岩代俊明先生の『PSYREN -サイレン-』は、超能力「PSI(サイ)」に目覚めた若者たちが、死のゲーム「サイレン」を通じて荒廃した未来の世界と向き合っていくSFバトル作品です。
週刊少年ジャンプで2007年から2010年にかけて連載され、全16巻・全145話で完結。
タイムトラベルとPSIバトル、そして「世界を滅ぼす脅威の正体」を巡るミステリー要素が絡み合う密度の高い構成で、根強い人気を誇ります。
2026年にはアニメ化も控え、あらためて注目が集まっている一作ですね。
そんな『PSYREN』を語るうえで、ファンなら一度は考えてしまうのが「結局いちばん強いPSI能力者は誰なのか」という問いです。
この記事では、原作漫画の描写・能力設定・作中の戦績をもとに、独自の視点で強さランキングを整理しました。
ただ本作は、「純粋な火力」で測れるキャラもいれば、盤面全体を裏から操る黒幕タイプ、さらには個体戦闘の物差しそのものが通用しない宇宙規模の存在まで登場します。
そこで本記事では、単純な1位〜25位の羅列にはせず、別格枠(ランキング外)+本体ランキングTOP25(SS〜Cのランク別)+番外枠(非戦闘)という多層構造で整理しています。
「純火力」「総合力」「到達点」「盤面支配力」といった強さの種類を切り分けて見ていくことで、この作品の絶妙なパワーバランスがより立体的に見えてくるはずです。
なお、順位や評価は公式が定めたものではなく、原作の描写をもとにした筆者の独自考察である点を、先にお断りしておきますね。
この記事は『PSYREN -サイレン-』の物語の結末や、ラスボス・真の黒幕の正体に関わる重大なネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
PSYRENの強さランキング一覧
まずは全体像を一覧表で確認しましょう。別格枠、本体ランキング(SS〜Cのランク別)、番外枠の順で整理しています。
| ランク | 順位 | キャラクター |
|---|---|---|
| 別格(環境脅威・ランキング外) | — | クァト・ネヴァス |
| 別格(真の黒幕・ランキング外) | — | ミスラ |
| SSランク(本体三強・到達点クラス) | 1〜3位 | 夜科アゲハ/天戯弥勒/グラナ |
| Sランク(ノヴァ勢・星将上位) | 4〜7位 | 夜科朱鳥/雨宮桜子/ジュナス/ウラヌス |
| Aランク(主力・前線アタッカー) | 8〜13位 | 望月朧/天樹院フレデリカ/天樹院カイル/八雲祭/雹堂影虎/朝河飛龍 |
| Bランク(星将中下位・敵幹部) | 14〜19位 | シャイナ/ヴィーゴ/ドルキ/億号/霧崎兜/天樹院シャオ |
| Cランク(搦め手・サポート層) | 20〜25位 | 碓氷/天樹院マリー/太河/真名辰央/ヴァン/イアン |
| 番外(非戦闘・物差し外) | — | カプリコ/天樹院エルモア/ネメシスQ/夜科フブキ |
ここから、それぞれの層を詳しく見ていきます。まずはランキングの前提となる「強さの物差し」を押さえておきましょう。
ランキングの前に知っておきたい3つのポイント
『PSYREN』の強さを比べる前に、本作ならではのルールを3つだけ整理しておきます。
ここを知っておくと、順位の理由がぐっと分かりやすくなります。
- PSIは複数系統に分かれる
超能力PSIには、念動力系の「バースト」、身体強化系の「ライズ」、精神干渉系の「トランス」といった系統があり、キャラごとに得意分野が異なります。
さらに複数系統を完全に融合させた究極形態が「ノヴァ」で、これに到達したキャラは一段上の領域に立ちます。 - 「星将」と「グリゴリ号数」は別の体系
敵組織W.I.S.E.(ワイズ)の戦闘序列が「星将(第1〜第7)」、研究機関の被験体番号が「グリゴリ号数」で、この2つは一致しません。
号数は情報源によって表現に幅があるため、本記事では「〜とされる」とやわらかく扱っています。 - 覚醒・進化キャラは「到達点」で評価
夜科アゲハ、雨宮桜子、望月朧のように、覚醒・進化の前後で戦闘力が激変するキャラがいます。
本記事では原則として、最終的にたどり着いた「到達点」の強さで順位づけしています。
なお、設定の細部は情報源によって表現が異なる場合があります。本記事では原作準拠を基本に、断定しづらい点は「とされる」などの表現でやわらかく扱っています。
それでは、まずは強さの物差しでは測れない「別格枠」から見ていきましょう。
別格枠:ランキングに入れられない2つの存在
本体ランキングに組み込んでしまうと、他のすべてのキャラとのバランスが崩れてしまう。
そんな「別格」の存在が本作には2人います。物語の真の黒幕ミスラと、その正体である宇宙規模の脅威クァト・ネヴァスです。
多くの競合記事はクァト・ネヴァスをそのまま最強1位に据えますが、本記事では「個体戦の物差しの外にいる環境脅威」と「盤面支配・相性で頂点に立つ黒幕」として、あえて層を分けて扱います。
クァト・ネヴァス
「星を喰う者」の異名を持つ、人類誕生以前から存在するとされる宇宙規模の生命体です。
その正体は、超巨大隕石「ウロボロス」(直径150kmを超えるとされます)の内部に内蔵された流動体で、力が弱まるたびに転生し、捕食した星が新たなウロボロスになるという循環を持つとされます。
能力・戦闘スタイル
ウロボロス内部の物質が地球全体を薄い膜のように覆うことで、大気中にPSIを混入させ、荒廃した「サイレン世界」を生み出します。
ウロボロスそのものは、クァト・ネヴァスの力や意思を地球へ届けるための「アンテナ」に近い装置として描かれ、本体は地球に直接降り立つのではなく、ミスラという代弁者を通じて計画を進めるのが特徴です。
個体同士の殴り合いではなく、星の生態系ごと作り変えて捕食する「天災・環境規模の作用」そのものが本体だと言えます。
力が弱まれば転生を繰り返し、喰らった星が次のウロボロスへと変わっていく。
この終わりのない捕食の循環こそが、他のどのキャラとも次元が異なる恐ろしさです。
ランキング理由
作中の個体戦闘の物差しでは測れない別格の存在です。
純戦闘力トップ格のグラナと、不死・再生を軸に君臨した天戯弥勒。
この二人が力を合わせても、できたのは「討伐」ではなく「地球圏から追い出す(ウロボロスという器を破壊する)」ことまでで、しかもその代償に両者とも命を落としました。
つまり作中最強クラスが二人がかりで挑んで、ようやく“追い返す”のが精一杯だったわけです。相手を倒し切れず引き分けにすら持ち込めない。
勝敗という物差しそのものが通用しない相手であるため、ランキング外の「環境脅威の別格枠」として隔離するのが妥当だと判断しました。
多くの競合記事がこの存在を単純に「最強1位」として並べますが、本記事ではあえて“個体戦の外にいる脅威”と位置づけ、盤面で頂点に立つミスラとも層を分けています。
ミスラ
PSYRENでミスラが初めて出た時性別がわからなくて「もし男だったらがっかりだ」「男だと思ってその時に備えよう」とか言ってたら男の娘妄想が思いの外捗って未来の世界で普通に巨乳のミスラが再登場した時になぜか少しがっかりしたことならある pic.twitter.com/TgukgtEHmu
— yoriwo (@yorivvo) January 19, 2017
