『鋼の錬金術師』に登場するシグ・カーティスは、錬金術師でも軍人でもない「ただの一般人」です。
しかし、その規格外の怪力でホムンクルスを殴り飛ばし、最終決戦では大きな戦果を挙げました。
妻イズミへの深い愛情と、アームストロング少佐との「筋肉の友情」も印象的なキャラクターです。
この記事では、シグ・カーティスの魅力を徹底的に解説します。
※この記事には『鋼の錬金術師』のネタバレが含まれます。
シグ・カーティスのプロフィール
マッチョはマッチョでもハガレンのシグさん(イズミお師匠の夫さん)みたいな渋めの生活感あるマッチョいいなぁと贅沢なことを言っておきます。 pic.twitter.com/E7Cl1ZqT2Y
— ばさし (@fifafu8) December 28, 2017
シグ・カーティスは、アメストリス南部の町ダブリスで精肉店を営む民間人です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 37歳 |
| 身長 | 約230cm |
| 職業 | カーティス精肉店店主 |
| 妻 | イズミ・カーティス |
| 声優 | 佐々木誠二(2003年版・FA版共通) |
髭面に厳つい顔立ちの巨漢で、その体格はアームストロング少佐にも引けを取りません。
腹は出ているものの、その下には鍛え抜かれた筋肉が隠れています。
『鋼の錬金術師』強さランキングでは第25位にランクインしており、錬金術も使わず軍人でもない一般人としては破格の順位です。
厳つい外見に反した優しい性格
シグは見た目の印象とは裏腹に、非常に温厚な人物です。
寡黙で威圧的な外見
身長230cmの巨体に髭面、鋭い眼光。
シグの外見は、初対面の人を萎縮させるのに十分な威圧感があります。
実際、子供たちに怖がられることも多いようです。
しかし、本人はそのことを気にしており、決して威圧したいわけではありません。
温厚で器の大きい人柄
シグの本質は穏やかで心優しい人物です。
エルリック兄弟がカーティス家を訪れた際、弟のアルフォンスが鎧の姿であることを知っても、シグは動揺することなく温かく迎え入れました。
普通の人なら驚くような状況でも、落ち着いて受け入れる器の大きさを持っています。
滅多に怒ることはありませんが、妻のイズミに色目を使う者には容赦しない一面もあります。
父親のような存在
イズミがエルリック兄弟の「師匠」であり母親代わりなら、シグは父親のような存在です。
厳しく指導するイズミとは対照的に、シグは静かに見守り、必要なときにさりげなく手を差し伸べます。
家全体を温かく包み込む、大きな存在感を持っています。
妻イズミとの深い愛情
シグとイズミの夫婦関係は、作中でも屈指のおしどり夫婦として描かれています。
運命的な出会い
二人の出会いは偶然でした。
若き日のイズミは、錬金術の修行として過酷なブリッグズ山での生存訓練に挑んでいました。
その修行を終えて帰る途中、シグと偶然出会い、お互いに強烈な一目惚れをしたとされています。
過酷な環境を生き抜いた女性と、規格外の体格を持つ男性。
運命的な出会いだったのかもしれません。
結婚18年目の愛妻家
結婚から18年が経っても、シグのイズミへの愛情は変わりません。
大変な愛妻家で、妻の弟子の前だろうとお構いなしにイチャつきます。
イズミもまた「夫にはベタ惚れ」で、人前でも遠慮なくのろける姿が描かれています。
周囲を困惑させることもありますが、それだけ二人の絆は深いのです。
虚弱体質の妻を支える
イズミは過去の人体錬成の代価として、内臓の一部を失っています。
そのため体が弱く、無理をすると血を吐くこともあります。
シグは常にイズミの体調を気遣い、彼女を支え続けています。
強さだけでなく、こうした優しさもシグの魅力です。
アームストロングとの「筋肉の友情」
シグとアレックス・ルイ・アームストロング少佐の友情は、ファンの間でも人気のエピソードです。
筋肉アピールで意気投合
営利目的だから多くの人が欲しがるであろう女性キャラが限定ガチャの水着で実装というのは当然重々承知の上なんだけど、
ハガレンに関してはおじさんキャラが魅力的な作品だし個人的にはムキムキの少佐とシグさんが欲しかったな…
#ハガモバ pic.twitter.com/42bQRT2ZUo— あいる (@hinatanoisl) August 25, 2022
二人の出会いは、キング・ブラッドレイ大総統がイズミを国家錬金術師に勧誘するためにダブリスを訪れた際のことです。
大総統に同行していたアームストロング少佐は、シグを見るなり自慢の筋肉をアピール。
シグも負けじと筋肉で応え、二人は瞬時に意気投合しました。
言葉を交わすことなく、筋肉だけで通じ合う。
まさに「漢の友情」です。
ボディビルダーとストロングマン
ハガレンのシグさんみたいな筋肉キャラもいいですよね… pic.twitter.com/pFRGxwITPr
— 月见炒饭主席(公式) (@Izuminnaga10) October 12, 2024
二人の筋肉には、実は違いがあります。
アームストロング少佐の筋肉は、体系的なトレーニングによって鍛え上げられたもの。
いわばボディビルダー型の筋肉です。
一方、シグの筋肉は精肉店での労働や日常生活の中で自然と鍛えられたもの。
ストロングマン型の実用的な筋肉といえます。
タイプは違えど、鍛え抜かれた肉体への敬意で結ばれた二人の友情は本物です。
スロウス戦での活躍【ネタバレ注意】
銃の悪魔は速すぎて衝撃波を発生して広範囲を吹き飛ばしているのか、それとも速い上に巨大なのか(移動時は肉片削れるデメリットあるしそれなりの体躯は必要?)
