スパイ、殺し屋、超能力者、秘密警察。
さまざまな裏の顔を持つキャラクターたちが活躍する『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』。
遠藤達哉先生による本作は、偽りの家族が本物の絆を紡ぐホームコメディでありながら、迫力ある戦闘シーンや手に汗握る頭脳戦も大きな魅力です。
本記事では、作中に登場するキャラクター30名を対象に、戦闘能力・実績・特殊能力・影響力などを総合的に評価した強さランキングをお届けします。
純粋な身体能力だけでなく、スパイとしての総合力や組織を動かす権力なども考慮した独自のランキングとなっています。
※本記事には『SPY×FAMILY』原作漫画およびアニメの重大なネタバレが含まれます。未読・未視聴の方はご注意ください。
強さランキング一覧
| ランク | 順位 | キャラクター名 |
|---|---|---|
| SSランク | 1〜3位 | ヨル・フォージャー、店長、ロイド・フォージャー |
| Sランク | 4〜6位 | 日本刀使いの殺し屋、フィオナ・フロスト、ユーリ・ブライア |
| Aランク | 7〜10位 | マシュー・マクマホン、弟切、鎖鎌のバーナビー、シルヴィア・シャーウッド |
| Bランク | 11〜15位 | ギンピー、東雲、マーサ、ボンド・フォージャー、キース・ケプラー |
| Cランク | 16〜21位 | クロエ、エドガー、アーニャ・フォージャー、ヘンリー・ヘンダーソン、ビル・ワトキンス、フランキー・フランクリン |
| Dランク | 22〜30位 | ドノバン・デズモンド、WISE局長、ヴィルカー局長、レオナルド・ハプーン、デミトリアス、ダミアン、メリンダ、ベッキー、オルカ |
強さ第30位 オルカ・グレッチャー
その③オルカ・グレッチャー pic.twitter.com/P6FzVhxw8Y
— アズマ (@R18azma) August 3, 2025
東国裏社会の一大勢力「グレッチャーファミリー」のボスの娘で、豪華客船編のキーパーソンです。
性格・背景
グレッチャー家は「義をもって裏社会を治める」というモットーを掲げる組織であり、オルカもその精神を受け継いだ慈悲深い人物とされています。
見ず知らずの孤児にパンを分け与えるなどの描写があり、優しい性格がうかがえます。
その一方で、裏社会の人間らしい度胸も持ち合わせており、恐怖に動揺する部下を落ち着かせる精神的な強さも見せています。
元部下レオナルド・ハプーンによる内部抗争で夫と親族の大半が殺害され、組織は完全に壊滅しました。
グレッチャーの血族として唯一生き残ったオルカには莫大な懸賞金がかけられ、国内外のプロの殺し屋から命を狙われる立場となりました。
一人息子グラムの未来を守るため、顔を整形し「シャティ・グレイ」という偽名を使って亡命を決意しています。
能力・戦闘スタイル
特筆すべき戦闘能力はなく、一般人と同等の身体能力です。
整形と偽名を使った身元隠蔽の知恵は持っていますが、自身を守る術はほとんどありません。
ただし、極限状況でも母親として息子を守り抜こうとする覚悟と判断力は備えています。
作中での活躍・戦闘実績
豪華客船プリンセス・ローレライでは、ハプーンが雇った多数の殺し屋に命を狙われる立場でした。
ガーデンから派遣されたヨルとマシューによって護衛され、足掛け3巻分にまたがる長大なエピソードの中心人物として描かれています。
元部下ゼブの身を挺した防御やヨルの圧倒的な戦闘力によって追手は全滅し、最終的には小型ボートで脱出して第三国への亡命に成功しました。
別れ際にはヨルに抱きつき、息子の未来を繋いでくれたことへの深い感謝を伝えています。
なお、元部下ゼブがオルカへの秘めた想いから献身的にサポートする一方、彼が両親に連絡したことでヒットマンに居場所が露見してしまうという展開もあり、オルカを取り巻く人間関係の複雑さが描かれています。
ランキング理由
戦闘能力は皆無であり、完全に護衛される側の存在です。
ただし、物語を動かすキーパーソンとしての役割は大きく、ヨルが殺し屋としての使命を見失いかけていた中で「家族を守りたい」という初心を思い出させた人物でもあります。
同じ母親という立場からヨルと深い共感を結び、ヨルが本気で戦うきっかけを与えた重要な存在です。
強さ第29位 ベッキー・ブラックベル
イーデン校1年3組の生徒で、大手軍事企業ブラックベルCEOの令嬢です。
アーニャの親友として物語に欠かせない存在となっています。
性格・背景
高慢でわがままな一面がある一方、友達想いの優しい性格を持っています。
父親が軍事企業のトップであるため、ピンク色の戦車や戦闘機をご褒美として贈られるなど、一般的な子どもとは異なる環境で育っています。
自宅の犬小屋がアーニャの部屋より広いとされるほどの超富裕層です。
学業成績は上位20%(学年46位)と優秀で、その後の試験では38位まで順位を上げており、頭の回転の速さにも定評があります。
アーニャとの友情は、入学初日にアーニャがダミアンを殴った際、「ベッキーの足を踏んだから」と庇ったことがきっかけで芽生えました。
アーニャがあだ名ではなく本名で呼ぶ数少ない人物の一人であり、互いに深い信頼関係を築いています。
年齢に似合わずドロドロした恋愛ドラマを好んだり、ロイドに一目惚れして積極的にアプローチしたりと、個性的で物語のコミカルな場面を彩る存在でもあります。
能力・戦闘スタイル
6歳の一般的な子どもであり、戦闘能力は持っていません。
ヨルに憧れて弟子入りを志願した描写はありますが、実際に武術を習得したわけではありません。
ただし、年齢に不相応な機転の利く知性と、危機的状況でも冷静さを失わない判断力を備えています。
作中での活躍・戦闘実績
バスジャック事件では、極左組織「赤いサーカス」の残党ビリー・スクワイアによる人質事件に巻き込まれました。
アーニャが考えたSOSメッセージの代筆を担当し、自身の学生証と家族コード(ブラックベル家独自の緊急連絡手段)を活用して外部への救助要請に貢献しました。
この機転の利いた行動により、アーニャ・ダミアン・ビルとともにステラを獲得しています。
ランキング理由
戦闘力は6歳児の範囲内ですが、危機的状況での冷静な判断力と機転は評価に値します。
護衛役のマーサ・マリオットが元軍人の凄腕であり、ベッキー自身の安全はマーサによって守られています。
また、軍事企業CEOの令嬢という立場がもたらす社会的な後ろ盾も、広い意味での「強さ」の一要素といえます。
強さ第28位 メリンダ・デズモンド
国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの妻であり、デミトリアスとダミアンの母です。
愛国婦人会の会長を務めています。
性格・背景
表面上は明るく社交的な上流階級の夫人として振る舞っており、買い物好きで料理上手な一面も持っています。
しかし、息子ダミアンに対しては極めて複雑な心理を抱えています。
アーニャが読心した際には、過度な愛情と同時に厭悪が混在する矛盾した感情が描写されており、「愛している」という想いと冷淡な態度が入り混じる謎めいた人物です。
バスジャック事件では息子を案じて現場に駆けつけ、無事を知ると涙を流す母親らしい一面を見せましたが、ダミアンが「泣いてしまった」と告白した途端に態度が急変し、ドノバンに知られることを優先するなど、母性よりも夫への恐れが上回る場面も描かれています。
ファンの間では二重人格説やスパイ説など、さまざまな考察がなされている謎多き人物です。
近年の原作では、精神科のカウンセリングを受ける描写があり、その中でドノバンについて衝撃的な告白をしています。
「人の心が読める」「本物のあの人はもういない」といった発言からは、夫が超常的な能力を持つ可能性が示唆されており、物語全体の謎に深く関わるキーパーソンとなっています。
能力・戦闘スタイル
特殊な戦闘能力はなく、一般人としての身体能力しか持っていません。
ただし、常人離れした観察眼と独特の感性を持ち合わせているとされ、ヨルの規格外の身体能力を目の当たりにしても恐れるどころか「面白い」と評する稀有な人物です。
作中での活躍・戦闘実績
直接的な戦闘描写はありません。
ヨルとはデパートでの偶然の出会いをきっかけに親交を深め、ママさんバレーなどを通じて親密な関係を築いています。
ヨルへの感謝の言葉をかけつつも、その裏には恐怖と興奮が入り混じった複雑な表情を見せるなど、ヨルの正体に対して何か察している可能性も示唆されています。
ランキング理由
戦闘力は皆無ですが、国家統一党総裁の妻という立場から生じる社会的影響力は無視できません。
ドノバンの秘密を知り得る立場にあること、WISEの調査対象となっていること、そしてヨルとの関係を通じて物語の鍵を握る可能性が極めて高い人物です。
今後の展開次第では、物語全体の構図を大きく動かす存在になり得ます。
強さ第27位 ダミアン・デズモンド
イーデン校1年3組の生徒で、ドノバン・デズモンドの次男です。
オペレーション〈梟〉のプランBの要となる重要人物でもあります。
性格・背景
表面的には高慢でプライドが高い少年ですが、内面は歳相応の良い子です。
父ドノバンに認められたいという強い動機を持ち、目の下にクマを作りながら夜遅くまで勉強するなど努力家でもあります。
兄デミトリアスが先にインペリアル・スカラーの称号を得ていることもあり、兄に対して劣等感を抱いているとされています。
学業成績は優秀で、前期中間考査で学年総合11位、歴史では学年首席を獲得しています。
一方で国語(古語)が苦手で50点しか取れず、科目別クラス編成ではアーニャと同じFクラスに配属されるなど、弱点もはっきりしています。
他者の長所を素直に認められる一面や、困っている級友にさりげなくジュースや差し入れをする優しさも持ち合わせており、表面上の傲慢さとは裏腹に、仲間からの信頼は厚い人物です。
アーニャとの関係は、入学初日に殴られたことから始まり、典型的なツンデレの関係を築いています。
アーニャの型破りな行動に振り回されつつも、次第に意識するようになっており、ファンの間でも人気のある組み合わせです。
能力・戦闘スタイル
6歳の一般的な子どもであり、戦闘訓練を受けた描写はありません。
特殊能力も持っていません。
ただし、年齢に不相応な勇気と判断力を備えており、危機的状況で自らを犠牲にしてでも仲間を守ろうとする精神的な強さが際立っています。
サッカーが得意で運動面での素質もうかがえます。
作中での活躍・戦闘実績
バスジャック事件では、極左組織「赤いサーカス」の残党ビリー・スクワイアによる人質事件に巻き込まれ、首に爆弾を取り付けられるという極限状況を経験しています。
内心では死や後遺症への恐怖を抱えながらも、テロリストの気を引くために自ら囮となり、アーニャとベッキーが救助メモを投げる時間を稼ぎました。
この勇敢な行動により、事件後にステラを獲得しています。
ドッジボール対決では、1年4組のビル・ワトキンスの豪速球からアーニャを庇う場面があり、仲間を守るために自らの身を挺する姿が印象的です。
戦闘能力こそ持ちませんが、逆境で発揮される勇気と自己犠牲の精神は、作中の子どもキャラクターの中でも突出しています。
ランキング理由
戦闘力は6歳児の範囲内ですが、危機的状況での勇気と冷静な判断力は高く評価できます。
デズモンド家の次男という立場から、オペレーション〈梟〉の成否に直結する物語全体の鍵を握る人物です。
父ドノバンとの関係改善がロイドの任務達成に不可欠であり、アーニャとの友情がその突破口となる可能性が高いことから、物語上の重要度は極めて高い人物といえます。
強さ第26位 デミトリアス・デズモンド
デミトリアス・デズモンド !
