングで発刊するという挑戦は、多くのファンの支援を集めて見事に目標を達成しました。

このプロジェクトは、従来の出版社を介さずに読者と直接つながるという新しい試みであり、巻来先生がデジタル時代にも柔軟に対応していることを示しています。

初の単独原画展を開催

クラウドファンディングの達成を記念して、2025年5月6日から10日までの5日間、東京・弘重ギャラリーにて巻来功士先生初の単独原画展が開催されました。

会場では『メタルK』『ゴッドサイダー』『機械戦士ギルファー』『ザ・グリーンアイズ』といった代表作の原画が展示され、入場料は無料でした。
これまで複製原画の展示や大学時代の漫研仲間との合同展への参加にとどまっていた巻来先生にとって、初めての単独開催となる記念すべきイベントでした。

SNS・イベントでの情報発信

巻来功士先生はX(旧Twitter)にて@godsider1というアカウントで情報を発信しています。
アカウント名に代表作『ゴッドサイダー』を冠しているところに、作品への愛着がうかがえます。
Japan Comic Art Expoなどのイベントにも参加し、ファンとの交流を大切にしている姿が印象的です。

巻来功士の作品一覧

巻来功士先生は40年以上にわたるキャリアの中で、多くの作品を発表してきました。
ここでは代表作を発表順に紹介します。

機械戦士ギルファー(1983年〜1984年)

巻来功士先生が「巻来功士」名義で週刊少年ジャンプに初めて連載した作品です。
SFアクションを軸とした内容でしたが、13話で連載終了となりました。

ジャンプという激戦区での初連載は短命に終わったものの、この経験が後の代表作へとつながる重要なステップとなりました。
当時のジャンプには『ドラゴンボール』『北斗の拳』といった超人気作品がひしめいており、新人漫画家にとって連載を続けること自体が至難の業だったのです。

メタルK(1986年)

連載期間:週刊少年ジャンプ、全10話

両親を殺され、自身も生きたまま火をつけられた少女・冥神慶子が、サイボーグとして蘇り復讐を果たしていくダークホラーアクションです。

この作品には驚くべきエピソードがあります。
掲載2週目にして巻末に配置されるという、ジャンプ史上類を見ない早さでの事実上の打ち切り宣告を受けました。
しかし、そのダークで衝撃的な内容が読者の心をつかみ、ファンレターが殺到。
予想外の人気が出たことで連載延長の会議にかけられるほどでしたが、最終的に10話で完結しました。

わずか10話ながらカルト的な人気を獲得し、後年の続編やリメイクにつながる巻来先生の代名詞的な作品のひとつです。

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ゴッドサイダー(1987年〜1988年)

連載期間:週刊少年ジャンプ、約1年半、全6巻

巻来功士先生の最大の代表作として知られるダークファンタジーアクションです。
太古から人知れず繰り広げられてきた、神の側の人間「ゴッドサイダー」と悪魔の側の人間「デビルサイダー」の壮絶な闘いを描きます。
主人公は神と悪魔の両方の血を持つ特異な存在として、この宿命的な戦いに身を投じていきます。

『メタルK』の打ち切りから約13か月後に連載が開始され、約1年半の連載を果たしました。
単行本の増刷がかかるほどの人気を獲得し、巻来先生の収入面でも大きな転機となった作品です。

後に続編『ゴッドサイダーセカンド』が青年誌で連載されるなど、シリーズとしても展開された巻来ワールドの集大成と言える作品です。

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ザ・グリーンアイズ(1989年)

連載期間:週刊少年ジャンプ

『ゴッドサイダー』に続いてジャンプで連載された作品ですが、短期間で連載が終了しました。
巻来先生にとってジャンプでの最後の連載作品となり、この後は青年誌へと活動の場を移していくことになります。

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ミキストリ -太陽の死神-(1990年〜1995年)

連載期間:スーパージャンプ、全13巻

少年誌から青年誌へと活動の場を移した巻来先生が、月刊(のちに隔週刊)の『スーパージャンプ』で連載した長編作品です。

アステカの神官の皮膚を移植されたことで超人的な能力を得た主人公が、誘拐された妻を探しながら「太陽の死神」ミキストリとして暗殺者の世界で戦う物語です。
全13巻にわたる巻来先生のキャリアにおける最長の連載作品であり、青年誌ならではのハードな展開と緻密なストーリー構成が光ります。

2009年から2010年にかけて『週刊コミックバンチ』で続編『ミキストリII -太陽の死神-』(全4巻)も連載されました。

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ゴッドサイダーセカンド(2004年〜)

連載期間:週刊コミックバンチ他、全16巻

代表作『ゴッドサイダー』の正統続編として、青年誌で連載された作品です。
前作のダークファンタジーの世界観を引き継ぎながらも、より成熟したストーリー展開を見せました。
全16巻と、巻来先生の作品の中でも長期にわたる連載となりました。

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FAKE WORLD(2021年〜)