素早い巨体というとハガレンのスロウスを思い出すな pic.twitter.com/loMGSpLesE
— コモリ (@komo_komoz) November 18, 2019
シグが最も輝いたのは、物語のクライマックス「約束の日」です。
セントラルへの参戦
「約束の日」、シグはイズミと共にセントラルへ赴きます。
中央司令部では、反乱を起こしたオリヴィエ・ミラ・アームストロング少将の前に、ホムンクルスのスロウスが立ちふさがっていました。
スロウスは「最速のホムンクルス」の異名を持ち、本気を出すと目にも留まらぬ速さで突進してきます。
アームストロング姉弟をはじめとする軍人たちも、苦戦を強いられていました。
筋肉の友との再会
窮地に陥ったアームストロング少佐の前に、シグとイズミが助太刀に現れます。
筋肉で語り合った友の登場に、アームストロング少佐は再び奮起。
二人は息の合った連携でスロウスに立ち向かいます。
ホムンクルスを殴り飛ばす怪力
シグの怪力は凄まじく、ホムンクルスであるスロウスをパンチ一発で吹き飛ばしました。
通常の人間では傷つけることすら難しいホムンクルスを、素手で殴り飛ばす。
錬金術も特殊な武器も使わない、純粋な筋力によるものです。
「ヒゲと筋肉のツープラトン」
シグとアームストロング少佐は、二人がかりでスロウスを追い詰めます。
ファンの間で「ヒゲと筋肉のツープラトン」と呼ばれるこの共闘は、二人の友情の集大成でした。
最終的にスロウスは、床に錬成された棘で串刺しにされ、賢者の石が尽きて消滅します。
一般人として大金星
注目すべきは、シグが「約束の日」に深く関わった人物の中で、錬金術師でも軍人でもシン国関係者でもない、
完全な一般人だということです。
それにもかかわらず、ホムンクルスの一体を倒すという大金星を挙げました。
これは作中でも異例の快挙です。
エドとアルへの対等な接し方
シグは、エルリック兄弟に対しても独自のスタンスで接しています。
息子同然の存在
イズミの弟子であるエドワードとアルフォンスは、カーティス夫妻にとって実の息子も同然の存在です。
イズミが子供を成すことができない体になった後、エルリック兄弟は夫妻にとって特別な意味を持つようになりました。
シグもまた、二人を温かく見守り続けています。
破門後の対等な関係
物語の中盤、イズミはエルリック兄弟を破門します。
しかしシグは、これを新たな関係の始まりと捉えました。
「師匠でも弟子でもなくなった。これからは1人の人間として、対等に接するということだ」
厳しさの中にも深い愛情が込められた言葉です。
形式上の師弟関係を超えて、人間同士として向き合おうというシグの姿勢は、エルリック兄弟の成長を認めたものでもあります。
まとめ
シグ・カーティスは、『鋼の錬金術師』において異色の存在です。
- 錬金術師でも軍人でもない「ただの一般人」
- 身長230cm、ホムンクルスを殴り飛ばす規格外の怪力
- 厳つい外見に反して、温厚で心優しい性格
- 妻イズミとは結婚18年目でも変わらぬラブラブ夫婦
- アームストロング少佐とは筋肉で通じ合う「漢の友情」
- 最終決戦でスロウス撃破に貢献し、一般人として大金星を挙げた
- エルリック兄弟を対等な人間として扱う器の大きさ
精肉店の店主という平凡な立場でありながら、物語の重要な場面で活躍したシグ。
その存在は、『鋼の錬金術師』の世界に温かみを与えています。