煌帝国第四皇子として登場し、復讐に燃える悲劇的な過去を持つ練白龍。
2つのジン「ザガン」と「ベリアル」を従える数少ない複数迷宮攻略者であり、『マギ』強さランキングでも上位に位置する実力者です。
この記事では、白龍のプロフィールから能力、堕転の理由、そして皇帝となるまでの軌跡を徹底解説します。
※この記事には『マギ』本編のネタバレが含まれます。
練白龍のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 練白龍(れん はくりゅう) |
| 声優 | 小野賢章 |
| 年齢 | 初登場時15歳 |
| 身長 | 165cm前後(成長後は172cm前後とされる) |
| 所属 | 煌帝国 |
| 役職 | 第四皇子→第四代皇帝 |
| 金属器 | ザガン、ベリアル |
| 特徴 | 顔の半面を覆う火傷痕、オッドアイ |
白龍の最も印象的な外見的特徴は、顔と体の半面を覆う火傷の痕と、右目が青、左目が灰色のオッドアイです。
父・練白徳や実兄たちと瓜二つの容姿を持ち、作中でも美形キャラクターとして描かれています。
人物像・性格
まっすぐな心の持ち主
白龍は生真面目で礼儀正しく、道理に合わないことを看過できない性格の持ち主です。
作中では「痛いくらいまっすぐなルフの持ち主」と評されており、表面的には冷静沈着に見えますが、実は心優しく泣き虫な一面も持っています。
幼い頃に兄たちの立ち振る舞いを見て育ち、その姿を意図的に模倣していることが示唆されています。
姉・練白瑛との絆
白龍にとって実姉の練白瑛は、血のつながった唯一の姉弟であると同時に、母親代わりのような存在です。
幼少期から白瑛に槍術や様々なスキルを学び、深い信頼関係で結ばれています。
この姉弟の絆は、白龍が堕転した後も変わることなく、物語終盤での重要な展開につながっていきます。
能力・戦闘スタイル
白龍はシンドバッド、練紅炎に次ぐ3人目の複数迷宮攻略者であり、2つのジンと契約しています。
さらに、魔力操作の技術にも長けており、これをジンの能力と組み合わせることで戦闘力を大幅に向上させています。
ジン「ザガン」(第61迷宮)
基本情報
- 金属器:青龍偃月刀
- 属性:忠節と清浄
- 能力系統:八型魔法(植物操作)
ザガンは「忠節と清浄」を司るジンで、植物を操る能力を持っています。
人間嫌いの性質を持つジンとされていますが、白龍とは非常に相性が良いとされています。
全身魔装すると黒い鱗と孔雀のような羽で覆われた姿になり、植物を素材として自在に操ることができます。
主な技
- 操命弓(ザウグ・アルアズラー):微生物に魔力を送り込み、弓として使用する技。修行を経て暗黒大陸の植物も扱えるようになりました。
- 降龍木蓮衝(ザウグ・モバレーゾ):義手に魔力を送り込んで変形させ、攻撃する技。
白龍は迷宮攻略時に左腕を失っていますが、ザガンの能力を応用した義手を装着し、これを戦闘にも活用しています。
ジン「ベリアル」(第68迷宮)
基本情報
- 金属器:左肩の肩当
- 属性:真実と断罪
- 能力系統:感覚支配・幻覚
ベリアルは「真実と断罪」を司るジンで、虚偽を許さない厳格な性格を持つとされています。
体に竜のような骨を纏った5つの眼を持つ精霊として描かれています。
最大の特徴は、他の金属器との同時発動が可能という点です。
これは全金属器の中でもベリアルだけが持つ唯一の特性であり、ザガンとの併用によって戦闘の幅を大きく広げることができます。
主な技
- 記憶操作(ベリオル・ザケーラ):対象の感覚に干渉し、幻覚を見せる魔法。半径十メートル以内という制限はあるものの、長期間にわたって幻覚を見せ続けることで記憶を書き換えることも可能です。
- 絶葬鎌(ベリオル・ゴルドレーザ):魔装ベリアルの状態で使用できる技。この鎌で斬られると、外傷は生じませんが感覚を亜空間に封殺され、斬られた部分は再起不能になるとされています。