本作の真の黒幕にして、実質的なラスボスです。
長い髪の細身の人物で、一人称は「僕」。
表向きはW.I.S.E.に属し、首魁・天戯弥勒の側近として助言を与える立場を装っていました。
能力・戦闘スタイル
軸となるのは、未来の分岐を先読みする予知能力「かがり火」です。
ただ未来が見えるだけでなく、枝分かれする選択肢を読み切って相手の取れる手をあらかじめ潰していく、いわば「詰み盤面」を作る使い方をするのが厄介なところ。
ここに、遠隔地の相手へテレパシーを飛ばし夢を介して誘導する精神操作、物質をブロック状に切り分けて分解する即死級の一撃、そして致命傷からも立ち直る再生能力が加わります。
純粋な火力で殴り合うタイプではなく、「未来予知+精神干渉+物質分解」という搦め手に、クァト・ネヴァス由来のメタ的な優位を重ねて戦う存在です。
何より、W.I.S.E.が設立されるよりも前から物語の裏で糸を引き、首魁の弥勒すら手駒として動かしていた点で、その盤面支配力は作中随一と言えます。
ミスラの正体は、クァト・ネヴァスの一部である「約束の涙」を手にしたことで、その器=化身・代弁者となった存在です。
長らくラスボスと目されていた天戯弥勒ですら、実はミスラに操られていた「駒」にすぎませんでした。
「弥勒こそが最後の黒幕」と見せかけて、その背後に真の首謀者がいたという二段構えの構造こそ、本作最大の仕掛けです。
最終決戦では、「約束の涙」を取り込みクァト・ネヴァスと同化して本性を現しますが、「吸収・増幅」を本質とするアゲハの暴王の月とは相性が最悪で、力ごと飲み込まれて消滅しました。
ランキング理由
黒幕としての格・盤面支配力は作中最上位ですが、勝ち方はあくまで「予知と相性」であって、真正面からの純粋なパワー勝負ではありません。
事実、クァト・ネヴァスと同化して物質破壊の光線まで手にしながら、最終決戦では「吸収・増幅」を本質とするアゲハの暴王の月に、力ごと呑み込まれて消滅しています。
つまり、あれほど盤面を支配していたミスラでも、相性の悪い相手一人に当たっただけで敗れ去ってしまうわけです。
三強(アゲハ・グラナ・弥勒)と同じ火力の物差しで並べるのは無理があるため、「盤面支配力という別軸での最上位」として別格枠に置きました。
純火力・総合力ではなく“盤面と相性”で頂点に立つ黒幕。
この立ち位置こそがミスラというキャラの本質だと考えています。
本体ランキングTOP25
ここからが、別格枠を除いた強さランキング本体です。
第25位から第1位へと、下位から順に紹介していきます。下から積み上げていくことで、頂点に立つキャラの凄みがより際立つはずです。
強さ第25位 イアン
腕の確かなキュア(治癒)の専門家で、エルモア組の回復役ヴァンの師にあたる人物です。
厳密にはエルモア・ウッドの所属ではなく、指導者マツリ(八雲祭)の知人という立場とされます。
性格・背景
ぶっきらぼうな物言いですが、内面は面倒見のいい実力者。
本音では平穏に暮らしたいと考えているとされます。
マツリから未使用の赤い電話カードを受け取ったことをきっかけに、サイレンの漂流者となりました。
能力・戦闘スタイル
治癒系PSI「キュア」の使い手で、医学では治せない怪我や病も治療できるとされます。
攻撃的な技は持たない、純粋な治癒特化型です。
ランキング理由
直接の戦闘実績はなく、生存者の救出など救命面での貢献が中心です。
純サポート役という立ち位置から、本体では最下位クラスの第25位としました。
とはいえ、戦線を支える治癒能力の高さは物語上きわめて重要な価値を持っています。
強さ第24位 ヴァン
PSYREN 70話
— ぴんきー (@laughtele) July 8, 2024
ちょ、脳がパンクするって!!!
祭と影虎さんの最後いいな……沢山の人類を救ってくれてありがとう。
ヴァンくん😭
まだ9歳?とかで自分も不安まみれだろうにみんなに希望を……偉すぎるよ😭 pic.twitter.com/fwhec2tBWF
エルモア・ウッド出身の、幼くして強力なキュアを操る少年です。
無口・無表情な性格で、心臓の弱いエルモアばあさんの付き添い役を務めています。
性格・背景
物静かな少年ですが、荒廃したサイレン世界(未来)では、絶望した生存者を励まそうと大声で喋ったことをきっかけに、正反対の明るくお喋りな性格へと変化するとされます。
能力・戦闘スタイル
治癒系PSI「キュア」に加え、他者のPSIの素質を見抜く力も持ちます。
周囲の複数人を同時に治療でき、脳と心臓以外なら失われた体を完璧に再生できるほどの高い治癒力を持つとされる、パーティの継戦力を大きく左右する存在です。
ランキング理由
複数同時治療と高度な再生という支援能力は一級品ですが、直接の火力は持たない純サポート型です。
イアンと同じく戦闘の物差しでは測りにくいため、回復役の枠として第24位に置きました。
強さ第23位 真名辰央(まな たつお)
朝河飛龍(ヒリュー)の後輩で、通称タツオ。
元は病弱な少年でしたが、禁人種(きんじんしゅ)に改造されて銃使いのPSI能力者となった、数奇な経歴の持ち主です。
性格・背景
生まれつき病弱で、頑強な飛龍にヒーロー像を重ねて憧れていました。
サイレンドリフトになった後に禁人種に拉致され、自らも禁人種へと改造されてしまいます。
一時は敵の命令下でサイレン世界の人間を手にかけていましたが、アゲハの「暴王の月」を受けたことで核の機能が停止し、自我を取り戻しました。
能力・戦闘スタイル
禁人種化によって、バーストを溜め込んで強力な弾丸として撃ち出す銃を扱います。
後にはバーストで具現化した2丁拳銃やライフルも使用する、本作では珍しいガンアクション寄りの戦い方が持ち味です。
ランキング理由
遠距離からのバースト弾という尖った火力を持ちますが、戦績の描写は限定的です。
飛び道具型の異色枠として第23位としました。なお、彼は敵組織ネオ天草のメンバーでも「光輪」の使い手でもなく、あくまで飛龍の後輩という独立した立ち位置のキャラです。
強さ第22位 太河(たいが)
未来のサバイバー組織「ネオ天草」に属するサイキッカー(戦闘員)です。
黒い帽子と無表情な顔が特徴の男性で、統治者・碓氷に忠実に従っています。
性格・背景
碓氷を「天草四郎の生まれ変わり」と信じて心酔しており、その正体を見抜いていた同僚の億号とは対照的に、疑うことなく主に付き従います。
組織の一戦闘員として描かれる、比較的マイナーなキャラです。
能力・戦闘スタイル
バースト系PSI「光輪(チャクラム)」の使い手で、光の刃を飛ばして攻撃する飛び道具型です。
この光輪は、たとえPSIで造られたものであっても、触れれば切断・破壊してしまう鋭さを持つとされます。
しかも放たれる閃光が目くらましを兼ねるため、遠距離からの牽制と攻撃、視界潰しを一手にこなせるのが持ち味です。
ランキング理由
遠隔攻撃型としての器用さはありますが、アゲハとの戦いでは「暴王の月」に圧倒されて戦意を失い降参したとされ、後にはネオ天草へ攻め込んだジュナスに討たれています。
原作での戦績描写そのものは乏しく、ネオ天草の戦闘員としては中位という位置づけです。
切断と目くらましを兼ねる光輪の実力を評価しつつ、獣型バーストで押し切る億号などと比べると格は控えめなため、第22位に置きました。