彼は本当に最高!🖤 pic.twitter.com/e92L2rxZqP— ⏳Ludmilla J.🌺Viterbi🤞🌼 (@GreatSapphire6) January 22, 2024
イーデン校中等部2年生で、ドノバン・デズモンドの長男です。
皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)に選ばれた秀才です。
性格・背景
父ドノバンとは「連絡を取り合っているわけではない」と本人が述べており、関係は疎遠とされています。
弟ダミアンの証言によれば、幼少期は父から付きっきりで勉強を教わっていたようですが、現在は距離を置いています。
ギョロ目と下まつげが特徴的な外見で、寡黙な印象の少年です。
内面は極めて特異で、弟ダミアンや父ドノバン、ひいては人間そのものに対して「わからない」という困惑を抱えていることが示唆されています。
感情表現が極端に乏しく、他者との交流範囲も極めて狭いとされています。
ただし弟ダミアンに対しては、問いかけに最低限の応答はする程度の接し方を見せており、完全な無関心ではないことがうかがえます。
母メリンダとは一定の関係を保っているとされ、原作16巻の表紙では幼少期のデミトリアスがメリンダに寄り添う姿が描かれています。
能力・戦闘スタイル
特殊な戦闘能力は持っていませんが、知的能力は作中屈指のレベルです。
期末試験では数学・歴史・物理で首席、生物・第一外国語・第二外国語で次席を獲得し、一度に6つのステラを獲得するという異例の成績を収めています。
ほぼ全科目で満点に近い得点を叩き出す超秀才であり、文武両道の才覚を持つとされています。
作中での活躍・戦闘実績
戦闘に関わった描写は一切ありません。
あくまで学業エリートとして描かれています。
ただし、家族との食事シーンでは、父ドノバンの許可がなければ食事に手をつけない従順さを見せる一方、内心では父への根本的な疑問を抱え続けているという複雑な姿が描写されています。
ロイドやWISEからは直接的な監視対象とはされていませんが、デズモンド家の長男という立場上、今後の物語展開で重要な役割を果たす可能性が高い人物です。
ランキング理由
戦闘力は一般的な中学生の範囲内ですが、アーニャの読心術が通じにくいという極めて興味深い特性を持っています。
アーニャが初めて彼の心を読もうとした際、思考がまったく聞こえず、ようやく聞き取れた内容も「父上がわからない」「弟がわからない」「人間がわからない」という空虚なものでした。
母メリンダがドノバンについて「人の心が読める」と語っていることと合わせ、デミトリアス自身がプロジェクト〈アップル〉と関連する存在なのではないかという考察も根強く存在します。
人間離れした知性と感情の欠落から「非人間説」を唱えるファンもおり、今後の展開次第では評価が大きく変わる可能性があります。
強さ第25位 レオナルド・ハプーン
元グレッチャーファミリーの部下で、内部抗争を自ら仕掛けて組織を丸ごと乗っ取った人物です。
東国内で戦争を望む「開戦派」の一員とされています。
性格・背景
「義をもって裏社会を治める」というグレッチャー家のモットーとは対照的に、戦争を積極的に推進する勢力に属しています。
原作での登場シーンは極めて限定的で、顔や姿がわずかに描かれている程度の謎多き人物です。
内部抗争の詳しい経緯は作中で語られていませんが、抗争自体がハプーンの仕込みであったとされており、周到な計画性と謀略力を持つ人物像が浮かび上がります。
グレッチャーの血族を全滅させることに執着し、組織の完全掌握を目論んでいるとされています。
能力・戦闘スタイル
個人の戦闘能力に関する具体的な描写はありません。
しかし、東国最大級のマフィア組織を内側から崩壊させる謀略力と、莫大な資金力を用いて国内外のヒットマンを大量に雇用できる指揮・統率力を持つタイプです。
直接手を下すのではなく、金と権力で他者を動かすことに長けています。
なお、ファンの間ではハプーンの外見がプロジェクト〈アップル〉に関わった研究員と似ているという指摘もあり、超能力研究との関連を疑う考察も存在します。
作中での活躍・戦闘実績
豪華客船プリンセス・ローレライでは、グレッチャー家の生き残りであるオルカ母子を抹殺するために莫大な賞金を懸け、国内外から多数の殺し屋を集めて襲撃を指示しました。
オルカの親族が国外脱出の情報を漏らしたことが襲撃のきっかけとなっています。
しかし、これらの刺客はすべてヨル(いばら姫)によって撃退されました。
現在の東国で戦争を望んでいるのは、ハプーンのような裏社会の非合法組織が中心とされています。
ランキング理由
個人の戦闘力は不明ですが、東国最大級のマフィア組織を内部から乗っ取るだけの謀略力と資金力は脅威的です。
ドノバン・デズモンドとは異なる形での「ラスボス候補」として挙げられることもあり、東西の平和を脅かす開戦派の中核的存在として、今後の物語で重要な役割を担う可能性があります。
強さ第24位 ヴィルカー局長
東国の国家保安局(秘密警察/SSS)のトップに君臨する人物です。
初登場は第8話「対秘密警察偽装作戦」で、声優は斉藤次郎さんが担当しています。
年齢は60代前後とされています。
性格・背景
葉巻を吸い、髪をワックスで固め、サングラスをかけたいかにも「ボス」という風貌の持ち主です。
怖い見た目に反してフランクな話し方をするのが特徴で、ユーリをスカウトした理由として「だってかわいいじゃんユーリくん。
なんか犬みたいだし」と語るなど、独特のユーモアを持つ人物として描かれています。
一方で「売国奴には容赦なし」という厳しい一面も併せ持ち、普段の親しみやすさとのギャップが際立つ人物像です。
SSS(State Security Service)は東ドイツの秘密警察「シュタージ」をモデルにしているとされ、その組織のトップとして東国の治安維持に絶大な権限を握っています。
能力・戦闘スタイル
直接的な戦闘シーンは描かれておらず、個人的な戦闘力は不明です。
しかし、秘密警察という強大な権力機関のトップとして、暴行・盗聴・脅迫・拷問といった手段を用いるSSSの全組織を指揮する権限を持っています。
東国の政界にも少なからず影響力を持っているとされ、スパイ狩りや市民の監視といった国内の防諜活動全体を統括しています。
なお、暗殺組織ガーデンにとってはヴィルカー局長ですら依頼人の一人に過ぎないとされており、権力の序列が複雑に絡み合う東国の裏社会構造がうかがえます。
作中での活躍・戦闘実績
前線に出るタイプのキャラクターとしては描かれておらず、組織運営が主な役割です。
ユーリを少尉として採用したエリート人事の裁量権を持ち、部下の成長を見守る上役として描かれています。
組織内では「局長殿」と敬称で呼ばれており、中尉やユーリといった部下を束ねる立場にあります。
ファンの間ではラスボス候補の一人として名前が挙がることもあり、今後の物語展開次第では重要な役割を果たす可能性が指摘されています。
ランキング理由
戦闘力は完全に不明ですが、WISEと敵対する秘密警察のトップという立場から、間接的な権力・影響力は作中でも上位に位置します。
東国の治安維持と防諜活動を一手に担う組織力は、ロイドたちスパイにとって最大級の脅威です。
個人の武力ではなく、組織を通じた「強さ」が評価ポイントとなっています。
強さ第23位 WISE局長
西国諜報組織WISE(西国情報局対東課)の最高責任者です。
本名・コードネームともに不明で、原作漫画でも登場シーンは極めて限定的であり、声と後ろ姿のみが描かれた謎に包まれた人物です。
性格・背景
アニメでは第1話でオペレーション〈梟(ストリクス)〉を黄昏に命じるシーンが印象的です。
西国外務大臣の醜聞証拠処分という大手柄を挙げたばかりの黄昏をねぎらいつつ、間髪入れずに「結婚して子どもをこさえろ、猶予は一週間」という極めて難度の高い指令を下しました。
この無茶な指令にはさすがの黄昏も飲みかけのコーヒーを吹き出して動揺したとされています。
また、黄昏から届いた高額な経費請求書に慌てふためくシーンも描かれており、組織の長としての威厳とコミカルな一面の両方を持つ人物像がうかがえます。
声優には大塚明夫さんが起用されており、渋く低い声が特徴的です。
ファンの間では、黄昏と通信で話す様子が「メタルギアソリッドのスネークが無線通話するシーンのようだ」と話題になりました。
能力・戦闘スタイル
個人的な戦闘力は完全に不明です。
しかし、黄昏やハンドラー(シルヴィア・シャーウッド)を含むWISE全体の作戦承認権・人事権を持つ、組織の頂点に立つ人物です。
オペレーション〈梟〉のように東西の平和に直結する極秘作戦を立案・承認する権限を握っており、その判断は東西関係の行方を左右するほどの重みを持っています。
作中での活躍・戦闘実績
直接的な戦闘シーンは一切描かれていません。
アニメ第1期においても登場はわずか2回程度で、いずれも声のみの出演です。
原作漫画でも局長が姿を現すシーンは他にほとんど見当たらず、その正体は完全なベールに包まれています。
しかし、黄昏に対してオペレーション〈梟〉の各フェイズ(家族構築→入学→懇親会での接触)を段階的に命じる形で、物語全体の方向性を間接的に支配し続けています。
ランキング理由
西国最大の諜報機関のトップという立場から、間接的な影響力はハンドラー以上に大きいとされます。
大塚明夫さんという大物声優の起用は、今後の物語で正体が明かされる重要な展開が待っている可能性を強く示唆しています。
原作でも未だその素顔が描かれていないことから、物語終盤のキーパーソンとなる可能性が高い人物です。
強さ第22位 ドノバン・デズモンド
国家統一党総裁であり、東国の元首相です。
オペレーション〈梟(ストリクス)〉の最終標的にして、物語全体のキーパーソンです。
「東人民共和国きってのタカ派」と称され、西国との戦争準備を進めていると警戒されています。
性格・背景
東国の政財界に絶大な影響力を有し、国家統一党総裁とデズモンド・グループのトップという二つの巨大組織を率いています。
表舞台に姿を見せるのはイーデン校の懇親会(インペリアル・スカラー・ミキサー)のみという極度に用心深い行動パターンを取っています。
学生時代には「人間は嘘をつく生き物だから、戦争は無くならない」という持論を持つ一方で、「他人を理解しようとする努力を怠ってはならない」という意見にも同意を示すなど、単純な悪役とは言い切れない複雑な思想の持ち主です。
妻メリンダの証言によれば、子どもたちが生まれた後に人格が変わり、排他的で怒りっぽくなったとされています。
さらにメリンダはロイドに対してドノバンの正体が「人間ではない」かのような衝撃的な告白をしており、読者の間で大きな議論を呼んでいます。
能力・戦闘スタイル
直接的な戦闘シーンは描かれておらず、個人の身体的な戦闘力は不明です。
