『マギ』に登場するベリアルは、第68迷宮「真実と断罪」を司るジンです。
練白龍の2体目の金属器に宿るこのジンは、幻覚を操り五感を奪う恐怖の能力を持ち、さらに全金属器の中で唯一「他の金属器との同時発動」が可能という特殊な特性を持っています。
その圧倒的な能力から、ジン最強との評価も受けるベリアルの全貌を徹底解説します。
※この記事は『マギ』のネタバレを含みます。
ベリアルの基本情報
ベリアルは、マギの世界に存在する72柱のジンの一体であり、その中でも特に恐ろしい能力を持つ存在です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 迷宮番号 | 第68迷宮 |
| 司るもの | 「真実と断罪」 |
| 分類 | 8型(命) |
| 金属器 | 左肩の肩当 |
| 契約者 | 練白龍 |
| 眷属器使い | 李青龍 |
ベリアルのジンとしての姿は、竜のような骨を纏い、5つの眼を持つ精霊として描かれています。
その性格は虚偽を一切許さぬ厳格さが特徴であり、「真実と断罪」という属性を体現した存在です。
第68迷宮「真実と断罪」の特性
ベリアルが支配する第68迷宮は、他の迷宮とは異なる特殊な性質を持っています。
迷宮の出現
この迷宮は、堕落したマギであるジュダルが練白龍のために出現させたものです。
白龍が練玉艶への復讐を果たすために必要な力として、ジュダルがこの迷宮を選びました。
迷宮内部の特性
第68迷宮の内部では、足を踏み入れた者に対して頭の片隅で考えている人や風景が映し出されるという現象が起こります。
さらに恐ろしいのは、自分の信念に嘘をつき続ければ肉体が傷つき、最終的には死に至るという特性です。
文字通り「真実」を問われる迷宮であり、自分自身の本心と向き合わなければクリアできない過酷な試練となっています。
この迷宮の生還者は、練白龍とジュダルのわずか2人のみです。
練白龍との契約:堕転しながらの迷宮攻略
ベリアルと練白龍の出会いは、物語の重要な転換点となりました。
堕転しながらの迷宮攻略
練白龍は、ジュダルと共に「堕転」しながらこの迷宮を攻略しました。
堕転とは、ルフが黒く染まった状態を指し、通常の方法ではたどり着けない力を手に入れることができます。
迷宮内での幻覚
迷宮内で白龍は、自身の心の奥底にある想いを映した幻覚を見ました。
そこには白瑛やモルジアナの姿があり、白龍は自分の中にある怒りや葛藤と向き合うことになります。
最終的に白龍は「こんな怒りを抱えていては前に進めない」と自らを奮い立たせ、迷宮をクリアしました。
契約の意味
ベリアルは白龍を「黒き王の器」として認め、契約を結びました。
練玉艶から煌帝国を取り戻すという白龍の信念が、「真実と断罪」を司るベリアルに認められたのです。
ベリアルの能力:幻覚を操る力
ベリアルの能力の核心は、対象の感覚に干渉し幻覚を見せるというものです。
幻覚能力の詳細
- 対象の五感に干渉し、任意の幻覚を見せることができる
- 効果範囲は半径10メートル以内
- 長期間にわたって幻覚を見せ続けることで、記憶を書き換えることも可能
- 洗脳にも使用できる恐ろしい能力
この能力の恐ろしさは、相手に気づかれることなく精神を蝕むことができる点にあります。
直接的な戦闘だけでなく、諜報や暗殺にも極めて有効な能力といえるでしょう。
魔装の姿と特徴
練白龍がベリアルの力で魔装すると、禍々しくも威圧的な姿に変身します。
魔装時の外見変化
- 体に竜のような骨を纏う
- 耳と背中にコウモリのような翼が生える
- 髪が白く変色する
- 額に縦に2つの眼が開く
- 腕が4本に増加
- 武器は巨大な白い鎌
この姿は、まさに死神を思わせる禍々しさです。
白龍がもう一体のジン・ザガンで魔装した時とは対照的に、ベリアルの魔装は恐怖と威圧感に満ちています。
全身魔装の特徴
全身魔装時には、左肩の防具が骨の意匠がある大鎌に変化します。
この鎌がベリアルの主要な武器となり、後述する「絶葬鎌」という恐怖の技を繰り出すことができます。
ベリアルの技一覧
ベリアルを使った練白龍の技を詳しく解説します。
記憶操作(ベリオル・ザケーラ)
相手に幻覚を見せて記憶を書き換える技です。
効果範囲は半径10メートル以内であり、この範囲内の対象に任意の幻覚を見せることができます。
完全な記憶の書き換えには時間がかかるとされていますが、戦闘中に相手を惑わすには十分な効果を発揮します。
絶葬鎌(ベリオル・ゴルドレーザ)
ベリアルの技の中でも最も恐ろしい技です。
この技で斬られた部分は、感覚を永遠に断絶されます。
外傷は生じませんが、斬られた部分の感覚は亜空間に封殺され、再起不能となります。
最も恐ろしいのは、治療魔法でも治すことができないという点です。