強さ第21位 天樹院マリー
天樹院マリー/PSYREN
— Dogether🦭🪄🃏 (@_rzo) June 14, 2022
もちろん成長後。これ以上は物語の核心に触れてしまうので是非作品を見ましょう。あててんのよ。 pic.twitter.com/PrwKhUw45w
エルモア・ウッド出身の、そばかす顔の内気な少女です。
コロニーの家事全般を担い、控えめで優しい性格の持ち主。
アゲハに想いを寄せ、彼に「プログラム」の技術を教えた人物でもあります。
性格・背景
普段は物静かですが、芯の強さも持ち合わせています。
W.I.S.E.の拠点「根(ルート)」襲撃時には、一目惚れした敵のヴィーゴに拉致されるという展開も経験します。
能力・戦闘スタイル
テレキネシス(念動力)の使い手で、PSIの動きを自動制御する「プログラム」技術を精密に運用します。
家事の自動化に使う程度から、未来では巨大な岩を軽々と操る領域まで力を伸ばすとされる、後方支援・技術担当型です。
ランキング理由
正面戦闘の描写は多くありませんが、雨宮桜子とともにネオ天草の統治者・碓氷を撃破する戦果を挙げています。
技術面でパーティを支える要として、第21位としました。
強さ第20位 碓氷(うすい)
未来のサバイバー組織「ネオ天草」を築いた統治者・独裁者です。
白髪長髪で右目に眼帯をした老人で、物語のネオ天草編におけるボス格として立ちはだかります。
性格・背景
元は政府が関与する裏の仕事に携わっていた際にサイレンドリフトとなり、「未来を知る」存在になりました。
「転生の日」の後は、天草四郎時貞の生まれ変わりの予知能力者を自称し、独裁政治を敷きます。
ただしこれは自称であり、側近の億号には「碓氷は真の予知能力者ではない」と見抜かれています。
能力・戦闘スタイル
実際のPSIはトランス特化型です。
触れた物の過去を読む「時読の右手」、触れた相手のPSIを封じるアンチ・サイキック「狂流の左手」を軸に、相手の記憶を消す「消去(デリート)」、有線トランスを蜘蛛の巣状に広げて束縛・記憶破壊する「デリート・スパイダー」などの搦め手を操ります。
ランキング理由
正面から殴り合う戦士型ではなく、記憶操作と組織運営で立つ指揮官タイプです。
雨宮桜子とマリーに敗れ、その後ネオ天草に侵攻してきたジュナスには一方的に討たれるなど、純粋な戦闘力は上位戦闘員に及びません。
独裁者としての格と搦め手の厄介さを評価し、第20位に置きました。
強さ第19位 天樹院シャオ
天樹院シャオ(PSYREN) pic.twitter.com/5aqKNQ26Ky
— 京ちゃん (@keithyan926) July 4, 2021
エルモア・ウッド出身の、中国風の服をまとった礼儀正しい少年です。
冷静沈着な性格で、仲間のマリーに想いを寄せています。
性格・背景
落ち着いた気配りのできる人物で、サイレン世界(未来)では長身の美青年へと成長するとされます。
能力・戦闘スタイル
周囲のPSIの流れを感じ取る近接・索敵型の使い手です。
相手の思考をトランス波として読み取り本性を見抜く「心羅万招(しんらばんしょう)」、白い蛇を具現化して残留思念から持ち主の居場所を特定する「風導八卦白蛇(ホワイトフーチ)」、相手のPSIを無効化する「陰陽心羅(おんみょうしんら)」など、情報戦・対能力戦に特化した技を操ります。
ランキング理由
直接火力は控えめですが、読心・索敵・PSI無効化というユーティリティは総合バランスに優れます。
シャイナの襲撃時に雨宮を救助するなど、戦闘サポートで存在感を発揮しました。
搦め手の器用さを評価して第19位としました。
強さ第18位 霧崎兜(きりさき かぶと)
軽い性格の青年で、アゲハたちの仲間の一人です。
視力が高く身軽で、当初はトラブルメーカー気味でしたが、希少な能力によって幾度も窮地を切り抜けます。
性格・背景
女好きな一面もある調子のいい青年ですが、物語を通じて心境が変化し、能力を伸ばしていきます。
後日談的な描写では戦場カメラマンとなり、危険地帯を無事に潜り抜ける「奇跡の男」と呼ばれるようになるとされます。
能力・戦闘スタイル
数秒先に迫る「死の脅威」を光として視覚的に捉える、希少な幻視系能力「脅威(メナス)」を持ちます。
心の中に存在する「ヨヨ」と連携し、危険を事前に察知して回避するのが持ち味です。
後には殺意(敵意)そのものを察知する方向へ進化したとされます。
ランキング理由
基礎的な攻撃出力は高くないとされますが、数秒先の危険を可視化するメナスは作中でも極めて希少で、格上相手でも致命の一撃を避けられる点が最大の強みです。
「当てさせない・死なない」という回避・生存特化型として、第18位に置きました。
強さ第17位 億号(おくごう)
ネオ天草の武力を支える上位戦闘員です。
バンダナとマントをまとい、濃い髭をたくわえた中年男性で、統治者・碓氷の右腕的な立ち位置にいます。
性格・背景
碓氷が真の予知能力者でないことを早くから見抜きながらも、「碓氷なしではネオ天草は成り立たない」と割り切り、横柄な態度をとりつつ従うという、組織全体を俯瞰する策士的な判断力の持ち主です。
碓氷を心酔して信奉する同僚の太河とは対照的に、内心では碓氷を食えない古狸と見透かしていた点に、彼のしたたかさがよく表れています。
マリーに初対面でいきなりプロポーズする豪快な一幕もありました。
能力・戦闘スタイル
ネオ天草の武力の中核を担うパワー型で、ライオンを思わせる巨大な獣型バースト「オルガゥス」を造り出して戦います。
この獣を身にまとうように操って敵へ突進する機動力と、太い四肢による打撃のパワーを兼ね備えているのが持ち味です。
さらにオルガゥスの口からは砲撃「鬼哭砲(きこくほう)」を撃ち放って遠距離の相手を吹き飛ばし、腹に響く雄叫びで相手を怯ませて動きを止めるなど、近接・遠隔・威圧の三拍子がそろっています。
獣型バーストひとつで機動力・破壊力・制圧力を一手に担う。
ネオ天草の戦闘員の中では頭一つ抜けた出力を誇る、生粋のパワー型と言えます。
ランキング理由
ネオ天草陣営では、直接戦闘力が最も高いパワー型として描かれます。
獣型バーストによる突進とパワーは、まさに組織の武力の要と呼ぶにふさわしいものでした。
ところが、ネメシスQの主を抹殺しようと碓氷に同行して主人公勢と衝突した際、億号はカイルの空間操作「マテリアル・ハイ」で組み上げられた巨大な檻に丸ごと封じ込められ、力を出す間もなく降参へ追い込まれてしまいます。
真っ向勝負なら手強いパワー型でも、行動そのものを搦め手で封じられると脆い。
その弱点が露呈した一戦でした。降参後は、曲がりなりにも人々の心を掴んだ碓氷にネオ天草の自治を託すよう働きかけ、自らも統治に尽力するという“武”だけでない一面も見せます。
しかし最終的には、ネオ天草へ侵攻してきた第2星将ジュナスに為す術なく討たれてしまいました。
純粋な出力は敵側戦闘員でも屈指ながら、格上の搦め手やW.I.S.E.幹部の前では及ばない。
この立ち位置を踏まえ、ネオ天草の実力者として第17位に置きました。
強さ第16位 ドルキ
ドルキさんが活躍するPSYRENはいいぞ〜 pic.twitter.com/YSQoaTzSMu
— トナカイ【鹿肉食べました】 (@tonakaimaster) October 19, 2020