政治力・経済力・組織力による間接的な「強さ」が最大の特徴であり、大勢のボディガードを引き連れて行動しています。
しかし近年の展開では、アーニャと同様の読心能力(テレパシー)を持っている可能性が浮上しています。
家族との食事の場面で、ダミアンがまだ口にしていない言葉に対して頷いたり、会話がないにもかかわらず「有意義な時間だった」と発言するなど、相手の心を読んでいるかのような不自然な描写が複数確認されています。
作中での活躍・戦闘実績
優秀な諜報員であるロイドが直接対面してなお「掴みどころのない男」と評するほどの高度な自制心を持っています。
懇親会でロイドと初めて対面した際には「おもしろい人物」という印象を述べましたが、深い情報は一切与えず探り合いの状態を維持しました。
側頭部には「縫い目」のような跡があり、これは過去にはなかったものとされています。
この縫い目がプロジェクト〈アップル〉(ボンドやアーニャを生み出した超能力研究機関)による実験の痕跡ではないかという考察が有力視されており、もし読心能力を持つなら、ロイドのスパイとしての素性がすでに見抜かれている可能性すらあります。
経営危機の企業を救済した実績もあり、「根っからの悪人とは考えにくい」という見方も存在します。
ランキング理由
個人の戦闘力はランキング対象外レベルですが、東西間の戦争を引き起こしかねない政治力・経済力は作中最大級です。
フォージャー家が結成されるきっかけとなった存在であり、物語における「脅威」としての影響力は計り知れません。
さらに読心能力を持つ超能力者説が浮上したことで、単なる政治家以上の「強さ」を秘めている可能性があり、今後の展開次第ではランキングが大きく変動し得る要注目のキャラクターです。
強さ第21位 フランキー・フランクリン
WISEの外部協力者であるフリーランスの情報屋です。
表の顔は東人民共和国の首都バーリントンでタバコ屋を営む店主で、ロイドとは戦争時代に出会って以来10年以上の「腐れ縁」にあたります。
身長166cm、声優は吉野裕行さんが担当しています。
性格・背景
もじゃもじゃヘア(大きなアフロ)に赤縁メガネ、左耳にピアスという独特のスタイルが特徴です。
本名は不明で、「フランキー・フランクリン」はタバコ屋を営む上での偽名です。
ロイドとは「弱みを握り合う」独特の信頼関係を構築しており、仕事仲間を超えた友人のような間柄です。
お人好しで頼まれると断れない性格であり、アーニャやボンドのシッターを任されることも多く、高額報酬で引き受けています。
女性にモテないことを気にしており、モニカ(シガークラブ店員)やケイシー(カフェ店員)への恋愛はいずれも失敗に終わっています。
どの組織にも属さない中立の立場を取っていますが、「東国のやり方が気に入らない」という信念から自国の情報を西国側に提供しているとされています。
ファンの間ではその正体の謎の多さから「裏切り者説」も囁かれていますが、現時点では可能性は低いと考察されています。
能力・戦闘スタイル
荒事は不得手であり、本人も自覚しています。
国際窃盗団との戦闘に巻き込まれた際には、ロイドに対して自分はただの情報屋であり戦闘力はないに等しいと必死に訴える場面が描かれています。
一方で、情報収集・分析能力は作中でもトップクラスであり、ロイドが全幅の信頼を寄せるほどです。
戸籍改変、イーデン校の願書・入試問題の調達、アーニャの出生記録調査など、裏方としての実務能力は極めて優秀です。
また発明家としての側面も持ち、主な発明品には以下のようなものがあります。
- 歯ブラシ型ピストル:スパイグッズの一つ
- 猫型盗聴器C20:野良猫の攻撃で機能停止してしまった
- 猫誘引装置MTTBデコイ:マタタビの効果が予想を超え収拾不能に
- ハイパーロングハンド:猫の身体能力についていけず無用の長物に
- カメラ型ネットランチャー:射程距離が短すぎて役に立たなかった
- 超人外骨格(パワードスーツ):10年の開発期間を費やした最終兵器だが、起動までに15分かかる仕様で、モーターが温まる前にヨルに一撃で破壊されてしまった
- 色が変わるペン、新型小型録音機など
技術力自体はかなりのものですが、開発コンセプトに問題があるためか、実用性は限定的な結果に終わることが多いです。
作中での活躍・戦闘実績
前線での戦闘は基本的に行いませんが、ロイドの任務遂行に不可欠な裏方として数々の功績を残しています。
イーデン校入試に関する情報入手、迷い猫コピの捜索と所在特定、アーニャの入学祝いのサポートなど、活動は多岐にわたります。
密輸組織の壊滅任務ではロイドとともに危険な現場に身を置くこともあり、戦闘力はないながらもロイドの側でなんとかついていく程度の根性は見せています。
単行本裏表紙に掲載される「情報屋フランキーの極秘メモ」では、キャラクターの初期設定や裏話が紹介されており、メタ的にも作品を支える存在です。
ランキング理由
戦闘面では最弱クラスですが、情報戦・諜報活動においてはロイドですら頼りにする不可欠な存在です。
自称「戦闘力ゴミ」ながらも、10年以上にわたり裏方としてロイドの任務を支え続けてきた功績は計り知れません。
発明品の技術力や情報網の広さを総合すると、直接戦闘以外の「強さ」では作中でも独自のポジションを築いています。
ファンからは「裏方は裏方の格好良さがある」と高く評価されているキャラクターです。
強さ第20位 ビル・ワトキンス
イーデン校1年4組(ヴァルト寮)の生徒で、「魔弾のビル」「ポーダムの怪童」の異名を持つ6歳の怪童です。
父親は人民軍陸軍司令部少佐ウェズリー・ワトキンスで、声優は安元洋貴さんが担当しています。
その重厚な声と筋骨隆々の外見から、同級生たちに「おっさん」(ダミアン)、「やな球投げるおじさん」(アーニャ)、「怪物」(ベッキー)と呼ばれることもあります。
性格・背景
紳士的な性格で「女子には手加減する」と語っていますが、実力のある相手に追い詰められると年齢相応にメンタルが崩れる一面もあります。
ドッジボール大会での敗北時には悔しさのあまり暴言を吐きかけ、教師から注意を受けそうになる場面もありました。
幼稚園時代から数々の球技大会を総ナメにしてきた実績があり、得意科目は体育と数学です。
期末テストでは数学で学年2位を記録するなど、頭脳面でも優秀な生徒です。
一方で、仲間への思いやりが深く、危機的な状況で周囲を励ます精神的な強さも持ち合わせています。
能力・戦闘スタイル
6歳にして大人顔負けの筋骨隆々たる体格を持ち、イーデン校のラグビー部顧問アームストロングと互角に力比べ(腕相撲)ができるほどの怪力を備えています。
コート内の敵の位置・気流・湿度を瞬時に計算し、投球軌道を補正する高度な弾道計算能力は子ども離れしています。
片手でどんなボールもキャッチでき、分身のように見える残像を生み出す投球や、急激に軌道を変化させる魔球を投じることもできるとされています。
作中での活躍・戦闘実績
ドッジボール大会では、一度の投球で4人を同時に仕留める圧倒的なパフォーマンスを発揮しました。
急激に軌道を曲げる魔球「スーパースライダーショット」で3組の大半を撃破しましたが、読心術を持つアーニャにボールの軌道を見破られ、最終的には敗北しています。
バスジャック事件では、赤いサーカスの残党による人質事件に巻き込まれた際、銃を向けられる恐怖の中でも怯える同級生たちに大声で励ましの言葉をかけ続けました。
ダミアンからもその胆力を内心で感心されており、仲間を鼓舞する精神的な強さを示しています。
事件後にはアーニャ・ダミアン・ベッキーとともにステラ(星)を獲得しました。
さらに、ヘンダーソン先生が収賄の冤罪をかけられた事件では、最初から先生の潔白を信じて行動しました。
旧校舎北側で発見された「古い建物には不釣り合いな真新しい紙」という重要な証拠を証言し、アーニャたちの調査に協力しています。
この際、ラグビー部顧問と力比べで足止めを行い、アーニャたちが突破する時間を稼ぐという活躍も見せました。
この功績により3つ目のステラを獲得しています。
ランキング理由
同年代では群を抜いた身体能力の持ち主で、大人の体育教師と互角に渡り合える怪力は驚異的です。
しかし、あくまで6歳児の範疇での強さであり、訓練を受けた大人の戦闘員と比較すると戦闘力は限定的です。
バスジャック事件やヘンダーソン冤罪事件での勇敢な行動も評価に含め、この順位が妥当と判断しました。
強さ第19位 ヘンリー・ヘンダーソン
イーデン校の寮長(第3寮セシル)・歴史教師・1年3組担任を務める66歳の教育者です。
「エレガンス」を信条とする紳士として知られており、声優は山路和弘さんが担当しています。
整った口髭と片眼鏡がトレードマークの痩身の老紳士で、学生時代はインペリアル・スカラー(皇帝の学徒)に選ばれた優等生でした。
性格・背景
「エレガンスが伝統を作る。
エレガンスこそが人の世を楽園たらしめる」という揺るぎない信条を持ち、権力にへつらうことを拒否する一本筋の通った行動原理を貫いています。
彼にとってエレガンスとは単なる優雅さではなく生き様そのものであり、たゆまぬ努力によって磨かれるものとされています。
マーサ・マリオットとはイーデン校時代からの旧知の仲で、インペリアル・スカラーの特権であるモーニングティーに彼女を招いたことが交流の始まりでした。
バレエの奨学生だったマーサは戦争の激化により国防婦人軍に志願し、「部隊壊滅」の報を聞いたヘンリーは絶望の末に別の女性と結婚しましたが、マーサは実は生還しており、結婚のわずか1ヶ月後に帰還したという悲劇的な過去を持っています。
通常4年かかる教職課程を3年で取得した秀才でもあります。
能力・戦闘スタイル
戦闘員ではありませんが、毎朝のジョギングで体力を維持しており、66歳としては非常に高い身体能力を保っています。
プライベートでは紅茶を嗜む紳士的な日常を送りつつも、いざというときには年齢を感じさせない力を発揮します。
教育者としての揺るぎない信念と、不正や暴力に対して毅然と立ち向かう精神的な強さが最大の武器です。
作中での活躍・戦闘実績
入学面接試験において、受験生のアーニャとヨルに対して心無い質問を投げかけてアーニャを泣かせた面接官マードック・スワンを、教育者としての矜持を守るために一撃で殴り飛ばすという「鉄拳制裁」を見せています。
この行動によりマードックの後任として初等科クラスの担任に降格されましたが、アーニャを特別合格させるよう取り計らうなど、信念に基づいた行動を貫いています。
バスジャック事件では、極左組織による人質事件に際して危険を承知で食料を届ける役を自ら買って出ました。
犯人ビリーが「娘を弾圧で失った」という過去を語った際にもその背景を深く理解しようとする姿勢を見せ、生徒たちの安全を最優先に毅然と対峙しました。
また、疲弊した生徒への配慮として保養旅行を手配したり、ダミアンとアーニャの関係を茶会で調整するなど、教育者としてきめ細やかな対応も見せています。