マギの世界では高度な回復魔法が存在しますが、絶葬鎌による傷は一切治りません。
作中では、この技によってアリババが脳死状態に陥るという衝撃的な展開がありました。
一撃で敵を戦闘不能にできる、まさに必殺の技といえます。
極大魔法「絶葬咆哮」の恐怖
ベリアルの極大魔法は、「絶葬咆哮(ベリオル・ザウト)」です。
極大魔法の効果
この技は、巨大な骸骨の竜を召喚します。
召喚された竜が放つ咆哮の範囲内にいる全員は、五感を完全に喰らい尽くされるという恐ろしい効果を受けます。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚のすべてを失い、一撃で戦闘不能に陥ります。
『マギ』強さランキングでも、この極大魔法の恐ろしさは高く評価されています。
範囲攻撃でありながら一撃必殺の効果を持つという、極めて強力な技です。
他の極大魔法との比較
多くの極大魔法は物理的な破壊力を持つものですが、ベリアルの極大魔法は感覚そのものを奪うという特殊な効果を持っています。
物理的な防御をすり抜け、直接精神・感覚に作用するため、防ぐことが非常に難しい技といえるでしょう。
唯一無二の特性:他金属器との同時発動
ベリアルが最強と評される最大の理由が、他の金属器との同時発動が可能という唯一無二の特性です。
通常の金属器の制限
通常、複数の金属器を持つ者であっても、金属器を切り替える際には一度能力を解除する必要があります。これは全ての金属器に共通する制限であり、複数の金属器を持っていても同時に使用することはできません。
ベリアルだけの特殊能力
しかし、ベリアルは全金属器の中で唯一この制限がありません。
練白龍はザガンとベリアルの2体のジンを持っていますが、ベリアルの同時発動能力によって、両方の力を同時に使用することが可能です。
これにより、ザガンの生命を操る能力でダメージを与えながら、ベリアルの幻覚で敵を惑わすといった複合的な戦術が可能になります。
この特性は戦闘において圧倒的なアドバンテージとなり、ベリアルが最強と評される大きな理由の一つとなっています。
ベリアル最強説の検証
ベリアルは、ファンの間で「最強のジン」との評価を受けることがあります。その根拠を検証してみましょう。
一撃必殺の「絶葬鎌」
治療不可能という特性を持つ絶葬鎌は、当たれば確実に敵を無力化できます。
アリババですら一撃で脳死状態に陥ったことからも、その威力の恐ろしさがわかります。
五感を完全に奪う極大魔法
極大魔法「絶葬咆哮」は、範囲内の敵全員の五感を奪うという破格の効果を持ちます。
物理的な防御を無視し、精神に直接作用する点で防ぐ手段が極めて限られています。
同時発動による戦術の多様性
他の金属器と同時発動できるという特性により、単体での戦闘力に加えて戦術の幅が大きく広がります。
これは他のジンには真似できない、ベリアルだけの強みです。
練玉艶との戦い
ベリアルは、練玉艶との決戦において重要な役割を果たしました。
白龍の復讐を支え、強大な敵を打倒する力となったことは、ベリアルの実力を示す証拠といえるでしょう。
ザガンとの併用戦術
練白龍はベリアルの他に、ザガンというジンも所持しています。
ザガンの能力
ザガンは第61迷宮「忠節と清浄」を司る生命のジンです。
植物を操り、生命力を操作する能力を持っています。
併用戦術の強み
ベリアルの同時発動能力により、白龍はザガンとベリアルの力を同時に使うことができます。
例えば、ベリアルの幻覚で敵の感覚を惑わしながら、ザガンの植物攻撃を仕掛けるといった戦術が可能です。
相手は幻覚と現実の区別がつかない状態で植物に拘束され、気づいた時には手遅れという状況を作り出せます。
練玉艶との決戦では、この併用戦術が大いに活躍しました。
眷属器使い・李青龍
ベリアルには、眷属器使いとして李青龍が存在します。
李青龍は練白龍の眷属であり、ベリアルの眷属器を所持しています。
眷属器使いは金属器使いほどの力は持ちませんが、ジンの能力の一部を使用することができます。
李青龍の場合、ベリアルの幻覚能力の一部を使用できると考えられ、白龍の戦いを支援する重要な存在となっています。
まとめ
ベリアルは「真実と断罪」を司る、最強クラスのジンです。
- 幻覚能力:五感に干渉し、記憶の書き換えも可能
- 絶葬鎌:一撃で感覚を断絶、治療不可能
- 極大魔法:五感を完全に奪う恐怖の技
- 同時発動:全金属器中唯一の特殊能力
- ザガンとの併用:複合戦術で真価を発揮
ベリアルは練白龍の復讐と信念を支えた存在であり、その圧倒的な能力は作中でも屈指の強さを誇ります。
最強ジンとの評価も、これらの能力を見れば納得といえるでしょう。
『マギ』を読む際には、ベリアルの恐ろしい能力と、それを使いこなす白龍の戦いに注目してみてください。