W.I.S.E.の戦闘序列「星将」の第7星将(ウラヌス・ヴィーゴ加入前は第5星将とされる)で、特別警備小隊を率いる隊長です。
性格・背景
極めて傲慢で好戦的、かつ短気な性格で、自分の意向にそぐわない相手は部下でも容赦しないため、他の星将からも腫れ物のように扱われているとされます。
長い銀髪と鳥のバイザー状の装いが特徴です。
能力・戦闘スタイル
狙った任意の場所に爆発を起こすPSI「爆塵者(イクスプロジア)」の使い手です。
光・熱・衝撃を組み合わせた強力なバーストで、一度に約20メートル規模の爆発を、射程150メートルほどの範囲で自在に起こせるとされます。
しかも単なる破壊力にとどまらず、相手のPSIの発現を妨害・撹乱する効果も併せ持つため、能力者相手にはとりわけ厄介です。
全力時には自身を半径10メートルほどのバーストの塊で包み込む「星船形態」へと変貌し、全方位を無差別に爆撃する要塞のような姿になります。
遠隔・広範囲の高火力に対PSI妨害まで一手に担う、攻撃的な面制圧型と言えます。
ランキング理由
遠隔・広範囲の高火力に対PSI妨害まで兼ね備え、能力単体のポテンシャルは侮れません。
しかし戦績を追うと、その傲慢さと短気さが足を引っ張る場面が目立ちます。
かつてはアゲハの「暴王の流星」を受けて片腕を失い、序列を降格させられたうえ、窮地に陥ったところをシャイナの転送によって救出されたという経緯を持ちます。
返り咲いた後も、第4回目のゲームではカイルのマテリアル・ハイに超圧縮バーストを防ぎ切られ、隙を突かれてイルミナの核をほぼ同時に破壊されて消滅しました。
高い爆撃能力を持ちながら、格上相手には慢心と短慮で自滅していく「能力は強いが自滅型」の典型として、星将の中では下位の第16位に置きました。
強さ第15位 ヴィーゴ(鬼瀬鋭二)
W.I.S.E.の第5星将で、天戯弥勒の演説に応じて後から組織に加入した実力者です。
加入前は殺人を「芸術」と称して繰り返していた元サイコキラーとされます。
性格・背景
どもりながらの特徴的な話し方をし、「家族」という繋がりにコンプレックスを抱いていることが示唆されます。
拠点「根」の襲撃時に、敵であるマリーに一目惚れしてしまうという意外な一面も見せました。
能力・戦闘スタイル
あらゆる物質と自身の肉体を同化させ、その内側へ潜り込む能力「潜航師(ゾーン・ダイバー)」の使い手です。
飛来する武器や弾丸すら瞬時に自分の身体と同化させて受け流せるため、近接・遠隔を問わず物理攻撃がほとんど通用しません。
さらに応用技「潜航師・傀儡(フリークドール)」では、手足を異常に伸ばしたり、離れた場所に手足を生み出したり、同化した壁の中から無数の手足を出現させて操ったりと、間合いも姿も掴ませない変幻自在の攻めを見せます。
正面から殴り合うより、捕捉されない不気味さで相手を追い詰める暗殺者的な搦め手型です。
ランキング理由
物理攻撃が通りにくい防御・回避能力と、間合いを読ませない傀儡の搦め手は、格下相手には非常に厄介です。
もっとも、彼の退場はその強さよりも「家族」への渇望に彩られています。拠点「根(ルート)」の襲撃時に一目惚れしたマリーを、真の黒幕ミスラが新たな器にしようとした際、ヴィーゴはこれに反発してマリーを庇い、立ち向かいました。
しかし格の違うミスラの前に一方的に敗れ、イルミナの核を抜き取られて、マリーに看取られながら命を落とします。
同化・傀儡というトリッキーな能力の厄介さは本物ですが、幹部格には届かなかった星将中位相当の実力として、第15位としました。
強さ第14位 シャイナ
W.I.S.E.の第4星将(ウラヌス・ヴィーゴ加入前は第3星将とされる)で、PSI研究を担当する女性です。
星将の中では比較的常識的で、組織内の調整役を務めることもあるとされます。
性格・背景
常に飄々と笑顔を絶やさず誰にでも丁寧に接しますが、格下と見なした相手には露骨に見下した態度をとります。
プライドが高く、傷つけられると冷静さを崩す一面も描かれます。
能力・戦闘スタイル
瞬間移動系のPSIの使い手で、自身だけでなく周囲の物体・人間までまとめて離れた場所へ転送できます。
切り札は、狙い定めた六角柱状の空間を丸ごと別の場所へ飛ばす「六方転晶系(ヘキサゴナル・トランスファー・システム)」。
その射程は上空数千メートル規模・平面でも数十キロ規模に及ぶとされ(小説版ではおよそ3920キロもの瞬間移動が可能と描かれるほど)、対象を戦場から一瞬で消し去ってしまいます。
加えて、自身の周囲の空間そのものを破壊することもでき、味方の救出から敵の隔離まで、空間を介したあらゆる仕事をこなせる汎用性の高さが武器です。
ランキング理由
彼女の恐ろしさは、殴り合わずに盤面そのものを作り替えてしまう点にあります。
3度目のゲームでは、窮地に陥っていた第7星将ドルキを転送で瞬時に救出してみせ、4度目のゲームでは飛龍を上空およそ4000メートルへ飛ばし、朧を実験層(イルミナス・フォージ)へ送り込むなど、味方の援護と敵の無力化を転送一つで同時にこなしました。
直接火力に頼らず戦況を支配するこの戦術は、単純なパワー型の星将よりも一段“いやらしい”強さと言えます。
一方で、終盤には雨宮桜子のノヴァの前に圧倒され、イルミナの核を破壊されて消滅しました。
プライドを折られると冷静さを崩す精神面の隙も踏まえ、星将上位ながら第14位に置きました。
強さ第13位 朝河飛龍(あさが ひりゅう)
サイレンドリフト陣営の前衛アタッカーです。
地久和高校1年生で、身長187cmの大柄な体格から、地元では「ドラゴン」の通り名で知られています。
性格・背景
小学時代は気弱ないじめられっ子でしたが、行方不明になった後輩を探すためサイレンに参加し、強肉弱食の世界で着実に成長していきます。
頑強な肉体と腕力が武器の熱血漢です。
能力・戦闘スタイル
ライズ(肉体強化)とバーストを併用するフィジカル特化型で、通り名「ドラゴン」にちなんだ龍の翼や尻尾を具現化する「ドラゴンテイル」などを武器に戦います。
PSIを繊細に操る「センス」の面では仲間に見劣りするものの、それを補って余りある「ストレングス(純粋な出力・膂力)」で正面から押し切るのが持ち味です。
具現化した龍の尾を叩きつける豪快な近接戦から、翼を使った空中での立ち回りまでこなす、パワー全振りの前衛アタッカーと言えます。
ランキング理由
彼の真骨頂は、常識外れの頑強さです。第4回目のゲームでは、星将シャイナの転送によって上空およそ4000メートルへ飛ばされながらも、バーストで落下の衝撃を和らげて生還し、後輩の真名辰央(タツオ)に救助されました。
数千メートルの落下から生き延びる耐久は、作中でも屈指のタフネスです。
さらに第5回目のゲームでは、味方の行く手を阻む結界的な「膜」を持ち前のストレングスで破壊し、ジュナス側を撤退させる突破口を開いてみせました。
派手な搦め手はなくとも、「落ちても死なず、壁があれば力ずくで壊す」という愚直なまでのパワー&耐久は、前衛として頼もしいものです。純フィジカル型の壁役として、第13位としました。
強さ第12位 雹堂影虎(ひょうどう かげとら)
雹堂影虎(PSYREN)
— vi (veil (@ViviVeil8) July 27, 2018
かっこいい、
めっちゃかっこいい!