ランキング理由
戦闘員ではないものの、66歳で体格の良い相手を一撃で吹き飛ばす腕力は侮れません。
教育者としての人物の格の高さ、危険な状況でも生徒を守ろうとする勇気、そしてインペリアル・スカラーに選ばれた学生時代の実績も含めて、総合的にこの順位に位置づけました。
強さ第18位 アーニャ・フォージャー
フォージャー家の娘(養子)で、謎の研究施設で生み出された被験体007号の超能力者です。
他者の心の声を読む「読心術(テレパシー)」の持ち主で、作中で唯一の超能力者として物語の鍵を握るキャラクターです。
性格・背景
自称6歳ですが、実際は4〜5歳の可能性が指摘されています。
過去に4回の養子縁組に失敗しており、能力が周囲にバレると気味悪がられて捨てられるというトラウマを抱えています。
そのため読心術をフォージャー家の中でも必死に隠し通しています。
ロイドとヨルの正体(スパイと殺し屋)を知りながら家族関係を維持する判断力は、年齢に対して突出しています。
研究施設で生み出された経緯から、試験管ベビーや遺伝子操作によるデザイナーベビーの可能性も考察されていますが、その正確な出自は現時点で明かされていません。
能力・戦闘スタイル
直接的な戦闘能力はほぼ持たない幼児ですが、読心術は作中唯一無二の能力です。
能力発動時には「チチチッ」「パチッ」「バチチ」といった電流のような効果音が発生するのが特徴です。
人間だけでなくボンドなど動物の思考も読み取ることができ、さらにボンドの未来予知映像を心を読むことでビジョンとして受け取ることも可能です。
ただし重大な制約が存在します。
新月の夜には能力が完全に使えなくなる「エクリプス」が発生し、月に一度は無防備な状態になります。
また、任意で能力をオフにすることができないため、人混みでは複数の思考が同時に流れ込み、強い精神的負荷がかかります。
さらに、相手の強烈な負の感情を受け取ると心身に不調をきたすこともあります。
作中での活躍・戦闘実績
キース・ケプラーの爆弾テロ計画では、ボンドの未来予知映像を読み取ることでテロを未然に阻止し、ロイドの死亡という未来を改変することに成功しました。
この功績は表には出ていませんが、戦争の再燃を未然に防ぐレベルの貢献です。
病院のプールでは、溺れている子供の思考を読み取って危機を察知し、ロイドと連携して救助に成功しています。
この出来事がきっかけとなり、最初のステラ(星)を獲得しました。
豪華客船での事件では、マフィア関係者を狙った暗殺者が仕掛けた時限爆弾をテレパシーで察知し、ヨル・ロイドら乗客の命を守ることに貢献しています。
バスジャック事件ではアーニャとダミアンの首に爆弾が取り付けられるという緊迫した状況で、テレパシーにより爆弾が偽物であることを見抜き、パニック状態のダミアンの手を取って落ち着かせる冷静さを見せました。
事件後に2つ目のステラを獲得しています。
ランキング理由
戦闘力という点では最下位クラスですが、読心術による情報収集能力は唯一無二であり、テロ阻止・爆弾察知・溺水救助など、実際に多くの命を救った実績があります。
ボンドとの連携で発揮される危機回避能力、そして敵の思考を丸裸にできるという諜報戦での圧倒的なアドバンテージを考慮し、この順位としました。
成長次第では評価が大きく変わる可能性を秘めたキャラクターです。
強さ第17位 エドガー
スパイファミリーのエドガーと
グレートプリテンダーのエディ見た目が
似過ぎてるだけじゃなくて声優も一緒
やから声も全く一緒で一瞬混乱😇💦 pic.twitter.com/1LsZngDS5r— mii (@m_mii2s) April 12, 2022
東国(オスタニア)の諜報機関に所属するスパイで、複数の部下を従える組織の幹部級の人物です。
声優は斧アツシさんが担当しています。
物語の第1話から登場し、娘カレンを溺愛する二面性を持つキャラクターとして描かれています。
性格・背景
「売国奴を擁護するヤツも売国奴だ」という強硬な対西国思想の持ち主で、穏健派の政治家を庇った部下をサイレンサー付きピストルで躊躇なく射殺する冷酷さを持っています。
自身の任務方針にそぐわない発言は一切許さない独裁的な性格です。
一方で、一人娘のカレンには非常に甘く、仕事のストレスをぶつけることもあるとされています。
カレンはエドガーがスパイであることを知らず、普通の父親だと思っています。
アーニャからは読心術で本心を読まれ、「ほんもののわるいひと」と恐怖されています。
能力・戦闘スタイル
個人の戦闘力よりも、複数の部下を動かして諜報活動を行う指揮能力に長けています。
黄昏が単独行動を基本とするのとは対照的に、多数の部下を引き連れて組織的に任務を遂行するスタイルを取ります。
自らリスクを冒して前線に立つことは少なく、後方から指揮を執る司令官タイプです。
ただし、部下への思いやりは薄く、組織の結束力という点では弱さがあるとされています。
作中での活躍・戦闘実績
第1話では、穏健派外務大臣の弱みを握って失脚させる作戦を展開しましたが、黄昏に証拠書類を横取りされ失敗に終わりました。
この時の作戦内容は「大臣がカツラであることを暴露して人気を失墜させる」というもので、黄昏からは低レベルな作戦と見なされていたとされています。
その後、黄昏への報復としてアーニャを拉致する作戦を実行しました。
しかし、黄昏はエドガーの部下に変装してアジトに単身潜入し、部下たちを全滅させた上でエドガー本人に銃を突きつけています。
娘カレンの平穏な生活を盾に「2度と俺に関わるな」と恫喝され、以降エドガーが黄昏に対して諜報活動を行う描写はなくなりました。
ランキング理由
東国スパイの中では幹部級の地位にあり、複数の部下を動かす組織的な諜報能力は一定の脅威です。
しかし、西国No.1スパイの黄昏には完敗を喫しており、アジトを壊滅させられるという致命的な敗北を経験しています。
個人の戦闘力も指揮官タイプゆえに限定的であり、一流の諜報員とは言い難い評価です。
強さ第16位 クロエ
クロエ可愛いすぎる☺️#SPY_FAMILY #スパイファミリー pic.twitter.com/j5l4aOV8WX
— ガイちゃんNo.63194 (@2nd_46) December 20, 2025
東国の国家保安局(秘密警察/SSS)に所属する局員で、ユーリの部下にあたります。
男性局員が大半を占める保安局の中では珍しい女性職員です。
大学時代はユーリの先輩でした。
声優は鈴代紗弓さんが担当しており、アニメではSeason3のMISSION:48から本格的に登場しています。
性格・背景
猫のようなツリ目にショートヘア(ボブヘア)が特徴的な、中性的な雰囲気を持つ女性です。
大学時代はポニーテールにしていたとされています。
ユーリの飛び級入学(14歳で大学入学)により、年上でありながら部下という立場にあります。
ユーリが大学時代に生意気な態度で姉以外に興味を示さず孤立していた頃から彼を見守ってきた存在です。
ユーリと二人きりの時にはタメ口で話すなど、先輩としての気安さが残っています。
姉が絡むと暴走して危なっかしいユーリの身を案じ、時に厳しく接する頼れる存在として描かれています。
ユーリが錯乱状態で彼女を姉と間違えた際には赤面しながら否定する場面があり、読者の間ではユーリへの恋愛感情があるのではないかと注目されています。
潜入任務の際には「私がアナタの彼女だと言えばいい」とユーリに提案する大胆な一面も見せています。
能力・戦闘スタイル
保安局員としての基本的な戦闘能力と諜報・捜査技術を持っています。
ユーリやロイドのような突出した戦闘力はありませんが、東ドイツの「シュタージ」をモデルとした国家保安局の局員という時点でエリートであり、スパイ狩りや市民の監視といった防諜任務をこなす実力を備えています。
ただし、容疑者の身長が明らかに合わない人物を見逃すなど、実戦経験の浅さを感じさせる場面もあります。
作中での活躍・戦闘実績
「WISE対秘密警察」編(原作MISSION:80付近)で初登場し、下水道でユーリが黄昏との交戦後に倒れた際、彼に肩を貸して撤退させる救援活動を行いました。
戦闘後の混乱した状況下で的確に味方を回収する判断力と行動力を示しています。
MISSION:89では、ユーリの大学時代のエピソードの語り部として登場し、14歳で飛び級入学した当時のユーリの壮絶な学生生活を明かしています。
ユーリが一週間徹夜で勉強に没頭するような無茶をしていた過去を知る数少ない人物として、彼の人となりを深く理解していることがうかがえます。
ランキング理由
保安局員としてのエリート性と実戦での救援実績を評価しました。
男性中心の組織で女性局員として任務を遂行する実力は確かなものがあります。
まだ経験が浅く判断ミスも見られますが、WISE対秘密警察の実戦を経験したことで着実に成長しており、ユーリのサポート役として今後さらなる活躍が期待されるキャラクターです。
強さ第15位 キース・ケプラー
バーリント大学の学生で、東国の過激派学生テロリストグループのリーダーです。
個人の戦闘力は低いものの、テロ計画の立案・実行能力で国家レベルの脅威を与えた危険人物として知られています。
声優は高橋広樹さんが担当しています。
性格・背景
「栄光のオスタニア」の奪還を掲げ、10年前に終結した東西戦争の再開を目論む過激な思想の持ち主です。
短気で仲間内からも「怒らせると面倒」と言われる粗暴な性格で、時間にうるさく仲間にも厳しく接する一面があります。
計画のためなら子供をも巻き込むことを厭わない冷酷さを持つ一方、戦争の悲惨さを知る者からは「身勝手で浅はかな理由で戦争を望んでいる」と強く非難されています。
特に悲劇的な過去が描かれているわけではなく、純粋な思想的過激さが行動原理となっている人物です。
能力・戦闘スタイル
爆弾製造・設置技術とテロ計画立案能力が最大の武器です。
約10名のグループメンバーを統率する組織力も持ち合わせています。
軍用犬に爆弾をくくりつけるという、低い姿勢と高い機動力を活かした防御困難な戦術を考案しました。
さらに時計塔にドアの開閉と連動する爆弾機構を仕掛けるなど、複数の爆破装置を組み合わせた計画を立案できる知能は侮れません。
ただし個人の戦闘力は一般人に近いレベルであり、直接的な格闘戦では脅威になりません。
作中での活躍・戦闘実績
西国外務大臣ブランツの暗殺を目的としたテロ計画を立案・実行しました。
プロジェクト〈アップル〉の被験体犬を格安で調達し、爆弾を装着させて襲撃するという大胆な作戦を展開しています。
セオリーから外れた予測不可能な行動でWISEのロイドをも一時的に追い詰めましたが、調達した犬の中に未来予知能力を持つボンドが含まれていたことが運命の分かれ道となりました。