ベリアルは「作中最強のジン」との評価もあり、その能力の凶悪さは物語中でも際立っています。
強さの評価
白龍の強さは、2つのジンを従えていることに加え、それぞれのジンとの相性の良さにあります。
特にザガンは「白龍ほど相性のいいジンとその主は作中には登場しない」と言われるほどで、この組み合わせが白龍の戦闘力を底上げしています。
また、魔力操作の技術を併用することで、金属器の能力をさらに引き出す戦い方を身につけています。
物語での活躍【ネタバレ注意】
シンドリア留学編
白龍は「留学」という名目でシンドリア王国を訪れますが、その真の目的は祖国・煌帝国に潜む「闘の組織(アル・サーメン)」を打倒するため、シンドバッドの協力を得ることでした。
この時点で白龍は、父・練白徳と兄たちを殺した敵への復讐を誓っており、「煌帝国を滅ぼすこと」を目標に掲げていました。
ザガン攻略と左腕喪失
シンドリアでの修行を経て、白龍は第61迷宮「ザガン」に挑みます。
激しい戦いの末にザガンとの契約を果たしますが、代償として左腕を失うことになりました。
この経験は白龍を大きく成長させると同時に、復讐への決意をより強固なものにしていきます。
堕転とベリアル攻略
物語が進むにつれ、白龍は母・練玉艶への復讐心に囚われていきます。
航海中に過去を思い出したことがきっかけで性格が豹変し、「世界を殺して作り変える」とまで宣言するようになります。
マギのジュダルと共闘を決意した白龍は、堕転しながらも第68迷宮「ベリアル」を攻略。
これにより、シンドバッドと練紅炎に次ぐ3人目の複数迷宮攻略者となりました。
母への復讐と皇帝即位
ベリアルの能力を駆使して多くの兵士を洗脳し、協力者を獲得した白龍は、満身創痍の状態で洛昌に乗り込みます。
激しい戦いの末に母・練玉艶を殺害することに成功し、煌帝国第四代皇帝に即位しました。
しかし、シンドバッドが作った新しい法律に対応できず、領内で独立運動が発生。
「国を守れなかった罪は重い」として皇帝の座を降りることになります。
最終決戦と結末
「世界をルフに還す魔法」が発動してからは、シンドリア上空でジュダルと共に戦いに参加。
後から駆けつけた姉・白瑛と共闘し、金属器やマギシステムのない世界に賛同して迷宮の塔を破壊しました。
聖宮崩壊後は金属器使いではなくなり、皇帝となった練紅玉を支えながら煌帝国の再建に尽力している姿が描かれています。
独自考察:白龍の魅力と成長
「復讐」というテーマを背負った悲劇的キャラクター
白龍の物語は、復讐に囚われた少年が成長し、最終的にその呪縛から解放されていく過程として描かれています。
父と兄を殺した母への復讐という重いテーマを背負いながらも、最終的には「信じる正しさが変わっても」前に進むことを選択。
この心理的成長は、作品全体を通じて丁寧に描かれており、多くの読者の心を打ちました。
闇堕ちからの復活という王道展開
堕転し、一時は完全に闇に落ちたかに見えた白龍。しかし姉・白瑛や仲間たちとの絆によって、最終的には光の側に戻ってきます。
この「闘落ちからの復活」という王道展開は、白龍というキャラクターの魅力を最大限に引き出しており、物語の見どころの一つとなっています。
ザガンとの「相性の良さ」が示す運命性
作中で「白龍ほど相性のいいジンとその主はいない」と評されるザガンとの関係は、白龍の物語における運命性を象徴しています。
人間嫌いのジンが白龍にだけは心を開いているという設定は、白龍の純粋さや真摯さを表現していると考えられます。
まとめ
練白龍は、復讐に燃えた少年から成長を遂げ、最終的には煌帝国の未来を支える存在へと変貌したキャラクターです。
2つのジン「ザガン」と「ベリアル」を操る強さと、復讐に囚われながらも前に進む人間としての弱さ。
この両面が描かれることで、白龍は『マギ』の中でも特に印象深いキャラクターとなっています。
堕転からの復活、姉との絆、そして皇帝への道のり。
白龍の物語は、『マギ』という作品の魅力を凝縮した存在と言えるでしょう。