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裏社会でトラブルバスター(事件解決屋)として活動するサイキッカーで、指導者・八雲祭の知人です。
「関東最強のライズ使い」を自称する肉体強化型の実力者です。
性格・背景
体中に傷を負い、スーツにサングラスというヤクザ風の風貌ですが、命を救ってくれたマツリを「姐さん」と慕い、22回プロポーズしてすべて玉砕したという逸話の持ち主。
猫とモンブランを好むギャップも描かれます。
能力・戦闘スタイル
高度なライズ(身体能力強化)を軸とする近接戦闘型で、相手の意図を読んで一気に懐へ入り込むスタイルです。
単に力任せなだけでなく、純粋な出力(ストレングス)と繊細な技量(センス)の両面で高い才能を備えているのが、飛龍のようなパワー全振り型との違いです。
加えて、普通の人間なら命を落とすような拷問や致命的なダメージを受けても立ち上がってくる異常な頑強さから、「不死身の影虎」の異名で知られます。
ランキング理由
純粋なライズの到達点に近い使い手で、周囲の実力者から「化け物」と評されるほどの身体能力を誇ります。
それを裏づけるのが、第5回目のゲームでのジュナス戦です。
W.I.S.E.屈指の武闘派である第2星将ジュナスの神刃を相手に、影虎はアゲハとともに真っ向からライズ勝負を挑み、星将上位を相手取れるだけの地力を示しました(最終的には雨宮に庇われる劣勢に追い込まれますが、星将級と近接で撃ち合えること自体が並のベテランではない証です)。
ストレングスとセンスを高い水準で両立し、飛龍を上回る肉体派の完成度を持つ点を評価して、A級ティアの第12位に置きました。
強さ第11位 八雲祭(やぐも まつり)
アゲハや雨宮桜子を支援・指導する立場のベテランで、「マツリ先生」と呼ばれる女性です。
世界的に活動するピアニストという顔も持ち、酒好きで豪快な人物として描かれます。
性格・背景
かつてサイレンのゲームをプレイし、生還した経験を持つ数少ない存在です。
指導者としてアゲハたちの成長を支える、頼れる先達です。
能力・戦闘スタイル
テレキネシス(念動力)と、ストレングス寄りのライズ(肉体強化)を得意とするとされ、状況に応じて使い分けるバランス型です。
世界的ピアニストとして培った繊細なコントロールが、そのままPSIの精密な運用にも活きているとされます。
作中では周囲から「バケモノ」と評されるほどのベテランで、一芸の尖りよりも、経験に裏打ちされた総合的な立ち回りで難局をさばくタイプです。
ランキング理由
最大の看板は、作中で「サイレンのゲームをクリアした唯一の人物」とされる点です。
死のゲームを最後まで生き延びた事実そのものが、彼女の総合力の高さと修羅場度胸を物語っています。
さらに第5回目のゲームでは、W.I.S.E.純戦闘力最強格である第1星将グラナを相手に死闘を繰り広げたとされ、あの怪物と斬り結べること自体が、並のベテランではないことの証左です。
加えて、裏社会でならした雹堂影虎の命を救い、アゲハや雨宮桜子といった主力を導いた指導者としての実績も見逃せません。
実戦経験・実力・育成力のいずれもトップクラスの先達として、A級ティアの筆頭・第11位に位置づけました。
なお、グラナや天戯弥勒級の超越的な別格勢とは、なお一段の階層差があるという見方も添えておきます。
強さ第10位 天樹院カイル
エルモア・ウッド出身の、褐色肌に銀髪の少年です。
自称「エルモア・ウッドの切り込み隊長兼警備隊長」で、エルモア組の前線戦力の一人です。
性格・背景
血気盛んで前のめりな性格の少年ですが、サイレン世界(未来)では長身に成長し、左耳にピアスを着けた姿になるとされます。
能力・戦闘スタイル
空間操作系PSI「マテリアル・ハイ」の使い手です。大気を超圧縮変換して空中にPSIブロックを生成・固定し、立方体や刃状など任意の形状を組み上げて、足場・防壁・罠に自在に応用します。
合図「固定解除(フォールダウン)」でブロックを一斉に落下させれば、圧縮した質量そのものを叩きつける重量攻撃にもなる守りと攻めを一つの能力でこなす、攻防一体の空間制圧型です。
生成したブロックで敵のバーストを受け止め、その硬直の一瞬に反撃を差し込むという「防いで刺す」立ち回りが持ち味です。
ランキング理由
特筆すべきは、第4回目のゲームで見せた対星将の戦果です。
寿命を削って二つ目のイルミナを装備し、超圧縮バーストでアゲハたちを追い詰めていた第7星将ドルキに対し、カイルはマテリアル・ハイでその一撃を防ぎ切り、隙を突いてイルミナの核ごと一瞬で破壊してみせました。
さらにネオ天草の武力の要である億号を、巨大なブロックの檻に丸ごと封じ込めて降参にまで追い込んでいます。
格上の攻撃を空間ごと制御し、質量と搦め手で仕留めるこの戦い方は、単純な火力自慢とは違う怖さがあります。
同じく星将を単独撃破したフレデリカと並ぶ、エルモア組の前線アタッカーとして第10位に置きました。
強さ第9位 天樹院フレデリカ
エルモア・ウッド出身のフランス人少女で、愛称は「フー」。
プライドが高く「紅蓮の女王」を自称する、範囲火力型の前線戦力です。
性格・背景
神戸の貿易商の令嬢とされ、動物の耳のような突起の付いたフードを被っています。
怒ると関西弁になりPSIを暴走させやすい情熱家で、幼少期には癇癪で自宅を半焼させたためエルモアに引き取られたとされます。
能力・戦闘スタイル
発火能力PSI「パイロクイーン」の使い手で、炎を巨大な生物(サラマンダー)の形に凝縮して操る「パイロクイーン・サラマンドラ」を切り札とします。
狭い範囲を焼くのではなく、対象をまとめて灰にするほどの高温・広範囲の火力を一度に叩き込めるのが持ち味で、範囲攻撃としては作中でも屈指の出力です。
バーストを増幅する技術「バーストストリーム」の開発にも関わったとされ、火力の“質”を突き詰めたタイプと言えます。
ランキング理由
評価の決め手は、W.I.S.E.の第3星将ウラヌスとの真っ向勝負です。
ウラヌスは数百メートル規模を丸ごと凍てつかせる氷結の使い手で、彼が地面を凍らせて攻めた場面ではフレデリカも一度は危機感を見せます。
しかし彼女はサラマンドラの最大火力でその氷の防御ごと焼き崩し、星将を撃破してみせました。
相性で言えば「炎で氷を溶かす」有利があったのは確かですが、幹部級の星将を単独で仕留めた実績は、前線組の中でも頭一つ抜けています。
感情が昂ると関西弁になって火力が暴走する不安定さはあるものの、決め手の最大出力は間違いなく星将級に通用する。
その一点を高く評価して第9位としました。
強さ第8位 望月朧(もちづき おぼろ)
サイレンドリフト陣営でアゲハたちと共闘する仲間で、21歳の男性アイドル俳優です。
当初は回復役でしたが、覚醒によって戦闘力が大きく跳ね上がる「化ける」タイプのキャラです。
性格・背景
落ち着いた大人のイメージで売り出していますが、実際はやや幼稚で退屈を嫌い、スリルを好む一面を持つとされます。
能力・戦闘スタイル
当初は回復系PSI「キュア」の使い手でしたが、後にその発展形とされる「生命融和(ハーモニウス)」を発現します。
ハーモニウスは「生命そのものを創り変えて己の身体に取り込む」能力とされ、禁人種(イルミナ)の肉体を自分の体に融合・操作して戦うスタイルへと大きく変貌します。
廃棄されたイルミナを大量に取り込むほど身体を強化・改造できるため、戦闘が進むほどパワーと再生力が底上げされていくのが特徴です。
回復役から一転して、自らが前線で殴り合える肉体を“作り替えて”手に入れるという、本作でも異色の進化を遂げたキャラです。
ランキング理由
本来のキュアには「応急処置が限界で、自分自身は治せない」という明確な制約がありました。
ところが、星将シャイナから致命傷を負わされた際、朧は廃棄されていたイルミナを咄嗟に己の身体へ取り込むことで生還し、そのままハーモニウスへと覚醒します。