アーニャがボンドの予知からロイドの死を察知し、ケチャップで警告メッセージを残すことで爆破を回避。
計画失敗後の逃走中、不審者と勘違いしたヨルに車ごと蹴り飛ばされて電柱に衝突し、そのまま逮捕されています。
なお、事件は国によって隠蔽されたとされています。
ランキング理由
個人の戦闘力は低いものの、成功していれば第三次東西戦争の引き金になりかねないテロ計画を立案・実行した危険度を考慮しました。
複数の爆破装置を連動させる知能と約10名の組織を統率する指導力は、テロリストとして一定の脅威です。
皮肉にも、彼が利用しようとした犬たちはWISEに保護され、後にフォージャー家を含む家庭に迎え入れられています。
強さ第14位 ボンド・フォージャー
フォージャー家の飼い犬で、元プロジェクト〈アップル〉被験体8号です。
グレート・ピレニーズをモデルとした超大型犬で、体重は50〜60kg、体高は70〜80cm程度と推測される大きな体格の持ち主です。
推定年齢は12〜13歳とかなりの老犬ですが、未来予知という唯一無二の超能力を持っています。
声優は松田健一郎さんが担当しています。
性格・背景
温厚で人懐こく、人間の言葉もよく理解する知性を持っています。
めったに無駄吠えをしない穏やかな性格ですが、東国旧政権下の軍事研究「プロジェクト〈アップル〉」で非人道的な実験(投薬や電気ショック)を受けた過去のトラウマから、敵意ある人間には怯える傾向があります。
旧政権崩壊後にプロジェクトが頓挫すると闇市場に流れ、学生テロリストグループに利用されかけていました。
ペット譲渡会でアーニャと運命的な出会いを果たし、読心術と未来予知の組み合わせによる特別な連携が可能なパートナーとなっています。
なお、アーニャのぬいぐるみに嫉妬して破壊してしまうおちゃめな一面も見られます。
能力・戦闘スタイル
数秒から数時間先の未来を映像として脳内に予見する超能力を持っています。
予見した未来は確定ではなく、行動次第で変更可能であるという重要な特徴があります。
危機的状況や強い感情のときに自動的に発動する傾向がありますが、最大の弱点は犬であるため言語による伝達ができないことです。
そのため、この能力はアーニャの読心術と組み合わさって初めて真価を発揮します。
また、大型犬としての身体能力も高く、アーニャを抱えて走ったり、テロリストのアジトではアーニャを庇って立ちはだかるなど、実戦的な行動力も備えています。
作中での活躍・戦闘実績
キース・ケプラーの外相暗殺計画において、テロリストのアジトで未来予知能力を通じてロイドの死亡を予見しました。
アーニャがボンドの心を読むことでその未来を知り、ケチャップによる警告メッセージを残すことで爆弾テロを未然に阻止しています。
アパート火災では崩壊する床を未来予知で回避しながら子犬たちの救出に貢献しました。
また、ヨルの危険な手料理で自分が命を落とす未来を予見した際には、ロイドの職場まで走って帰宅を早めさせるという機転も見せています。
ハンドラー・シルヴィアが飼うプロジェクト〈アップル〉出身の別の犬との対決エピソードも描かれており、引き分けに終わったとされています。
ランキング理由
直接的な戦闘力はプロの戦闘員に遠く及びませんが、未来予知という作中で唯一無二の能力が決定的な強みです。
アーニャとのコンビネーションによるテロ阻止という、結果として東西戦争レベルの危機を回避した実績は計り知れません。
能力の汎用性と危機回避における実績を総合的に評価しました。
強さ第13位 マーサ
ブラックベル家の女執事で、本名はマーサ・マリオットです。
ベッキーの世話係兼護衛を務めており、ロイドから「冷静沈着で軍人としての経験を持つ一流の使用人」と評される武闘派です。
性格・背景
中学時代にバレエの奨学生としてイーデン校に編入した経歴を持ちます。
在学中、バレエを披露した際にヘンリー・ヘンダーソンから「エレガント」と称えられたことが二人の出会いでした。
始業前のティータイムを共にするうちにヘンリーに対する想いを抱きますが、告白できないまま彼は卒業しています。
バレエダンサーを志していましたが、愛していたマーロフバレエ団が空襲で壊滅し、団員17名全員が犠牲となったことをきっかけに国防婦人軍に志願しました。
当初は後方支援が主な役割でしたが、戦況の悪化に伴い前線に投入されることになります。
前線配備中に銃撃を受けて川に落ち、部隊は壊滅状態となりましたが、西国の女性アナベルに救われて生存しました。
その後、二度目の戦争にも従軍しています。
ヘンリーとは戦後に再会しましたが、彼は親の命令で別の女性(ルシア)と結婚しており、二人は友人関係を続けています。
能力・戦闘スタイル
ロイドから「場数を踏んだ元軍人」「立ち居振る舞いに隙がない老婦人」と推察されるほどの実力者です。
テーザー銃の扱いに長けており、老齢にもかかわらず俊敏かつ的確な動きで敵を制圧できる戦闘技量を維持しています。
二度の戦争で前線を経験した実戦感覚は衰えておらず、一般的なテロリストであれば冷静に対処できるだけの力を備えています。
作中での活躍・戦闘実績
赤いサーカス残党によるバスジャック事件では、アーニャを人質にとった犯人バジムに対して、テーザー銃を用いて素早く制圧しています。
老齢の身でありながら俊敏な動きでアーニャを救出し、その場にいた全員を驚かせました。
使用人としての礼節を保ちながらも、有事の際には軍人としての本能が即座に発動する切り替えの速さが印象的です。
ランキング理由
プロの暗殺者やスパイほどの戦闘力はないものの、二度の戦争で前線を経験した歴戦の元軍人としての実力は本物です。
ロイドが一目で「場数を踏んだ元軍人」と見抜くほどの隙のない構えと、実際にテロリストを単独で制圧した実績を高く評価しました。
強さ第12位 東雲(しののめ)
民間企業に雇用された東国側のスパイで、「東人民共和国のエリートスパイ」を自称する男性です。
WISEなどの正規スパイ組織には所属しておらず、声優は中村悠一さんが担当しています。
原作ではコミックス5巻のMISSION:27、アニメでは第18話に登場しています。
性格・背景
西の凄腕スパイ「黄昏」に一方的にライバル心を燃やし、対抗して自らコードネーム「東雲」を名付けるなど自己顕示欲の強い人物です。
「スパイは目立ってはいけない」という基本原則に反して新聞に名前が載ることを夢見るなど、スパイの資質としては根本的に問題があります。
ロイドからは「呆れるを通り越して何かの罠なのかと困惑させた」ほどの残念ぶりで、実態としては「スパイに憧れているだけ」と評される存在です。
なお、2025年末の公式人気投票では28位にランクインしており、そのギャップのあるキャラクター性がファンから一定の人気を得ています。
能力・戦闘スタイル
スパイとしての技能は極めて低く「もはや論外なレベル」と評されますが、身体能力だけは突出して高いのが最大の特徴です。
部屋にサンドバッグと懸垂器具を置いて日常的にトレーニングしている描写があり、その鍛え抜かれた肉体は本物です。
事前のセキュリティ調査を怠る、任務内容を手のひらにメモする、変装の準備をしないなど、スパイとしての基本がまったくできていない一方で、純粋な筋力と胆力においては黄昏すら驚嘆させるレベルに達しています。
作中での活躍・戦闘実績
イーデン校への潜入が唯一の任務で、グルーマン製薬の社長の息子ジョージにお小遣い3か月分で雇われ、デズモンド兄弟のテスト答案を赤点に改竄するという依頼を受けました。
しかし、窓ガラスを叩き割って侵入を図る、石膏像を落として警備員に見つかるなど稚拙な失態を重ね、黄昏に全て修正されて実質失敗に終わっています。
任務後はスパイとしての事務所を解雇されたとされています。
一方で、警備員から身を隠す際にポールに捕まって鯉のぼりのように体を真横に浮かせるという離れ業を披露し、黄昏から「なんという筋力と胆力!」と驚嘆されました。
ランキング理由
スパイとしての能力は論外ですが、突出した身体能力は本物です。
あの黄昏を驚愕させるほどの筋力と胆力は、仮に戦闘に転用された場合には相当な脅威となり得ます。
戦闘シーンこそ描かれていませんが、純粋なフィジカルの高さと、それが作中トップクラスのスパイをも驚かせた事実を評価してこの順位としました。
強さ第11位 ギンピー
ギンピー性別どっちだ… pic.twitter.com/hxvryoUEsh
— 神埼アヤメ@10y♡ (@Kanzaki_Ayame_S) June 9, 2025
暗殺組織「ガーデン」に所属する毒物専門の暗殺者です。
コードネームの由来は、触れるだけで激痛を引き起こす猛毒植物「ギンピ・ギンピ」とされています。
ガーデンメンバーの中でも特殊な専門性を持つ存在で、原作第115話で初登場しました。
性格・背景
ぼさぼさ頭(モサモサヘア)の寡黙な少女で、一人称は「ボク」を使うボクっ娘です。
感情を表に出さない性格ですが、ヨルのことを「いば姉」という愛称で呼ぶなど慕っている一面があります。
家庭を持ったヨルの影響を受けて最近は恋人がほしいと思うようになったものの、毒物を扱う体質上の問題から恋愛を諦めている節があるとされています。
記事などでは「すごく良い子」と評されることもあり、寡黙な外見に反して優しい内面を持つ人物です。
能力・戦闘スタイル
毒物と薬学の専門家として、ガーデン内では薬の調合やハーブを使ったお茶の制作なども担当しています。
特筆すべきは、通常の治療薬が効きづらい超人的な体質を持つヨル専用のキズ薬を調合できる技術力です。
致死量の10倍の毒にも耐えるヨルに対応した特別な薬剤を作れるという事実は、毒物・薬学に関する知識が極めて高度であることを示しています。
戦闘面では毒を用いた暗殺に長けると推測され、直接的な格闘戦よりも毒による制圧・暗殺を得意とするタイプと考えられます。
作中での活躍・戦闘実績
直接的な戦闘シーンは現時点では描かれていませんが、ガーデンの構成員として任務ブリーフィングに参加しています。
密猟防止に関する新たな任務の際には、サポート役として「アザミ」が適任だと進言するなど、他メンバーの能力や適性を把握した上で戦術的な意見を述べる場面が見られます。
これは組織内で一定の発言力と判断力を持っていることの証左です。
ランキング理由
戦闘描写が少ないため正確な判定は難しいですが、ガーデンの構成員は「1人で中隊1個を壊滅させる力がある」とされており、ギンピーもその基準を満たす実力者と考えられます。
毒物専門という特殊性は、直接的な戦闘力では測れない脅威を秘めています。
暗殺の手段として毒は極めて効果的であり、状況次第では格上の相手にも対抗し得る暗殺者です。
また、組織内での信頼と発言力も、実力の裏付けとして評価しました。
強さ第10位 シルヴィア・シャーウッド(ハンドラー)
WISEの管理官(ハンドラー)であり、異名は「鋼鉄の淑女(フルメタルレディ)」です。