連載期間:LINEマンガ(毎週金曜日配信)、全4巻

2039年を舞台に、ロシアに突如出現した巨大昆虫と戦うために最前線に送り込まれる「労働調整児」たちの姿を描いたSFアクションです。
親の顔も知らず、労働力としてのみ生まれた若者たちが戦火の最前線に立つという設定は、日本の社会問題を痛烈に風刺した問題作として注目されました。

デジタルプラットフォームでの連載という新しい形態に挑戦した意欲作です。

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その他の作品

上記以外にも、巻来先生は多くの作品を手がけています。

  • ニューカマー〜来るべき者達〜(REVENGER METAL-K2)(2008年〜2009年、週刊コミックバンチ):『メタルK』のリメイク的作品
  • たそかれの夢(1998年)
  • 迷宮魔術団(2001年)
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自伝漫画『連載終了!』とジャンプ黄金期の裏側

2016年にイースト・プレスから出版された『連載終了! 少年ジャンプ黄金期の舞台裏』は、巻来功士先生が自らのジャンプ時代を赤裸々に描いた自伝漫画です。

1980年代から90年代にかけてのジャンプ黄金期、連載漫画家たちがどれほど過酷な競争の中にいたのかが生々しく描かれています。
『ドラゴンボール』『北斗の拳』『ジョジョの奇妙な冒険』といった怪物級の作品が居並ぶ中で、表紙や巻頭カラーを勝ち取ることすら極めて困難な環境でした。

巻来先生は同書の中で、次々と変わる担当編集者に同じ言葉をかけられる孤独感や、相性の合わない編集者との苦悩、読み切りで高い評価を得ても連載に結びつかない葛藤など、漫画家としての苦闘を包み隠さず語っています。

巻末には元ジャンプ編集長・堀江信彦氏との対談が収録されており、「100コマの法則」などの具体的な制作技法にも触れられています。
漫画業界の内側を知ることができる貴重な資料として、漫画ファンだけでなく業界関係者からも高い評価を受けました。

この作品は、巻来先生のキャリアを語る上で欠かせない一冊であると同時に、漫画家という職業の厳しさと、それでも描き続ける情熱を伝える名著です。

巻来功士の漫画界への影響

巻来功士先生が漫画界に残した影響は、決して小さくありません。

まず挙げられるのは、少年誌におけるダークホラーアクションの先駆者としての功績です。
『メタルK』や『ゴッドサイダー』に代表される作品群は、少年漫画の枠組みの中でホラーやオカルトの要素を大胆に取り入れ、読者に強烈な印象を与えました。
これらの作品は「トラウマ漫画」として後世に語り継がれ、ファミコン世代の読者たちの記憶に深く刻まれています。

また、巻来先生は原哲夫先生のアシスタント出身であり、その系譜の中で独自の画風を確立しました。
緻密で力強い描線は原先生ゆずりでありながらも、オカルトやダークファンタジーという独自のジャンルに昇華させた点に、巻来先生ならではの個性があります。

さらに、自伝漫画『連載終了!』で漫画業界の裏側を描いたことは、後に続く「漫画家漫画」というジャンルにも影響を与えたと言えるでしょう。
漫画家自身がその苦悩や業界の実態を作品として発表するという姿勢は、多くの読者に漫画家という職業への理解を深めるきっかけを与えました。

巻来功士は引退する?今後の展望

巻来功士先生は2025年時点で67歳を迎えていますが、引退の気配は全く見られません。

2025年にはクラウドファンディングで『メタルK Legend 復活編』の発刊プロジェクトを成功させ、初の単独原画展も開催するなど、むしろ活動の幅を広げている印象です。
従来の出版社による連載だけでなく、LINEマンガでのデジタル連載やクラウドファンディングによる自主出版など、時代に合わせた多様な発表形態を積極的に取り入れています。

X(旧Twitter)での情報発信やイベント参加など、ファンとの距離を縮める取り組みにも意欲的です。
デビューから40年以上が経過してもなお、新しいことに挑戦し続ける姿勢は、ジャンプ黄金期の激戦を生き抜いた不屈の精神そのものと言えるでしょう。

今後もクラウドファンディングやデジタルプラットフォームを活用した新作発表が期待されます。
巻来先生の代名詞であるダークホラーアクションの新たな展開に、引き続き注目です。

まとめ

巻来功士先生は、ジャンプ黄金期に『ゴッドサイダー』『メタルK』といったダークホラーアクションの名作を生み出し、短期打ち切りという逆境にも屈せず40年以上にわたって漫画家として活動を続けています。

2025年には『メタルK Legend 復活編』のクラウドファンディング成功や初の単独原画展の開催など、67歳を迎えてなお精力的な活動を見せています。
自伝漫画『連載終了!』では漫画家としての苦闘を赤裸々に語り、業界の裏側を知る貴重な一冊として高い評価を得ました。

デジタル時代にも柔軟に対応しながら新たな挑戦を続ける巻来功士先生。今後の活動からも目が離せません。

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