ここが彼の“化ける”瞬間です。到達点で見れば、禁人種を体内に組み込んだ高火力と、傷ついても作り替えて甦る自己再生を両立する存在へと変わっており、もはや回復役という括りでは測れません。
覚醒前の評価に引きずられず、最終的にたどり着いた戦闘力で見るべきキャラとして、第8位に置きました。
強さ第7位 ウラヌス
ウラヌスちゃんと鬼瀬のカップリングどこいってもないんですけどPSYREN最盛期にはあったのかな… pic.twitter.com/J4dJTe8HBD
— とうこ (@touko555666) April 19, 2016
W.I.S.E.の第3星将で、冷気を操るサイキッカーです(グリゴリ号数は03号とされます)。
元は政府の暗殺者だったとされ、長いコートとマフラーが外見的な特徴です。
性格・背景
劣勢に立たされても決して戦いから引かない、気高い戦士として描かれます。
第1星将グラナへの強い対抗心も見せます。
能力・戦闘スタイル
冷気を自在に操るバースト「氷碧眼(ディープ・フリーズ)」の使い手です。
両足をスケート靴の刃のように変えて氷上を高速で滑り回り、氷の槍や凍結銃を次々と形成して間合いを問わず攻め立てます。
凍結の規模も桁違いで、数百メートル四方を対象に、燃え盛る炎や周囲の森ごと一瞬で凍りつかせるほど。
奥の手「グラシアル・ウォール」は、標的を丸ごと氷漬けにして機能停止させる大技です。
近距離の斬り合いから遠距離の面制圧まで、氷ひとつで完結できる汎用性の高さが強みです。
ランキング理由
広域制圧・足止め・遠近対応をすべてこなす面制圧型で、範囲・出力ともに星将上位にふさわしい水準にあります。
実際、かつては第1星将グラナに返り討ちにされた過去を持ちながら、その後もグラナへの強い対抗心を燃やし続けるなど、上位を意識できるだけの実力者として描かれています。
最終的には炎のフレデリカに敗れましたが、これは「氷は高火力の炎に弱い」という相性の問題が大きく、能力そのものの広域制圧力を否定する結果ではありません。
劣勢でも決して退かない戦士としての気高さも含め、Sランクの一角・第7位に位置づけました。
強さ第6位 ジュナス
PSYRENの星将ジュナスさんは、表現規制反対派のロリコンなんだお!(違……わない?) pic.twitter.com/EcmB9UhrBG
— トナカイ【鹿肉食べました】 (@tonakaimaster) January 10, 2020
W.I.S.E.の第2星将で、直属の戦闘部隊「スカージ」を率いる武闘派です(グリゴリ号数は05号とされます)。
凶暴・残忍な性格で、作中屈指のライズ使いとして知られます。
性格・背景
弥勒に忠実な幹部で、戦いにおいては容赦がありません。
純粋な武力で主人公勢を正面から圧倒する、W.I.S.E.きっての戦闘要員です。
能力・戦闘スタイル
バーストを刃(ブレード)状に成形して操る「神刃(カミキリ)」の使い手です。
能力自体はシンプルですが、ジュナスの卓越したライズ(肉体強化)と組み合わさることで凶悪さが跳ね上がり、分厚い岩盤すら豆腐のように斬り裂き、刃の長さや太さも自在に伸縮させます。
アゲハが繰り出したバーストの渦「暴王の渦」すら断ち切ってみせたほどで、防御ごと両断する切れ味が持ち味です。
技のバリエーションも豊富で、無数の炸裂刀を空間にばら撒いて包囲する「毘沙門・叢」、刀身から遠距離へ刃を撃ち放つ「毘沙門・礫」、刀を高速振動させて切断力を極限まで高める「阿修羅・解」を状況で使い分け、近距離から遠距離、面制圧までを一人でカバーします。
ランキング理由
第5回目のゲームでは、アゲハと「関東最強のライズ使い」雹堂影虎を神刃で同時に圧倒し、絶体絶命まで追い込みました。
さらに地下300メートルに位置する天樹の「根」を、地上から一撃で貫いてみせるなど、破壊力・射程ともに規格外です。
純粋な斬撃火力とライズ精度だけで、ノヴァ未習得の主人公勢を正面から退けた実績は、星将上位ティアの代表格と呼ぶにふさわしいものです。
ただし、同じ第5回目のゲームでノヴァ習得者の朱鳥と激突した際には、星空間とノヴァの前に手も足も出せず抑え込まれています。
この一戦こそ、純武闘派の星将と「ノヴァ勢」との間に一段の壁があることを示す好例で、その差を踏まえて第6位に置きました。
強さ第5位 雨宮桜子(あまみや さくらこ)
本作のヒロインで、アゲハの幼馴染です。
負の人格と妖刀という不安定な要素を克服し、アゲハと並んで究極能力「ノヴァ」を習得した、完成度の高いPSI能力者です。
性格・背景
白瀧高校の生徒で、実戦経験が豊富。
デリートスパイダーによる記憶破壊で精神が不安定化した際、負の人格「アビス(深淵)」が表出し、これを制御下に置くことで戦闘力が段階的に跳ね上がります。
能力・戦闘スタイル
ライズ・トランスに特化した物理戦闘型で、刀・鎖鎌・トンファーといった武器と身体強化を組み合わせ、圧倒的な身体能力で近接戦を制します。
最大の特徴は、本人が苦手とするバースト(念動力)を、別人格「アビス」がまるごと肩代わりする補完構造です。
アビスは桜子が冷徹な戦士であり続けるために切り捨ててきた感情や衝動の集合体とされ、表出すると肌が褐色に変わり、漆黒の鎌を複数展開して宙を舞いながら敵を切り刻む、死神のような戦い方をします。
この二人をつなぐのが、持ち主の内心を映し出す妖刀「心鬼紅骨(しんきべにほね)」で、これを介してアビスを具現化し意思を通わせます。
ノヴァ状態ではトランスの煙で相手の心を読み、その思考の先を突くようにアビスと連携して攻撃を繰り出すとされます。
ランキング理由
「桜子(ライズ・トランス)+アビス(バースト)+妖刀」が三位一体でノヴァとして統合された、作中3名しかいないノヴァ到達者の1人です。
負の人格と妖刀という、本来なら暴走の火種にしかならない不安定要素を、逆に己の力へ組み替えてみせた点が彼女の凄みです。
ネオ天草の統治者・碓氷を(マリーとの連携で)退け、星将シャイナも打ち破るなど戦果も確か。
単純な火力で押すより、心を読む洞察と別人格連携という「完成度・器用さ」で星将級と渡り合えるタイプで、終盤にはアゲハが背中を預けられるパートナーにまで到達しました。
ノヴァ勢の一角として第5位に置きました。
強さ第4位 夜科朱鳥(よしな あすか)
主人公アゲハの実父であり、NASL(航空宇宙科学研究所)の主任研究員・天文学者です。
究極能力ノヴァを習得・体系化し、他者に教授できる数少ない人物として、作中屈指の実力を誇ります。
性格・背景
アゲハとフブキの父で、W.I.S.E.戦力に対する「切り札」的存在として描かれます。
500余名の生存者救助に貢献し、息子アゲハにノヴァを伝授しました。
能力・戦闘スタイル
限定した領域を丸ごと自分の支配下に置く結界系のPSI「星空間(せいくうかん)」を操ります。
領域の外から飛んでくる攻撃は弾き返し、領域内に踏み込んだ相手のPSIは抑え込んで動きを鈍らせる一方、自分だけは自在に動ける。
いわば「戦う土俵そのものを自分に有利な形へ作り替える」能力です。
応用技「星空間・重力特異点」に至っては、重力をねじ曲げて時空を歪め、領域内の時間の流れまで遅くしてしまうとされます(年齢のわりに若々しい外見も、この時間干渉の副次効果と説明されます)。
ここに究極能力「ノヴァ」が乗ることで、領域制圧と身体・PSIの完全融合を同時に成立させ、星将上位に匹敵、あるいは凌駕する到達点に達しています。
ランキング理由
評価の核は、第5回目のゲームでの第2星将ジュナス戦です。
W.I.S.E.屈指の武闘派であるジュナスを相手に、朱鳥はノヴァと星空間を併用して一時は何もさせないほど圧倒したとされます。
純武闘派の星将上位を単独で抑え込める実力者は、主人公勢でもごくわずかです。
ただし、星空間ほどの高度な能力は脳への負荷が極めて大きく、この戦いでも最終的には時間切れで戦闘継続が不能になってしまいました。
「一時的には星将上位を封殺できるが、長くは保たない」
この持続性の課題が、同じノヴァ勢の中での立ち位置を決めます。