表の顔は東西国大使館の外交官を務めており、身長は173cmとされています。
性格・背景
過去の戦争で幼い娘を失ったという壮絶な経験を持ち、「二度と戦争を起こさせない」という平和への強い執念が行動原理となっています。
かつて娘と同じくらいの年齢の少女に対して不意に優しさを見せる一面も描かれており、戦争への深い憎悪と失った家族への想いが今なお彼女を突き動かしていることがうかがえます。
ロイドですら逆らえない威圧感の持ち主で、新人時代の黄昏を極めて厳しく教育した師匠でもあります。
シルヴィアの過酷な訓練がなければ、今のロイドの冷静沈着なスパイとしての資質は生まれなかったとされており、ロイドが彼女に対して恐怖心にも似た敬意を抱いているのはその名残です。
私生活では意外にもずぼらな一面があり、衣服のタグをつけたまま着用したり、部屋が散らかっているという描写もあります。
能力・戦闘スタイル
WISEのオペレーション〈梟〉全体を統括する組織運営力と判断力が最大の武器です。
壮絶な修羅場を掻い潜ってきた歴戦のベテランとしての凄みがあり、テロリストに対して戦場の惨状を生々しく語って精神的に追い詰めるなど、「戦争の生き残り者としての威圧感」は並の戦闘員を遥かに凌ぎます。
変装術にも精通しており、ほくろの位置や髪型を巧みに変えて秘密警察の監視をかいくぐり、大使館外での工作員との接触を実現しています。
ベルトを鞭代わりにして敵を倒したエピソードも存在しますが、戦闘翌日に肩痛が生じる描写があり、年齢的に前線戦闘が身体的な懸念になりつつあることが示唆されています。
それでも、若い頃にスパイとして優秀だったからこそ現在の管理官の地位にいると考えられており、潜在的な戦闘能力は高いとみられています。
作中での活躍・戦闘実績
学生テロリストを尋問する際にハイヒールで顔面を蹴りつけ、容赦なく精神的に追い詰める冷徹さを発揮しています。
このとき戦場の惨状を語りながら見せた「壮絶な修羅場を掻い潜ってきた者の威圧感」は、テロリストを完全に心理的に屈服させるほどのものでした。
秘密警察の厳しい監視下にもかかわらず、変装を駆使して複数の工作員と接触し任務を遂行する手腕は、ハンドラーとしての実力を端的に示しています。
複数のスパイを「手駒」として巧みに動かし、ウィーラー編では下水道での東西諜報合戦を統括指揮するなど、直接戦闘よりも組織力と戦略で勝負するタイプです。
ロイドの家庭から届く日常的な報告(アーニャの跳び箱の記録など)に苛立つ場面もありますが、部下の精神状態にまで気を配る面倒見の良さも持ち合わせています。
ランキング理由
直接的な戦闘力は前線のエージェントほどではありませんが、WISE全体を統括する指揮力・判断力・情報分析力は作中でも随一です。
ロイドという作中最強クラスのスパイを育て上げた指導力、秘密警察の監視をかいくぐる変装術、そして組織を動かして状況を支配する「間接的な強さ」を総合的に評価しました。
ファン投票による強さランキングでは4位に選ばれることもあり、「的確な判断力」と「信頼できる存在感」が高く評価されています。
強さ第9位 鎖鎌のバーナビー
/
MISSION:32
「誰がための任務」本日23時15分より
テレビ東京系列他にて放送🎉✨\
※放送時間が通常と異なりますのでご注意ください。
ヨルVS鎖鎌のバーナビー戦闘開始です‼️
放送まで新規カットを沢山公開します📺
皆様、放送をお楽しみに👏✨#SPY_FAMILY#スパイファミリー pic.twitter.com/rmAajm3GWO— 『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』アニメ公式 (@spyfamily_anime) November 18, 2023
豪華客船プリンセス・ローレライに乗り込んだフリーランスの殺し屋です。
鎖の先端にスパイクボール(モーニングスター型)が付いた鎖鎌を武器とする大柄な男で、日本刀使いに次いでヨルを苦戦させた実力者です。
性格・背景
見物人が増えた際に周囲の人間も殺害しようとするなど、任務遂行のためには一般人の犠牲も厭わない冷酷な性格の持ち主です。
その他の人物像についてはあまり描かれていませんが、実力で語るタイプの殺し屋として描写されています。
豪華客船に乗り込んだ多数の殺し屋の中でも、明らかに格が違う存在として位置づけられています。
能力・戦闘スタイル
鎖鎌という中〜遠距離に対応した武器を駆使し、鎖のリーチを活かした攻撃を得意としています。
スパイクボールと鎌の二段構えで攻撃の幅が広く、遠距離から鎖鎌を投擲する奇襲攻撃も可能です。
最大の特筆点は、大柄な体格と特徴的な武器を持ちながらも殺気を完全に隠蔽できる高度な隠密技術にあります。
殺気を敏感に感知するヨルですら直前まで気づけなかったという事実は、バーナビーの隠密能力がプロの暗殺者の中でも突出していることを示しています。
ヨル自身もこの殺気隠蔽能力を認めており、「凄腕」であることがうかがえると評しています。
作中での活躍・戦闘実績
豪華客船編でヨルと対峙し、殺気を悟らせない隠密能力で奇襲を仕掛けました。
ヨルは遠距離から投げつけられた鎖鎌を躱し、武器の形状から中距離タイプと判断してその場での撃退を選択しています。
船内の廊下で激しい戦闘を展開し、ヨルを一定時間足止めすることに成功しました。
ただし、この戦闘ではヨルがオルカ母子を守りながら、観客への被害を出さず、船を止めないよう騒ぎにしないという複数の制約条件下で戦っていたことも考慮する必要があります。
アーニャのおかげでヨルが心置きなく戦闘に専念できるようになると、一気に距離を詰めたヨルにスティレットで鎖鎌の鎖を床に固定され、余った鎖で胴体を雁字搦めに拘束されたうえ、跳躍からの秘孔突きで敗北しています。
ランキング理由
豪華客船の殺し屋集団の中では日本刀使いに次ぐ上位の実力者であり、殺気を完全に隠す能力はヨルからも一目置かれています。
ヨルが制約条件下とはいえ「多少手こずらされた」相手であり、一流の殺し屋としての実力は疑いありません。
ファンの間でも「ヨルがフルパワーなら瞬殺だっただろうが、制約付きだったからこそ良い勝負に見えた」という分析がなされており、ハンデ込みの戦闘だったことを差し引いても、殺気隠蔽という唯一無二のスキルを持つ点は高く評価できます。
強さ第8位 弟切(おとぎり)
弟切さんはオトギリソウを頭に乗せてる?w
ギンピーは触れると地獄の痛みがって言われているギンピ・ギンピの毒性を地で行くキャラなんですかね…毒に詳しいとは書かれてましたが、どんな体質なのか…
そうなると〈アザミ〉(115話)は毒キャラでは無いんですかね?#スパイファミリー#SPYFAMILY pic.twitter.com/OfCwBoNY3i— ココペリ (@kokopelli802) July 6, 2025
暗殺組織「ガーデン」に所属する暗殺者(剪定者)です。
表の顔はバーリント市役所の新人事務員「ジョーンズ」で、松葉杖を常用しています。
ぱっつん切りのおかっぱ頭に腰まで届くロングストレートの髪、目元と口元に対称的なほくろを持つ青年です。
性格・背景
極度の孤高主義者で、祖父から受け売りした「上に立つ者は常に孤独だ」という格言を拡大解釈した結果、「孤独を愛し孤独に愛された者だけが最強の刃となる」というひねくれた矜持を抱いています。
この信条に基づき、愛や幸せといった感情はガーデンにとって不要な存在と断じ、恋人も友人も自ら捨てた過去を持つとされています。
ヨルが結婚生活を送るようになったことを強く批判しており、「ずいぶんと腑抜けたツラをするようになった」と直接的に非難する場面があります。
コードネームの由来は弟切草(花言葉は「恨み、秘密、迷信、復讐」)で、その花言葉が示すように復讐心や秘密主義を内に秘めたキャラクターです。
好戦的かつ排他的な性格で、チームワークを乱しがちな問題児でもあります。
能力・戦闘スタイル
松葉杖に仕込んだ剣と投擲刃を主な武器とし、軽い身のこなしで敵の頭を的確に切り落とす、まさに手慣れた暗殺者としての精密な技術を持っています。
特筆すべきは仕込み杖の変形機構で、柄の部分を引っ掛けて両端を引き広げることで間合いを二倍に拡張し、鞭のようにしなる斬撃を繰り出すことが可能です。
この変形攻撃はヨルの反応速度でも回避困難なほどの速さとされており、弟切の戦闘能力の高さを端的に示しています。
木の上をジャンプして移動する身軽さや、人間の足跡から敵を追跡する索敵能力にも優れ、暗殺者として必要な技能を高い水準で備えています。
作中での活躍・戦闘実績
ミテラオオジカの密猟団討伐任務では、ヨル・マシューと共にチームとして出動しました。
密猟者たちを素早いナイフ技で瞬時に無力化する戦闘力を発揮しましたが、任務中にヨルに対して「邪魔者は排除が鉄則」と宣言し、背後から奇襲を仕掛けるという仲間割れを引き起こしています。
弟切はヨルが家族を持ったことで戦闘意識が鈍ったと考えており、「剪定すべき対象」にはヨルの弟や家族も含まれるかのような発言でヨルの怒りを買いました。
結果としてヨルの激しい反撃を受けて敗北しましたが、ヨルの人外レベルの攻撃を一時的にでも防御できた事実は、弟切自身の戦闘能力がかなり高いことを証明しています。
ファンの間でも「弟切がヨルのパワーを防ぐだけでも相当ヤバい」と評価されています。
ランキング理由
ガーデンの構成員は1人で中隊1個(約200人)を壊滅させる力を持つとされており、弟切もその基準を満たす精鋭です。
ヨルには及ばないものの、仕込み杖の変形機構を駆使した独自の戦闘スタイルと、ヨルの攻撃を一時的に凌ぐ防御力は特筆に値します。
ガーデン内で最も好戦的な実力者であり、今後ヨルとの因縁がどのように決着するかにも注目が集まるキャラクターです。
2025年の公式人気投票では第19位を獲得しています。
強さ第7位 マシュー・マクマホン(部長さん)
暗殺組織「ガーデン」の殺し屋兼連絡役で、表の顔はバーリント市役所第一局政策部部長です。
66歳ながら圧倒的な戦闘力を誇る歴戦の猛者で、ガーデン内でも一目置かれている存在です。
声優は堀内賢雄が担当しています。
性格・背景
眼鏡をかけた物腰穏やかな老紳士という公人像の裏に、「任務遂行のためなら拷問も障害の排除も辞さない」冷徹さを備えた職人肌の殺し屋です。
店長からの司令を各構成員に伝える中間管理職的な立場を務めており、前線指揮官として作戦の立案・実行・後始末までを一手に引き受けています。
愛妻家で妻モーリーンに頭が上がらないという人間味のある一面も持っていますが、殺し屋としての素顔は妻には隠し通しているとされています。
自炊ができない理由として、鼻の奥に血の匂いが蘇って食えたものではないと語るなど、長年の修羅場をくぐり抜けてきた凄みをにじませる描写があります。
国賊を始末するガーデンの職務に強い誇りを持つ人物です。
能力・戦闘スタイル
