『ケンガンオメガ』に登場する呂天(ルゥーティエン)は、裏格闘技組織「煉獄」のA級闘士にして、中国拳法家トップ3「三鬼拳」の一人として君臨する実力者です。
しかしその正体は、謎の組織「蟲(むし)」の一員。
加納アギトとは因縁浅からぬ関係にあり、対抗戦では激闘を繰り広げました。
呂天のプロフィールから、「無形」「鬼魂」といった特殊な能力、そして壮絶な最期まで、徹底的に解説していきます。
※この記事には『ケンガンオメガ』の重大なネタバレが含まれます。
呂天のプロフィール
次は呂天vsアギトの決戦でよろしいので❓🤔ロロンドネアとアギトかなぁとも思ってたが、王馬がやっぱやるんか❓🤔ケンガンは、よ〜対戦カードの予想がつかんわ😅徳尾徳道と嵐山十郎太はやるんだろうとは思うが😅ニコラと阿古谷清秋かな❓😅うん。分かんね🤣やっぱケンガンオメガおもろいわ😆 pic.twitter.com/5CbIQl86i6
— まこっちゃん(まこP) (@makoto31219) December 22, 2020
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 呂天(ルゥーティエン) |
| 異名 | 三鬼拳「百足(むかで)」 |
| 年齢 | 推定40歳前後 |
| 身長 / 体重 | 203cm / 130kg |
| 出身 | 香港 |
| 所属 | 煉獄(A級闘士)、蟲(十鬼蛇二虎派) |
| 使用武術 | 五王拳、無形、鬼魂 |
| 好物 | こってり豚骨ラーメン |
呂天は、アジア人というよりもヨーロッパ系に近い顔立ちを持つ大柄な男性です。
髪はオールバックにまとめられ、普段は無表情。
しかし本性を露わにすると、目が大きく見開き、不気味な笑みを浮かべた表情へと変貌します。
舌にはタトゥーが入っており、これは「蟲」の構成員であることを示すものとされています。
人物像・性格
表向きの顔と本性
呂天は表向きには「無口で渋いオッサン」というイメージを持たれていました。
煉獄において三鬼拳随一の実力を誇り、香港では知らぬ者がいないほどの拳法家として名を馳せています。
しかし、その本性は露悪的で傲岸不遜。
加納アギトのことを「試作品」と見下し、二虎流を「過去の遺物」と蔑む発言をするなど、プライドの高さが随所に表れています。
「十鬼蛇二虎の正統後継者」という自負
呂天は自らを「十鬼蛇二虎の正統後継者」と自負しています。
後述するように、呂天と加納アギトはともに十鬼蛇二虎の関係者ですが、呂天はアギトを「失敗作」「試作品」と見なし、自分こそが二虎の意志を継ぐ者だと考えていました。
この強烈な自負心が、アギトとの対決を運命づけたともいえるでしょう。
能力・戦闘スタイル
呂天は複数の戦闘技術を習得しており、状況に応じて使い分けることができます。
五王拳
五王拳は呂天が表向きに使用している武術です。
一撃必殺の威力を誇る殺人拳ですが、技を放つ際に「溜め」が必要という弱点があり、急な接近戦には対応しにくい特性があります。
ただし、これは呂天の本来の戦闘スタイルではありません。
無形:完全なる体現者
無形(むけい)は、十鬼蛇二虎が考案した独自の戦闘術です。
その特徴は以下の二点に集約されます。
- 型に囚われない予測不可能な動き
- いかなる戦法にも対応する柔軟性
加納アギトも「無形」を使いこなしますが、呂天の無形はアギトを上回る完成度を誇ります。
呂天は無形の修練と研鑽のみに特化しており、その反応速度はアギトのそれより格段に速いとされています。
呂天自身も「完全なる無形の体現者」を自称しており、実際に対抗戦序盤では無形という土俵において終始アギトを圧倒していました。
十鬼蛇王馬も「一手を読み間違えていればアギトはそのまま呂に敗北していた」と断言するほど、呂天の無形は脅威的なものでした。
鬼魂(グイフン):96%の解放
鬼魂(グイフン)は、中国の暗殺一族・呉星から伝授された秘技です。
日本の呉一族に伝わる「外し」と基本的には同じもので、身体のリミッターを解除して身体能力を開放する技術です。
呂天は鬼魂を最大96%まで開放することが可能。
この状態では、ユリウス・ラインホルトに匹敵する怪力を発揮できるとされています。