瞬間最大出力の高さを取り、ノヴァ勢の最上位として第4位に置きました。
強さ第3位 グラナ
100%晴れ男
— 君の菜は菜澄だ。ヒントをあげた通り、その「菜」の漢字は「ナ」と読むの。読み間違わないで。 (@brotulerz94) September 8, 2019
PSYRENのグラナ pic.twitter.com/Kz9Wvibtn2
W.I.S.E.の第1星将にして、「天修羅のグラナ」の二つ名を持つ組織の戦闘序列トップ格です(グリゴリ号数は01号とされます)。
胎児の段階からPSIを開花させる処置を受けた、W.I.S.E.純戦闘力の最強格です。
性格・背景
物語開始の16年前にグリゴリを脱走し、単独で各地を旅していた過去を持ちます。
感情を消去された機械的な性格で、首魁・天戯弥勒を信頼して従います。
能力・戦闘スタイル
胎児の段階からPSIを開花させる処置と訓練を受け続けた影響で、全PSI能力が極めて高く、中でも純粋なテレキネシスの規模は他の追随を許しません。
代表技「日輪”天墜”」は、空一面の太陽光をテレキネシスでねじ曲げて一点に収束させ、対象を一瞬で超高熱により炭化させる大技です。
使うのが「光」であるため発動から着弾までが極めて速く、回避が難しいうえに広範囲を焼き払える。
射程・速度・威力のどれをとっても隙がありません。
しかもサイレン世界の時点ではテレキネシスがさらに研ぎ澄まされ、本来は溜めが要る天墜を、溜め無しで連発できるまでになったとされます。
攻めだけでなく守りも堅牢で、あの弥勒の生命の樹「峻厳」の串刺し攻撃すら寄せつけない防御力を見せ、弥勒本人を驚嘆させています。
ランキング理由
そのテレキネシス出力を象徴するのが、数百体規模の禁人種を動員しても2ヶ月以上かかるとされる神経制御塔を、たった1分ほどで組み上げてしまったという逸話です。
破壊だけでなく、これほど精密で巨大な構築物を一瞬で作れる出力は、作中でも群を抜いています。
純戦闘力では最強格とみなされることが多く、弥勒との直接対決で敗れたのも「弥勒側が事前に入念な対策を用意していたからこそ」で、何の準備もなければ天墜でグラナが勝っていた、という見方が根強いところです。
つまり“素の殴り合い”ならグラナが上――この評価を踏まえ、総合力の弥勒と純火力のグラナという二軸で頂点を分け合う存在として、SSランクの一角・第3位に位置づけました。
強さ第2位 天戯弥勒(あまぎ みろく)
PSYREN
— ぼーまんだ (@gamizinamanda) July 6, 2016
天戯弥勒がめちゃくちゃ好きだった
#ジャンプそんな漫画あったな選手権 pic.twitter.com/rLGI6CZ9fU
秘密組織W.I.S.E.の設立者・首魁で、長らく本作のラスボス格として君臨した存在です(グリゴリ計画第2期の06号とされ、戦闘序列である星将には含まれない別格の位置にいます)。
性格・背景
幼少期は双子の姉07号とともに実験下に置かれ、18歳の折に脱走した過去を持ちます。
PSI能力を持たない人間を劣等種として見下す思想の持ち主で、グラナやウラヌス、ヴィーゴらを従える組織のトップです。
能力・戦闘スタイル
生命を操るPSI「生命の樹(セフィロト)」の使い手です。
光の巨木を生成し、そこにPSIの種子を撒いて爆発的に発芽させたり、緊急時には瞬時に樹を展開して身を守ったりと、攻防どちらにも樹を活用します。
派生技も多彩で、周囲の人間を串刺しにしながら成長する「峻厳(ゲブラー)」、種を植えつけた相手から生命力を吸い上げる「王国(マルクト)」、奪った生命力で自らの傷を癒やす「美(ティファレト)」、集めた生命エネルギーから新たな命を生み出す「王冠(ケテル)」、球状の障壁で身を包む「生命の門(セフィラ・ゲート)」と、攻撃・操作・回復・防御をひとつの能力系統で完結させる万能型です。
ランキング理由
弥勒の恐ろしさは、この「美(ティファレト)」を軸とした不死・再生にあります。
相手の生命力を奪って自分を回復し続けられるため、真正面からの打ち合いでは削り切ること自体が難しく、時間をかけるほど有利になる搦め手型です。
そして何より、純戦闘力最強格のグラナとの直接対決を制した実績を持ちます。
ただし前述の通り、この勝利は入念な事前準備があってこそのもの。
だからこそ本記事では、「純火力ならグラナ、準備と対策まで含めた盤面での総合力なら弥勒」と切り分け、素の火力ではグラナに一歩譲る点を踏まえて弥勒を第2位としました。
単体の破壊力ではなく、再生と万能性で盤面を支配し切る“総合力の王”という位置づけです。
弥勒は物語終盤、自分がミスラに踊らされていた「駒」に過ぎなかったという真実を知ります。
以後はアゲハ側に転じ、グラナとともにミスラを撃破。
さらにグラナと力を合わせてクァト・ネヴァスを地球圏から追い出し、ウロボロスを破壊して力尽きました。
「敵を倒せば解決」という単純な構図を否定する、物語の重要な構造要素として機能するキャラクターです。
強さ第1位 夜科アゲハ(ノヴァ)
本体ランキングの頂点に置いたのは、究極能力ノヴァに到達した主人公・夜科アゲハです。
「奪い・壊す力」だった彼の能力が「未来へつなぐ力」へと転換していく過程こそ、本作の物語そのものだと言えます。
性格・背景
サイレンゲームの参加者(ドリフター)側で、組織W.I.S.E.と敵対する物語の中心人物です。
当初は「破滅的に暴力的な能力」を持つ、容赦のない主人公として描かれます。実父は、第4位に挙げた朱鳥です。
能力・戦闘スタイル
バースト系PSI「暴王の月(メルゼズ・ドア)」の使い手です。
周囲のPSIやエネルギーに反応して、それを吸収しながら膨張していく黒い球状のバーストを作り出します。
派生技も豊富で、球を小型化・高速化して敵を貫く「暴王の流星(メルゼズ・ランス)」、飛来する攻撃を自動で切り裂く円盤形態、複数の月を自分の周囲に回して弾幕ごと防ぐ「暴王の渦(メルゼズ・ヴォルテクス)」など、攻防を一手にこなします。
ただし序盤は、あまりに破壊的な力を制御しきれずに持て余しがちで、しかも発動時の脳への負担が大きい「燃費の悪さ」が明確な弱点でした。
「奪い、壊す力」でしかなかったこの能力を、いかに御していくかが物語序盤の大きなテーマでもあります。
ランキング理由
その弱点を根本から覆したのが、終盤に実父・朱鳥の指導で習得した究極能力「ノヴァ」です。
ノヴァは「人間とPSIを細胞レベルで完全に融合させ、肉体の限界を超える力」とされ、これによってアゲハは燃費の悪さと制御難を同時に克服し、肉体と暴王の月を一体化させて別次元の出力へと到達しました。
ノヴァ状態では、かつては一発ごとに負担の大きかった「暴王の流星」を複数同時に展開できるようになるなど、質・量の両面で桁が変わります。
そして何より、暴王の月は「吸収と増幅」を本質とするため、力で押してくるパワー型の強敵ほど相性面で優位に立てるのが最大の武器です。
序盤の“暴走する破壊力”が、終盤には“あらゆる力を受け止めて呑み込む器”へと反転していく。
この能力の意味の転換こそが物語の核であり、その到達点として作中で実質最強格にまで昇りつめた点を最重視して、本体第1位に置きました。
最終決戦でアゲハは、クァト・ネヴァスと同化したミスラのバースト波を難なく防ぎ、暴王の月でミスラを飲み込んで撃破しました。
破壊の象徴だった彼の能力が、真の黒幕を吸収して世界を救う決定打に転じる展開は、本作屈指の名場面です。
能力を酷使したアゲハは一時植物状態に陥りますが、仲間の呼びかけによって復活し、物語は大団円を迎えます。
番外枠:非戦闘・物差し外の重要キャラ
最後に、強さを番号で測るのが難しい「非戦闘」の重要キャラを4名まとめて紹介します。
戦闘描写がほとんどない一方で、物語の根幹を支える存在ばかりです。
彼らを無理に番号順へ押し込むと実態を誤らせてしまうため、別枠で解説します。
カプリコ(八星理子)