ダーツのような変わったものからスナイパーライフルまで使いこなす多彩な武器運用能力が最大の特徴です。
近接格闘、投擲、狙撃と幅広いスタイルに対応し、状況に応じて最適な戦闘方法を選択できる万能型です。
身体能力も老齢とは思えないレベルを維持しており、成人男性の死体を片手で軽々と持ち上げて船外に投棄する怪力や、殺し屋の腕や脚をへし折る格闘力を備えています。
また、ペットの鷹「キッキちゃん」を偵察に活用するなど独自の情報収集手段も持ち、上空からの森林偵察をこなせるよう訓練されたキッキちゃんは裏稼業の相棒としても活躍しています。
直接的な戦闘力こそヨルには及びませんが、ヨルが不得手とする作戦立案や次善の策の用意、隠蔽工作を補完する存在として不可欠な役割を担っています。
作中での活躍・戦闘実績
豪華客船プリンセス・ローレライ編では、ヨルと共にオルカ母子の護衛任務を遂行しました。
ヨルとオルカが自室に戻ったタイミングでサイレンサー付き拳銃で襲撃された際、殺し屋の利き腕をダーツの矢で正確に貫いて無力化するという離れ業を見せています。
さらに、敵の殺し屋を仕留めてスナイパーライフルを奪い、見張り台から3人の敵を瞬時に連続射殺するなど、狙撃手としても一級の腕前を披露しました。
敵を背後から忍び寄って瞬時に拘束する近接戦闘技術も健在です。
しかし、日本刀使いの殺し屋には鞘の打撃で一撃で戦闘不能にされており、格上の相手との実力差は明確に示されました。
それでも回復後に戦線復帰し、殺し屋のリーダーがヨルを撃とうとした瞬間に的確な狙撃で阻止するなど、勝負所での冷静さは際立っています。
戦闘と同時に死体処理と証拠隠滅を並行してこなす手際の良さも、長年の経験に裏打ちされたものです。
ランキング理由
老齢にもかかわらず若手の殺し屋に勝るとも劣らない戦闘力を維持しており、「少し名がある程度の殺し屋ではマシューには敵わない」とされています。
ダーツでの精密投擲、スナイパーライフルでの連続射殺、近接での制圧と、あらゆる距離・状況に対応できる万能性は作中でも随一です。
前線指揮能力と戦闘力を兼ね備えた総合力の高さを評価しました。
強さ第6位 ユーリ・ブライア
東国の国家保安局(秘密警察)に所属する少尉で、ヨルの実弟です。
20歳・身長173cmの若さでエリート保安局員として活躍しており、表向きは外交官として勤務しています。
性格・背景
14歳で大学に飛び級するほどの知能を持ち、わずか1年で秘密警察にスカウトされた超エリートです。
ヴィルカー局長からは、そのひたむきさを気に入られてスカウトされた経緯があります。
姉ヨルへの異常な執着(シスコン)が最大の弱点であり、普段は聡明で冷徹な保安局員でありながら、姉が絡むと判断力がポンコツになるという極端な二面性を持っています。
幼少期からヨルと暮らす中で鍛えられた異常な生命力が大きな特徴で、ヨルの殺人的な料理を食べ続けてきたことが、その規格外のタフネスの原点ともいえます。
業務では暴行・盗聴・脅迫・尋問など秘密警察の職務に精通しており、思想犯や西国への協力者を容赦なく取り締まる非情な一面も持ち合わせています。
能力・戦闘スタイル
公式ガイドブックでは「強さはフィオナ・フロスト(夜帷)と同等」とされていますが、防御力ではフィオナを上回り、攻撃的な戦闘技術ではフィオナに劣るという違いがあります。
最大の特徴は常人離れした異常な耐久力で、ヨルの殺人的な料理を食べても体調不良程度で済む、トラックに轢かれても腰痛程度で活動を続ける、ヨルのビンタで吹き飛ばされて血まみれになっても病院に行かず帰宅するなど、もはや人間の耐久力の限界を超えた描写が繰り返されています。
また、保安局員としての情報収集能力にも優れ、飼っている情報屋を総動員して犯人グループを追跡するなど、組織的な捜査力も兼ね備えています。
作中での活躍・戦闘実績
バスハイジャック事件では肩を撃たれながらも保安局の仲間たちと共にこれを制圧するという不屈の精神を見せました。
ロイドとの下水道での一騎打ちでは、まず銃撃戦でロイドの右腕に銃弾を命中させるものの、自身は銃を弾き飛ばされてしまいます。
続く肉弾戦ではロイドの圧倒的な格闘経験の差に押され、ベルトの金具で顎を殴られて一度は昏倒しました。
しかし驚異的な耐久力ですぐさま起き上がり、鉄パイプで反撃を試みるなど、簡単には倒れない粘り強さを発揮しています。
最終的にはロイドに完敗したものの、「頑丈なユーリに苦戦を強いられた」とされる場面もあり、ロイドにとっても容易な相手ではなかったことがうかがえます。
またテロリストのアジト急襲では銃撃を受けながらも任務を遂行し、単身でアジトに突入する大胆さも見せています。
なお、ロイドの正体がスパイであることには気づいておらず、「このスパイの正体は自分の近くにいる人物なのでは」と推測する洞察力は持ちつつも、決定的な真実にはたどり着けていません。
ランキング理由
フィオナと同等の戦闘力に加えて、作中屈指の異常な耐久力を持つ点が最大の強みです。
ロイドには格闘戦で明確に敗北していますが、銃撃戦ではロイドの右腕に被弾させるなど一矢報いており、保安局員としての総合力と、簡単には倒れない驚異的なタフネスを評価しました。
ファン投票による強さランキングでも上位に入ることが多く、まだ20歳という若さから今後の成長余地も大きいキャラクターです。
強さ第5位 フィオナ・フロスト(夜帷)
WISEに所属するスパイで、コードネームは「夜帷(とばり)」です。
ロイドの後輩にあたり、WISEのエースエージェントの一人です。
性格・背景
ロイドの指導を受けてWISEの実力派エージェントに成長しました。
表面上は無表情で冷徹に見えますが、ロイドに対して普通の恋心を超えた、頭の中がロイドへの想いで埋め尽くされるほどの強烈な感情を抱いています。
表向きは後輩としてビジネスライクな態度を崩しませんが、内面ではロイドとの結婚を熱望するなど、そのギャップが読者から支持されているキャラクターです。
身長172cmの長身で、表の顔はバーリント総合病院事務員を務めています。
能力・戦闘スタイル
通常時の戦闘能力はロイドにわずかに劣るとされますが、ロイドが危険にさらされると脳の安全装置(リミッター)が外れ、一時的にロイドを確実に超える戦闘力を発揮するという特異な性質を持っています。
ただし、実力を超えた力を出した反動で、動くたびに腕や足が折れるなど、身体がボロボロになっていくという深刻な代償を伴います。
スパイとしての特殊技能も高水準で、口の動きと発声を別にする読唇術の応用、約10分間にわたる息止め、化学剤の感知能力、モールス信号の読み取りなど、多彩な技術を習得しています。
ロイドからは「仕事のできる後輩」として実力を認められており、共同任務でも信頼を寄せられています。
作中での活躍・戦闘実績
闇テニス大会「キャンベルドン」では、ドーピング選手を含む強豪や妨害工作を打ち破り、ロイドとのダブルスで見事優勝を果たしました。
呼吸を10分程度止められるほどの身体能力を活かし、水中での工作活動にも対応しています。
下水道での東西諜報合戦では、単身で下水道に突入して内通者ウィーラーを追跡しました。
負傷したロイドがウィーラーと鉢合わせた場面で、ロイドを傷つけられたことに激昂し、自分の体が壊れるほどの勢いでウィーラーを殴りつけて気絶させ、身柄確保に成功しています。
しかし、この任務でフィオナ自身も入院が必要な重傷を負いました。
ヨルとのテニス対決では、フィオナが放ったサーブに対してヨルが返球した際、「直撃すれば死ぬ」と戦慄するほどの威力を受け、ラケットを粉砕されるという結果に終わりました。
この時フィオナは力の差を痛感したとされ、純粋な身体能力ではヨルとの間に大きな隔たりがあることが明確に示されたエピソードです。
ランキング理由
ロイドに次ぐWISEのエースとして高い総合力を持ち、リミッター解除時はロイドをも超える瞬間的な戦闘力を発揮します。
ただし、その能力は持続性に欠け、使用後は体がボロボロになるという致命的な弱点があります。
安定した強さではロイドに一歩譲るため、この順位としました。
公式ガイドブックでは「強さはユーリ・ブライアと同等」とされていますが、スパイとしての技能の幅広さや任務遂行能力ではユーリを上回ると判断し、5位に位置づけています。
強さ第4位 日本刀使いの殺し屋
豪華客船プリンセス・ローレライに乗り込んだフリーランスの殺し屋で、居合術の達人です。
本名は不明で、作中でヨルが最も苦戦した相手として描かれています。
性格・背景
豪華客船に乗り込んだ多数の殺し屋の中で明らかに格が違う存在として描かれています。
モーニングスーツという洋風のファッションにポケットチーフで和風要素を組み合わせた独特の出で立ちが特徴で、ファンの間では「コーディネート部門では間違いなく1位」と評されることもあります。
とどめを刺す機会がありながら仕留められなかった点から、暗殺者としての冷酷さに欠けるという指摘もあり、相手が女性だったことや武士道の美学が影響した可能性を示唆する考察もあります。
能力・戦闘スタイル
居合術を主体とした剣術は作中屈指の技量を誇ります。
刀による斬撃と鞘による打撃を同時に繰り出す二段構えの攻撃を得意としており、刀の間合いを活かした戦闘スタイルは近接戦闘を主体とするヨルにとって相性が悪い相手でもありました。
全力ではないヨルの攻撃を受けても息切れ程度で済むほどの耐久力も持ち合わせており、ファンからは「本気ヨルに瞬殺されない化け物」と称されることもあります。
作中での活躍・戦闘実績
初手で鞘による打撃でマシュー・マクマホンを一撃で戦闘不能に追い込み、圧倒的な技量の差を見せつけました。
「少し名がある程度の殺し屋ではマシューには敵わない」とされるマシューを一撃で沈めたこの場面は、日本刀使いの規格外の実力を端的に示しています。
ヨルとの一騎打ちでは、連戦で疲弊していたとはいえ正面からヨルを追い詰めるほどの実力を発揮し、2話分にわたる長期戦を展開しました。
通常であれば数コマで敵を倒してしまうヨルが、初めて本格的な苦戦を強いられた相手です。
ただし、怪我を負うとロイドらに不審がられるという制約から全力を出し切れなかった面があるとされ、本来の実力はさらに高い可能性が指摘されています。
ファンの間では「割に合わない仕事を引き受けた」と同情する声も見られます。
ランキング理由
作中でヨルに最も苦戦を強いた殺し屋であり、マシューを一撃で倒す実力も圧巻です。
ヨル以外の殺し屋の中では最強クラスと評して差し支えないでしょう。
「連戦で疲弊していたヨルを正面から追い詰め、作中5本の指に入る戦闘力」との評価もファンの間では根強くあります。
純粋な剣技においてはヨルに匹敵するという見方もありますが、最終的にはヨルに敗れたため4位としました。
強さ第3位 ロイド・フォージャー(黄昏)
西国諜報組織WISEのエースエージェントであり、西国最強のスパイとして「黄昏」の名は東西両国の諜報関係者に知れ渡っています。