しかし、鬼魂には致命的な弱点があります。
高い解放率になるほど「獣心」に飲み込まれる危険性が増し、理性を失って暴走する恐れがあるのです。
74%程度であれば無形との併用も可能ですが、96%まで開放すると完全に意識が飛んでしまうようです。
正体:蟲の一員
呂天の正体は、謎の組織「蟲(むし)」の構成員でした。
蟲の中でも「十鬼蛇二虎派」に属しています。
蠱毒房の生き残り
呂天の腕に巻かれた腕輪は、蠱毒房(こどくぼう)の生き残りの証です。
蠱毒房とは、十鬼蛇二虎が行っていた修行の一つで、複数の人間を閉じ込めて殺し合わせ、最後に生き残った者だけが「弟子」として認められるという残酷なもの。
呂天はこの地獄を生き延びた数少ない人物の一人です。
そして、同じく蠱毒房を生き延びたもう一人の人物こそ、加納アギトでした。
つまり、呂天とアギトは蠱毒房における兄弟弟子という因縁を持っていたのです。
作中での活躍
煉獄対抗戦:vs加納アギト
呂天は拳願会と煉獄の対抗戦において、第6試合に出場しました。
対戦相手は、因縁の相手である加納アギト。
序盤:無形で圧倒
試合序盤、呂天は自身の「無形」でアギトを圧倒します。
同じ無形使い同士の戦いでありながら、呂天の反応速度はアギトを上回っており、観戦していた十鬼蛇王馬も「一手を間違えていれば負けていた」と評するほどの優勢ぶりでした。
中盤:鬼魂の解放
しかし、アギトも黙ってはいません。
拳願絶命トーナメントでの黒木玄斎戦を経て成長したアギトは、「無形」と「武」の切り替えに生じていたタイムラグを克服。
徐々に呂天を追い詰めていきます。
追い込まれた呂天は鬼魂を解放。無形と鬼魂を併用することで一時的にアギトを押し返しますが、アギトは精神力でこれを凌ぎます。
終盤:龍弾による決着
最終的に呂天はリミッターを完全解除し、96%の鬼魂を発動。
しかし、獣心に飲み込まれた呂天の攻撃は空振りし、その隙にアギトの必殺技「龍弾」が炸裂。
呂天は顎に龍弾を受けて敗北しました。
対抗戦後:悲劇の最期
対抗戦での敗北後、呂天は蟲から見捨てられます。
表だって治療を受けられない状況の中、呂天は地に潜り、人と武器を集めて再起の機会をうかがっていました。
しかし、傷が完全に癒えることはありませんでした。
その後、「蟲狩り」と呼ばれる掃討作戦において、臥王龍鬼、桐生刹那、阿古谷清秋らの襲撃を受けます。
戦力が分散される中、呂天は武装した阿古谷との一対一の戦闘に突入。
ナイフを手に、無形と鬼魂を解放して優位に立つ呂天でしたが、阿古谷の警棒に仕込まれた強力な懐中電灯のライトで目眩ましを受けてしまいます。
その隙に頭部へ警棒を突き立てられ、呂天は命を落としました。
作中トップクラスの実力を持ちながら、最期は道具を駆使した戦術に敗れるという、皮肉な結末でした。
強さ考察
原作者の評価
原作者によると、呂天は「二虎の『無形部門の弟子』最強であり、作中でもトップクラスの強さ」とのこと。
実際、煉獄メンバーの中では間違いなく最強クラスであり、アギトを序盤圧倒した実力は本物です。
『ケンガンアシュラ・オメガ』強さランキングでも上位に位置づけられるキャラクターといえるでしょう。
「小物臭」問題
ただし、ファンの間では呂天の描写について「小物臭がする」という評価もあります。
設定上は間違いなく強キャラでありながら、本性を露わにしてからの言動が大言壮語に映り、「勝てる気がしない」という印象を与えてしまったようです。
これは「アギトの成長を見せるための踏み台にされた」という見方もでき、呂天というキャラクターの悲劇性を際立たせているともいえます。
まとめ
呂天は、『ケンガンオメガ』において重要な役割を果たしたキャラクターです。
- 煉獄A級闘士、三鬼拳「百足」として君臨した実力者
- 「無形」を極め、アギトを上回る反応速度を誇った
- 「鬼魂」を96%まで開放可能、ユリウス級の怪力を発揮
- 蠱毒房の生き残りとして、アギトとは兄弟弟子の因縁
- 対抗戦でアギトに敗北後、蟲狩りで命を落とす
強さは本物でありながら、アギトの成長を見せるための存在となり、最期は蟲に見捨てられて非業の死を遂げた呂天。
その悲劇的な生涯は、蟲という組織の非情さ、そして裏社会に生きる者たちの宿命を象徴しているといえるでしょう。