W.I.S.E.の第6星将(ウラヌス・ヴィーゴ加入前は第4星将とされる)で、禁人種(タヴー)の研究・開発を担当する少女です。
星将唯一の紅一点で、最年少とされます。
自身が描いた絵・イメージを実体化させる能力「創造者(クリエーター)」の持ち主で、作中に登場する野生の禁人種の多くは彼女が生み出したものとされます。
正面戦闘での戦績はほとんど描かれておらず、直接の戦闘要員というより研究・開発(生産)型の星将です。
禁人種という「戦力そのもの」を量産できる点で組織に与える影響は極めて大きく、最終決戦後はジュナスとともに星将唯一の生存者となりました。
純粋な個人戦闘力ではなく「戦略的価値」で評価すべき、非戦闘の別格寄りの存在として番外に置きました。
天樹院エルモア
伊豆の孤児院「エルモア・ウッド」を運営する、大富豪の霊能力者の老婆です。
サイレンの真実究明に5億円もの懸賞金をかけ、行き場を失ったPSI持ちの子供たちを引き取って育ててきました。
未来を予知する幻視のPSI「千年万華鏡(せんねんまんげきょう)」と、有線トランスを用いた読心術を操りますが、いずれも情報・予知系で直接戦闘用の能力ではありません。
心臓が弱く、キュア使いのヴァンをいつも連れています。
望月朧の繋がりでアゲハと知り合い、彼にバースト・ストリームを教授した「師」でもあります。
高齢・非戦闘で戦闘力の物差し外ですが、物語の情報・予知の要として比重は大きい人物です。
ネメシスQ
ネメシスQが打つ最適にして(アゲハたちにとって)最悪の一手…#PSYREN pic.twitter.com/vY64q0w0FZ
— 拗烈苦 (@dj_poor) April 30, 2018
サイレンのゲームの進行を管理する、「サイレンの使者」と呼ばれる神出鬼没の怪人です。
異形の仮面をかぶり、あらゆる場所に突如出現・消滅します。
その正体は、グリゴリ07号のPSI「ネメシス」に人格や行動原理を組み込んだPSIプログラムです。
赤いテレホンカードを与えて人々をサイレン世界に誘い、未来の情報を漏洩したサイレンドリフトを抹殺する制裁機能を持ちます。
戦闘用のバトル型ではなく、ゲームの主催・監視・制裁を担うシステム的な存在のため、戦闘力ランキングでは物差しの外として番外扱いとしました。
なお、創造主であるグリゴリ07号は天戯弥勒の双子の姉であり、ネメシスQそのものは07号ではなくその創造物である点に注意が必要です。
夜科フブキ
主人公アゲハの姉で、24歳のOLです。両親が不在の夜科家で、アゲハの保護者代わりを務めています。
粗暴な言動が目立つものの、家族思いの一面もある人物です。
PSI能力や戦闘描写はなく、あくまで一般人という立ち位置です。
第4回目のゲームでアゲハたちが行方不明になった後は、マスコミに追われながらエルモア・ウッドへ避難し、子供たちの世話をします。
戦闘の物差しの外にいる、物語の生活基盤を支える番外枠のキャラとして紹介しました。
まとめ
【🌸ビジュアル公開🌸】
— アニメ化速報さん (@Anisoku_san) March 28, 2026
『PSYREN -サイレン-』
放送時期:2023年10月
ティザービジュアル第2弾が公開されました。
夜科アゲハ:安田陸矢
雨宮桜子:風間万裕子
朝河飛龍:武内駿輔
望月朧:斉藤壮馬
霧崎兜:野津山幸宏
公式アカウント:@PSYREN_official
👇情報源はリプライにて👇 pic.twitter.com/3KvvmZ2E6v
『PSYREN -サイレン-』の強さランキング、いかがでしたか。
本記事では、個体戦の物差しでは測れない環境脅威クァト・ネヴァスと、盤面と相性で頂点に立つ真の黒幕ミスラを別格枠に隔離したうえで、本体三強として夜科アゲハ(ノヴァ)・天戯弥勒・グラナを据える多層構造で整理しました。
面白いのは、この三強がそれぞれ違う「強さの軸」で頂点を争っている点です。
純火力なら第1星将グラナ、不死・再生を軸にした総合力なら設立者・弥勒、そして物語の到達点としてはノヴァに達したアゲハと、見る軸によって序列が入れ替わる余地があります。
さらに「弥勒こそ最後の黒幕」と見せかけて、その裏にミスラという真の首謀者を置いた二段構えの構造は、本作最大の仕掛けとして今なお語り継がれています。
そこにノヴァ勢の朱鳥・桜子、W.I.S.E.星将層、未来のサバイバー組織ネオ天草、エルモア組の前線アタッカーたちが加わることで、『PSYREN』のパワーバランスは驚くほど立体的になっています。
あなたが「最強」だと思うPSI能力者は誰でしょうか。
2026年のアニメ化で、暴王の月や日輪天墜、生命の樹といった名バトルが動く姿を見られるのが今から楽しみですね。
ぜひご自身の推しキャラと照らし合わせながら、原作を読み返してみてください。
PSYRENの強さに関するよくある質問(FAQ)
最後に、『PSYREN -サイレン-』の強さについてよく寄せられる疑問にお答えします。
PSYRENで一番強いキャラは誰ですか?
物語の到達点で見れば、究極能力ノヴァを習得した主人公・夜科アゲハが実質最強格です。「吸収と増幅」を本質とする暴王の月で、真の黒幕ミスラを飲み込んで撃破しました。ただし純粋な火力では第1星将グラナ、総合力では設立者・弥勒を推す声もあり、見る軸によって最強候補が入れ替わるのが本作の面白さです。なお公式の序列ではなく、作中描写をふまえた独自評価である点はご了承ください。
ラスボスは誰ですか?弥勒が黒幕じゃないの?
長らくラスボスと目されていたのはW.I.S.E.設立者の天戯弥勒ですが、実は彼も操られていた「駒」にすぎませんでした。真の黒幕は側近を装っていたミスラで、その正体は星喰いの存在クァト・ネヴァスの化身・代弁者です。「弥勒=最後の黒幕」と見せかけて、その背後に真の首謀者を隠していた二段構えの構造が、本作最大の仕掛けになっています。
クァト・ネヴァスとは何者ですか?
「星を喰う者」と呼ばれる、人類誕生以前から存在するとされる宇宙規模の生命体です。超巨大隕石「ウロボロス」の内部に内蔵された流動体で、その物質が地球を覆うことで荒廃した「サイレン世界」を生み出しました。個体同士の戦闘ではなく、星そのものを捕食する天災・環境規模の脅威のため、本記事では個体戦の物差しの外にある「別格枠」として扱っています。
クァト・ネヴァスは倒せたのですか?
完全に「討伐」することはできませんでした。最強格のグラナと弥勒が二人がかりでも、できたのは「地球圏から追い出す(ウロボロスを破壊する)」ことまでで、その代償に両者とも力尽きています。討伐不能級の脅威であることが、この存在を別格として扱う最大の理由です。
「星将」と「グリゴリ号数」は何が違うのですか?
「星将」はW.I.S.E.の戦闘序列(第1〜第7の7名)で、「グリゴリ号数」は研究機関の被験体番号です。この2つは別々の体系で、必ずしも一致しません(たとえばグラナは第1星将で01号、ジュナスは第2星将で05号とされます)。号数は情報源によって表現に幅があるため、本記事では細部を断定せず「〜とされる」とやわらかく扱っています。
アゲハの「暴王の月」はどのくらい強いのですか?
周囲のPSIに反応して吸収・膨張する黒い球状のバーストで、「吸収と増幅」を本質とします。序盤は制御が難しく脳への負担が大きい「燃費の悪さ」が弱点でしたが、ノヴァ習得によってこれを克服しました。相手のPSIそのものを取り込む性質のため、パワー型の強敵ほど相性面で有利に立てるのが最大の強みで、最終的にはクァト・ネヴァスと同化したミスラすら飲み込んでみせました。
ノヴァを習得したのは誰ですか?
作中でノヴァに到達したのは、夜科アゲハ・雨宮桜子・夜科朱鳥の3名とされます。ノヴァは「人間とPSIを細胞レベルで完全に融合させ、肉体の限界を超える力」とされ、これに達したキャラは星将上位に匹敵〜凌駕する領域に立ちます。この3名が本記事でも上位(1位・5位・4位)に並んでいるのは、ノヴァという到達点の格の高さを反映した結果です。