表の顔はバーリント総合病院の精神科医です。
性格・背景
本名は不明で、推定20代後半〜30代前半です。
戦争で家族を失った過去を持ち、母親も空襲で亡くしています。
幼少期のつらい経験から「子ども(自分)が泣かない世界を作りたい」という強い信念を抱き、年齢を詐称して軍に入隊した後、その優秀さが認められてスパイへと転身しました。
任務のために偽りの家族を作りましたが、次第にアーニャやヨルに本物の家族愛を感じ始めている描写があります。
身長187cm、体重70〜90kgの恵まれた体格です。
能力・戦闘スタイル
変装術、格闘術、射撃、人心掌握術、超人的な記憶力・情報処理能力と、スパイに必要な技能をすべて高水準で兼ね備えた「超人的なスパイ」です。
近接戦闘から射撃まで幅広く対応でき、日用品を即席の武器として活用する創意工夫にも長けています。
射撃の精度は、飛び掛かる犬の背中に括りつけられた爆弾だけを銃で正確に切り離せるほどです。
PC並みの情報処理能力で、アーニャの読心術でさえ追いつけないほどの思考速度を持つとされています。
変装技術は短時間であれば秘密警察すら欺くレベルに達しており、「変装の名手」としての評価は作中随一です。
イーデン校の面接試験では、不満を抱いた際に机を拳で殴りつけて破壊するほどの腕力も見せています。
ただし、純粋な戦闘能力だけを比較するならヨルには敵わないとされ、ヨルの照れ隠しの蹴りを受けて失神してしまうエピソードも描かれています。
この「ヨルとの身体能力差」がありながらも、知略と総合力でそれを補って余りあるのがロイドの真の強さです。
作中での活躍・戦闘実績
たった1人で敵対組織を壊滅させた実績を持ち、単身でアジトに乗り込み複数の敵を華麗に全滅させる実力を有しています。
闇テニス大会「キャンベルドン」では、機密文書獲得を目的としてドーピング選手を含む強豪や妨害工作を打ち破り、フィオナとのダブルスで見事優勝を果たしました。
アーニャ誘拐事件では、仲間にも見抜けない変装術と格闘能力で単独救出に成功しています。
東国スパイのエドガーを完封するなど、諜報戦での実績も圧倒的です。
ユーリ・ブライアとの下水道での一騎打ちでは、相手を殺さずに制圧するという困難な条件下で勝利を収めましたが、腕に傷を負うなど無傷では済んでいません。
ランキング理由
純粋な身体能力ではヨルに劣るものの、変装・知略・戦略立案を含めた「スパイとしての総合力」は作中トップクラスです。
あらゆる状況に対応できる万能性と、数々の任務を成功させてきた実績を総合的に評価し、3位としました。
公式ファンブックでは身体能力がヨルを100とした場合70と評価されていますが、知略を含めた総合力ではその差は大幅に縮まります。
ファンの間でも「戦闘力ではヨルが上だが、スパイとしての総合力ではロイドが最強」という評価が定着しています。
強さ第2位 店長(ガーデンのボス)
暗殺組織「ガーデン」の長であり、ヨルの師匠です。
本名すら不明の謎多き人物で、褐色の肌に真っ白な長い髪を持つ大男として描かれています。
普段は屋敷の庭で花を育てているという穏やかな一面もあります。
性格・背景
底知れない存在として描かれており、WISEのようなプロの諜報組織でさえガーデンの実態を掴めないほどの防諜能力を組織全体に徹底させています。
ガーデンは少なくとも16世紀から続く歴史ある組織とされ、「この世界が美しくあり続けるために」売国奴を排除することを使命としています。
店長はその組織を率いる立場にあり、殺しの仕事を「国家に命を捧げている尊いもの」と捉えています。
デズモンドとも敵対する可能性が示唆されており、ファンの間ではデズモンドが戦争を引き起こそうとすれば「掃除すべき害虫」になるのではないかという考察もあります。
また、店長の正体については「ロイドの父親」説や、現政権ではなく今は亡き帝国に仕えているという説など、さまざまな推測がなされています。
ヨルとおそろいのネックレス型毒針を身に着けているという描写も、両者の深い絆を示す興味深いディテールです。
能力・戦闘スタイル
幼いヨルに殺人術を叩き込んだ師匠であり、作中最強クラスのヨルを育て上げた指導力を持っています。
ガーデンのメンバーは「1人で一個中隊(約200人)を全滅できる力がある」とされており、そのトップである店長はそれ以上の実力を持つ可能性が高いとされています。
武器は「剪定はさみ」と呼ばれる大バサミで、園芸用語と暗殺を重ね合わせたガーデンらしい装備です。
ヨルとの関係は単なる上司と部下を超えた、師弟のような、あるいは「飼い主と狂犬」のような独特な信頼関係があるとも表現されています。
ヨルが結婚生活を送るようになった後も、彼女の腕が鈍っていないか定期的に確認を行っており、その際に見せた鋭い眼光やただならぬ風貌は、秘めた実力の片鱗を垣間見せるものです。
作中での活躍・戦闘実績
直接的な本格戦闘シーンは未だ描かれていませんが、第44話でヨルの腕が鈍っていないか確認するため、挨拶代わりに剪定はさみで不意打ちを仕掛けた実績があります。
ヨルが辛うじて避けられる程度の攻撃を不意に繰り出せる時点で、相当な実力者であることが示唆されています。
また、ヨルとのやり取りを見る限り、店長がヨルよりも格上であることは明らかだとする見方が多くのファンの間で共有されています。
第66話ではロイドに対する警戒心を見せる描写もあり、ヨルとの会話からロイドをデズモンドの国家統一党の支持者と誤解した可能性が指摘されています。
この展開次第では、ロイドの敵となる可能性も考えられ、物語の大きな転換点となり得ます。
ランキング理由
戦闘描写が少ないため正確な強さの判定は困難ですが、「作中最強のヨルの師匠」「殺し屋集団のトップ」という立場は極めて重いです。
ヨルを育て上げ、プロの諜報機関すら実態を掴めない組織を統率する力は、単純な戦闘力を超えた脅威です。
ガーデンの組織モデルとして1930〜40年代の犯罪組織「マーダー・インク」が挙げられることもあり、電話で指令を下す運営スタイルや暗殺専用武器の使用など、共通点が指摘されています。
1位のヨルにはわずかに譲りますが、作中で最も底が見えないキャラクターとして2位に位置づけました。
強さ第1位 ヨル・フォージャー(いばら姫)
暗殺組織「ガーデン」のコードネーム「いばら姫」として活動する27歳の殺し屋であり、『SPY×FAMILY』最強のキャラクターです。
表の顔はバーリント市役所の事務員で、フォージャー家ではロイドの妻として生活しています。
性格・背景
幼少期から店長の下で暗殺術を叩き込まれ、小学校から中学校の間に殺し屋としてのキャリアを開始したとされています。
両親を亡くした後、弟ユーリを養うために殺しの仕事を続けてきました。
天然で不器用な性格であり、日常生活では料理が壊滅的(作ったものを食べた人間が倒れるレベル)という弱点を持っています。
ロイドやアーニャと暮らすうちに「家族を守りたい」という感情が芽生え、人間としての成長が描かれています。
豪華客船編では、ユーリが自立して稼げるようになったことから「殺し屋を続ける意味」について考える場面もあり、仕事と家族の間で揺れる心情が印象的に描かれました。
能力・戦闘スタイル
公式ファンブックでは身体能力がロイドを70とした場合100と評価されており、作中最強クラスの肉体スペックを誇ります。
主な武器はスティレット(刺突特化の短剣)で、銃など足がつきやすい武器は使用しないのが特徴です。
しかし武器がなくても、服のボタンを投げて敵の急所を撃ち抜いたり、ピアスを投擲して足止めに使ったりと、日用品すら凶器に変える応用力を持っています。
身体能力の凄まじさは日常シーンでも随所に表れており、素手でかぼちゃを粉々に粉砕する、走行中の車を蹴りで弾き飛ばす、握力で男の手の骨を砕く、テニスのサーブではボールがラケットのガットに食い込んでバラバラになるほどの破壊力を発揮するなど、もはや人間の範疇を超えた描写が数多く存在します。
さらに毒耐性も異常に高く、致死量のフグ毒すら無効化できるほどで、ガーデンの毒物専門家ギンピーが致死量の10倍のキズ薬を専用で調合しなければならないほどです。
作中での活躍・戦闘実績
豪華客船プリンセス・ローレライ編では、11人もの殺し屋集団をほぼ単独で撃退するという圧巻の活躍を見せました。
通常であれば数コマで任務を完了してしまうヨルが、2話分にわたって苦戦した日本刀使いの殺し屋との死闘は、作中屈指の名バトルとして広く知られています。
連戦で疲弊しながらも最終的に勝利を収めた精神力と底力は、他の追随を許しません。
また、バスジャック事件ではアーニャの無事を確認するため素早く現場に駆けつける行動力を見せ、母親としての強い決意と殺し屋としての戦闘能力を同時に発揮しています。
弟ユーリの肋骨を抱きしめただけで2本折ったこともあるとされるなど、日常生活でも規格外の身体能力がたびたび描かれています。
西国のスパイであるロイドにすら正体を気づかれていない点も注目すべきポイントです。
ロイドほどの観察眼を持つスパイが見抜けないほど、ヨルの戦闘力は「一般人のそれ」とはかけ離れたレベルにあるにもかかわらず、普段の天然な振る舞いがある意味で最強のカモフラージュとなっているといえるでしょう。
ランキング理由
公式ファンブックの身体能力評価で作中最高値を記録し、豪華客船編での圧倒的な戦闘実績を持つヨルが、文句なしの1位です。
凄腕スパイであるロイドをも上回る戦闘力の持ち主として描かれており、ファン投票による強さランキングでも1位に選ばれることが多い、作中最強キャラクターです。
ガーデンのメンバーは「1人で一個中隊(約200人)を全滅できる力がある」とされていますが、その中でもヨルは別格の存在として位置づけられています。
まとめ
『SPY×FAMILY』の強さランキングTOP30をお届けしました。
本作の魅力は、単純な戦闘力だけでなく、スパイとしての知略、暗殺者としての技、超能力、そして組織を動かす権力と、さまざまな「強さ」が交差する点にあります。
1位のヨルは圧倒的な身体能力で作中最強の座に君臨していますが、3位のロイドは知略を含めた総合力で肉薄しており、2位の店長はまだ底を見せていない不気味な存在感を放っています。
また、アーニャやボンドのように戦闘力は低くても唯一無二の超能力で戦争レベルの危機を回避したキャラクターや、ドノバンのように個人の戦闘力は不明ながら東国全体を動かし得る政治力を持つキャラクターなど、「強さ」の定義そのものを考えさせてくれるのが本作の奥深さです。
原作はまだ連載中であり、ガーデンと店長の本格的な戦闘、デズモンド家の謎、プロジェクト〈アップル〉の全貌など、今後の展開次第でランキングが大きく変動する可能性があります。
新たな戦闘シーンや情報が明かされた際には、ランキングを更新していく予定です。