『ケンガンアシュラ』に登場する異色の闘技者・英はじめ(はなふさ はじめ)。
外科医でありながら政府のエージェントという二つの顔を持ち、「解剖魔」の異名で恐れられる彼は、作中でも屈指の人気キャラクターです。
トーナメントでは1回戦で敗北しながらも、その後の活躍で「ケンガン界のブラック・ジャック」と称されるほどの存在感を放っています。
この記事では、英はじめのプロフィールから正体、戦闘能力、そして『ケンガンオメガ』での活躍まで徹底的に解説します。
※この記事は『ケンガンアシュラ』『ケンガンオメガ』のネタバレを含みます。
英はじめのプロフィール
英はじめは帝都大学所属の闘技者で、以下のプロフィールが明らかになっています。
- 身長:174cm
- 体重:62kg
- 誕生日:12月1日
- 年齢:秘密
- 異名:「解剖魔」
- 声優:石田彰
- 尊敬する人物:ブラック・ジャック、ドクター・キリコ
闘技者の中では小柄な体格ですが、引き締まった筋肉を持っています。
濁った眼と薄ら笑いを崩さないポーカーフェイスが特徴的な優男で、一見すると危険な雰囲気は感じさせません。
しかしその本性は、作者曰く「理性で狂気をコントロールしている狂人」。
生きたまま人間を解剖したいという欲求を持つ、自他ともに認める変人です。
英はじめの正体|政府お抱えの始末人
それと折角なのでケンガンに於ける私の最推しもご覧ください✨「英(はなふさ)はじめ」と言う方で。サリエリまでは流石に及ばないながらも、他作品だと第五のリッパーと同等か、やや上となる程に私個人が他人の気がしないと感じた人物。全格闘技作品では他のどのキャラよりも共感した人物でした🍷 pic.twitter.com/BzXr2pGNcN
— 獣司祭/Jyusisai📖🌹 (@JyusisaiGepe798) June 9, 2023
表向きはフリーランスの外科医として活動している英はじめですが、その正体は政府お抱えの始末人(エージェント)です。
法律では裁けない悪党を闇に葬る役目を担っており、これまで幾人もの人間を抹殺してきました。
拳願絶命トーナメントに参加した理由も、単なる闘技者としてではありません。彼の本当の目的は、死刑囚として収監されていた殺人鬼・坂東洋平を抹殺することでした。
坂東は死刑確定後も看守を殺害するなど凶悪な行動を続けていたため、政府は英を派遣して「処刑」を依頼したのです。
医者としての腕前は一流で、難手術を次々と成功させる天才外科医でもあります。
患者の精神ケアも視野に入れた治療を心がけており、医師としては極めて真摯な姿勢を見せています。
戦闘能力|霊枢擒拿術と肉体改造ギミック
初夢、ケンガンの英はじめ先生(CV石田彰)に点滴される夢だったんだけど、今年私はなんか運気が悪いんだろうか…元旦は出かけたのに財布忘れたし目覚まし突然壊れて寝坊しかけたし… pic.twitter.com/kQAeLEu1jO
— ハミ山クリニカ (@kllinika) January 2, 2020
英はじめの戦闘スタイルは、霊枢擒拿術と肉体改造ギミックを組み合わせた独特なものです。
霊枢擒拿術(れいすうきんなじゅつ)
中国古典医書『黄帝内経』に記された武術で、指先を鍼に見立てて人体の急所である経絡経穴を突く技法です。
一般人であれば一撃で致命傷を与えられるほどの威力を持ち、医学知識と武術が融合した英ならではの戦闘術といえます。
肉体改造ギミック
英は自身の肉体に様々な改造を施しています。
- 骨剣:大腿骨を削り出して作った隠し武器を腕に仕込んでいる
- 踵高圧ガス:踵に仕込んだ高圧ガスにより、強力なキックとジャンプが可能
- 痛覚遮断:大脳視床下部への手術により痛みを感じない体質に改造
- 殺人ウイルス:血液中に致死性の高い複数のウイルスを保有
- 死後復活改造:頸椎損傷からの回復を可能にする改造を施している
