少女のような姿をしながら、実は268歳。
『マギ』に登場するシェヘラザードは、200年以上にわたってレーム帝国を支え続けた「生ける伝説」です。
世界に存在する4人のマギの一人であり、レーム帝国の最高司祭として皇帝と同等の権力を持つ彼女には、「分身体」という驚くべき秘密がありました。
この記事では、シェヘラザードのプロフィール、分身体の仕組み、ティトスとの関係、そして最期までを徹底解説します。
『マギ』強さランキングでも上位に位置する実力派マギの魅力に迫りましょう。
※この記事には『マギ』本編のネタバレが含まれます。
シェヘラザードのプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | シェヘラザード |
| 声優 | 坂本真綾 |
| 年齢 | 268歳(没年) |
| 身長 | 142cm |
| 体重 | 36kg |
| 所属 | レーム帝国 |
| 役職 | 最高司祭 |
| 趣味 | 昆虫鑑賞 |
| 好きな食べ物 | お茶 |
| 嫌いな食べ物 | 堅いもの |
| 外見的特徴 | 金髪、葡萄の髪飾り、左目元の泣きボクロ |
シェヘラザードは「レームのマギ」として知られ、レーム帝国の繁栄を200年以上にわたって支えてきました。
豊かな金髪に葡萄を象った髪飾り、身の丈以上の金色の杖が特徴的です。
人物像・性格
「レーム帝国の母親」としての愛情
シェヘラザードの最大の特徴は、レーム帝国への深い愛情です。
長年にわたって国と民を見守り続けてきた彼女にとって、レーム帝国はもはや我が子のような存在。
国の繁栄のためなら争いも辞さない毅然とした姿勢を持っています。
「傲慢」と評される一面
しかし、その愛情は時に偏りを見せます。
マギは本来、世界全体の繁栄を導く存在ですが、シェヘラザードはレーム帝国の繁栄のみを優先していました。
この姿勢を見たアラジンは、彼女を「傲慢」と評しています。
とはいえ、これは268年もの間、一つの国と民を守り続けてきた者ゆえの感情とも言えるでしょう。
分身体の秘密
少女の姿の真実
シェヘラザードの少女のような姿には、驚くべき秘密があります。
実はこの身体は「分身体」であり、本人の意識が宿っているものの、本当の身体ではありません。
真の身体は老衰のために動けない状態にあり、レーム神殿のどこかで横たわっているのです。
200年以上続けてきた「入れ替え」
分身体の寿命は短く、おそらく10年ももたないとされています。
シェヘラザードは身体が衰えるたびに新しい分身体に入れ替え、この方法で200年以上レーム帝国を守り続けてきました。
一人の人間がこれほど長く国を支え続けるという、気の遠くなるような献身です。
分身体を通じた遠隔操作
この分身体システムにより、シェヘラザードは遠隔地での活動が可能です。
本体が神殿に留まりながらも、分身体を通じてレーム帝国全土を見守ることができました。
能力・戦闘スタイル
マギとしての強大な魔力
シェヘラザードは世界に4人しかいないマギの一人として、強大な魔力を持っています。
レーム帝国に多数の「迷宮攻略者」を導き、金属器使いを輩出してきました。
レーム帝国が過去最大の繁栄を誇っていたのは、彼女の力によるところが大きいのです。
最高司祭としての権威
レーム帝国では、シェヘラザードは皇帝と同等の地位にあります。
マグノシュタットとの戦争を決定するなど、国家の重要な判断も彼女の一存で行われました。
ティトスとの関係
シェヘラザードが創り出した「人形」
ティトス・アレキウスは、シェヘラザードがマグノシュタットを探るために生み出した分身体の一つ。
いわゆる「人形」です。
人間のように生まれたわけではなく、シェヘラザードの神殿にて14年間、暗闇の中で魔力を与え続けられて育てられました。
マグノシュタット潜入の密命
ティトスはマグノシュタット学院に留学生として潜入し、内部の秘密を探る任務を与えられていました。
彼の寿命はわずか1年程度しかなく、任務完了後には消滅する運命でした。
ティトスの自立と反乱
しかし、マグノシュタットでアラジンやスフィントスと出会い、マルガという少女と交流する中で、ティトスは「生きたい」という自分自身の意志を持つようになります。
最終的にティトスはシェヘラザードの命令に背き、マグノシュタット側に立って戦うことを選びました。
マグノシュタット編での役割
戦争の決定
シェヘラザードは、マグノシュタットがアル・サーメンと結託して粗悪な金属器を流通させていた過去を問題視し、レーム帝国とマグノシュタットの戦争を決定します。
ティトスを通じてモガメット学長に「レーム帝国の属州になるように」と要求しましたが、モガメットはこれを拒否。
開戦となりました。
「世界の終焉」阻止への貢献
戦争の最中、マグノシュタットでは「世界の終焉」を引き起こしかねない危機が発生します。
この危機に際し、敵味方を超えた協力が行われ、シェヘラザードもまた世界を守るために力を尽くしました。
最期とティトスへの継承
シェヘラザードの死
マグノシュタット編の激闘を経て、シェヘラザードは268年の生涯を終えます。
長きにわたってレーム帝国を守り続けてきた彼女の死は、一つの時代の終わりを意味していました。
ティトスのマギ継承
しかし、物語はここで終わりません。
「世界の終焉」を防ぐために命を落としたティトスは、シェヘラザードの願いにより再びこの世に還ることになります。
そしてティトスは、シェヘラザードに代わってこの時代のマギの一人となりました。
シェヘラザードの杖を受け継いだティトスは、レームにてマルガと共に新たな人生を歩み始めます。
創造者から被造物への継承。
それはシェヘラザードが最期に残した希望でした。
独自考察:シェヘラザードの魅力
「千夜一夜物語」との関連
シェヘラザードという名前は、『千夜一夜物語(アラビアンナイト)』の語り手「シェヘラザード」に由来すると考えられます。
物語では、シェヘラザードは毎夜王に物語を語り、千夜にわたって命をつないだ賢い女性として描かれています。
200年以上にわたって国を守り続けた『マギ』のシェヘラザードと、どこか重なるものがあります。
他のマギとの違い
アラジン、ユナン、ジュダルという他のマギと比較すると、シェヘラザードの特異性が際立ちます。
- アラジン:世界全体の調和を目指す
- ユナン:特定の国に属さず放浪する
- ジュダル:堕転し、破壊を望む
- シェヘラザード:一つの国の繁栄に全てを捧げる
国家に尽くすマギという立ち位置は、シェヘラザードならではの個性です。
「母性」と「傲慢」の二面性
シェヘラザードの魅力は、「レーム帝国の母親」としての深い愛情と、それゆえの「傲慢」という二面性にあります。
268年もの間、一つのものを守り続けるという途方もない献身。
それは称賛に値すると同時に、視野の狭さにもつながりました。
この複雑さこそが、彼女を単純な善悪では測れない魅力的なキャラクターにしています。
まとめ
シェヘラザードは、200年以上にわたってレーム帝国を守り続けた「レームのマギ」です。
分身体という特殊なシステムで長命を保ち、「レーム帝国の母親」として国と民を愛し続けた彼女。
その愛情は時に「傲慢」と評されながらも、最期にはティトスという後継者に希望を託しました。
複雑な魅力を持つシェヘラザードは、『マギ』の物語に深みを与える重要なキャラクターの一人です。