特に痛覚遮断により、どんなダメージを受けても平然と戦い続けることができます。
ただし、基本的な身体能力は並レベルであり、複雑な攻撃への対応には限界があります。
坂東洋平との死闘|トーナメント1回戦
『ケンガンアシュラ』強さランキングでも上位に位置する坂東洋平との対戦は、トーナメント1回戦・第14仕合で行われました。
英は霊枢擒拿術で坂東の経穴を的確に突き、優位に立ちます。
しかし、坂東は全身の関節が異常に柔らかいという特性を持っており、経穴攻撃が思うように効きませんでした。
英が放った正中を貫く刺突に対し、坂東は脊柱を曲げることで致命傷を回避。
カウンターで英の首をへし折り、勝利を収めました。
死後復活とウイルス感染
しかし、これで終わりではありませんでした。
英は死んだ時のために自ら施していた肉体改造により蘇生。
さらに、英が体内に仕込んでいた致死性ウイルスに坂東が血液感染していたことが判明します。
坂東は余命いくばくもない状態に陥りましたが、古海製薬の協力により治療に成功し、2回戦に続投することができました。
試合には敗北しましたが、任務である「坂東への致命傷」は達成したといえるでしょう。
ケンガンオメガでの活躍|王馬の心臓移植
英はじめの真価が発揮されたのは、むしろトーナメント後の活躍です。
トーナメント中の医療活動
試合が進むにつれ、英は医務室で継続的に闘技者の治療を担当するようになります。
特に三回戦目以降は、主人公・十鬼蛇王馬の治療に携わりました。
王馬は「前借り」の代償で心臓が著しく衰弱しており、的確な処置を続けることで最後まで王馬の戦いを支援しました。
王馬の心臓移植
トーナメント終了後、英の元に謎の「心臓」が届けられます。
王馬の衰弱した心臓の状態を知ると、何者かの介入があることを察知しながらも、王馬の延命のために心臓移植を決行。
手術は無事成功しました。
この心臓は単なる適合心臓ではなく、王馬と「全く同じ」心臓でした。
クローン技術や器官培養技術が使われた可能性が示唆されており、謎の組織「蟲」の関与も疑われています。
ケンガン界のブラック・ジャック
読者からは「担当医:英」という言葉が「意味不明だけどなんか納得できて、この世の何よりも安心できる単語」と評されています。
闘技者としてより医者としての活躍が圧倒的に大きく、「ケンガン界のブラック・ジャック」「チート医師」と称される所以です。
英はじめの魅力|狂気と茶目っ気の二面性
英はじめの魅力は、狂気と茶目っ気という相反する二面性にあります。
サイコパスとしての狂気
死亡した患者をアルバムに記録し、その「悲しみと絶望感に酔いしれる」という倒錯した価値観を持っています。
ことあるごとに人を解剖しようとする危険な一面があり、周囲からは警戒されています。
倫理観はほぼないに等しく、冷酷無慈悲に相手を殺すことに躊躇がありません。
意外な茶目っ気
一方で、浮き輪をつけて入浴したり、小児患者とレースを楽しんだり、山下一夫と遊んだりと、愉快な一面も持ち合わせています。
全闘技者中唯一、汗をかく描写がないという細かい設定も、彼の異質さを際立たせています。
このギャップが多くのファンを惹きつける理由であり、1回戦敗退ながら高い人気を誇るキャラクターとなっています。
まとめ
英はじめは、外科医と政府エージェントという二つの顔を持つ異色の闘技者です。
- 正体:政府お抱えの始末人、坂東洋平抹殺のために派遣された
- 戦闘能力:霊枢擒拿術と肉体改造ギミックを駆使
- トーナメント:1回戦で坂東に敗北するも、ウイルス感染で任務達成
- オメガでの活躍:王馬の心臓移植を成功させ「ケンガン界のブラック・ジャック」と称される
- 魅力:狂気と茶目っ気の二面性
闘技者としての戦績は振るいませんが、医者としての活躍で作品に欠かせない存在となっています。
『ケンガンオメガ』でも要所要所で登場し、今後の活躍にも期待が持てるキャラクターです。