「黙っていれば美人」
荒々しい姉御肌で、仲間思いの霧の団幹部・ザイナブ。
バルバッド編で活躍した彼女は、革命の嵐を生き抜き、愛する人と家庭を築いた数少ないキャラクターです。
本記事では、ザイナブのプロフィールから、幻覚を操る魔法武器「赤幻霧刀」の能力、そしてハッサンとの結婚後の生活まで、彼女の魅力を徹底解説します。
※この記事には『マギ』のネタバレが含まれます。
ザイナブのプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | ザイナブ |
| 声優 | 渡辺明乃 |
| 年齢 | 18歳(初登場時)→19歳 |
| 身長 | 165cm |
| 髪色・髪型 | 黒髪・ロング |
| 所属 | 霧の団(幹部) |
| 武器 | 赤幻霧刀(セキゲンムトウ) |
ザイナブの名前はアラブ圏で人気のある女性名で、「美しい見た目で香りの良い木」「香りの良い花」「ふくよかな女性」といった意味を持つとされています。
人物像・性格
荒々しい姉御肌
ザイナブは霧の団の女性幹部として、仲間たちをまとめる姉御的存在です。
口調は荒っぽく、恋人のハッサンとは頻繁に喧嘩をするほど気が強い性格。
しかしその根底には仲間への深い愛情があり、スラム街の仲間たちと共に革命を戦い抜きました。
外見的特徴
黒髪のロングヘアに、下唇に付けたピアスが特徴的です。
作中では「黙っていればけっこう美人」と評されており、特にアニメ版では美しく描かれています。
カシムと外見が似ている部分があるとされていますが、血縁関係はありません。
能力・戦闘スタイル
赤幻霧刀(セキゲンムトウ)
ザイナブが使用する武器は赤幻霧刀(セキゲンムトウ)という魔法武器です。
手甲剣型の妖刀で、アル・サーメンから霧の団に横流しされた闇の金属器の一つとされています。
能力の詳細
赤幻霧刀の能力は以下の通りです。
- 赤い霧を発生させる
- 霧を吸い込んだ人間の不安や期待をあおる
- その人物に幻覚を見せる
この能力により、ザイナブは国軍の兵士たちに幻を見せ、警備の目を掻い潜ることに成功していました。
霧の団が「霧の団」と呼ばれる由来の一つでもあります。
能力の弱点
ただし、赤幻霧刀には明確な弱点があります。
心が強い人間に対しては効果がないという点です。
精神力が強固な相手には幻覚を見せることができず、戦闘においては不利になる場面もあったと考えられます。
物語での活躍【ネタバレ注意】
バルバッド編:霧の団の幹部として
ザイナブはバルバッド編において、霧の団の幹部として登場します。
霧の団は、カシムを中心としたスラム街の住民たちによって結成された武装勢力です。
現王アブマド政権の打倒を目標に掲げ、国軍や貴族の家を襲撃して財宝を強奪し、その財宝を貧民に分け与える義賊活動を行っていました。
ザイナブは赤幻霧刀の能力を駆使し、霧の団の作戦を陰から支えました。
革命の結末
バルバッド王国の動乱は、アリババの活躍により王政が崩壊し、共和制へと移行することで決着します。
しかしその過程で、霧の団のリーダーであるカシムは黒いジンへと変貌し、最期を迎えることになりました。
ザイナブを含む霧の団のメンバーたちは、親友であり指導者であったカシムを失うという悲しみを経験します。
王政崩壊後、霧の団は自然解散したとされています。
ハッサンとの関係・その後
喧嘩するほど仲が良い
ザイナブと同じく霧の団の幹部であるハッサンとは、作中から恋人同士として描かれています。
二人は「よく喧嘩する」関係ですが、これはまさに「喧嘩するほど仲が良い」を体現したもの。
革命という過酷な状況の中でも、互いを支え合うパートナーでした。
ハッサンもまた魔法武器「黄侵霧刀(オウショウムトウ)」を使う幹部で、傷をつけた物体を黄色い酸の霧で浸蝕・崩壊させる能力を持っていました。
結婚と家族
王政崩壊後の後日談で、二人のその後が明らかになります。
ザイナブとハッサンは正式に結婚し、夫婦となりました。
そして長男ザッサンが誕生。
ザッサンは父親似の顔立ちをしているとのことです。
さらにザイナブは第二子を妊娠中であることも判明しており、家族は順調に増えています。
自分の店を持つ夢
ザイナブは「いずれは自分の店を持ちたい」という夢を抱いています。
かつて革命に身を投じた若者が、平和な時代に家庭を築き、自分の夢を追いかける。
その姿は、バルバッドの一般市民がどのように新しい時代を生きているかを象徴しています。
現状への複雑な思い
興味深いのは、夫のハッサンは煌帝国による支配に不満を抱いているのに対し、ザイナブは現在のバルバッドの状況に特に不満を持っていないとされている点です。
家族との平和な暮らしを優先するザイナブと、かつての理想を忘れられないハッサン。
二人の間には、革命後の生き方についての温度差があるようです。
この描写は、革命を経験した世代の複雑な心境を巧みに表現しています。
独自考察:ザイナブというキャラクターの意義
脇役に描かれた「その後の人生」
『マギ』という作品の魅力の一つは、脇役キャラクターの人生も丁寧に描いているところです。
ザイナブは決して物語の中心人物ではありません。
しかし作者は、彼女の革命後の人生、結婚、出産、夢を後日談でしっかりと描きました。
これにより、バルバッド編は単なる「主人公たちの冒険」ではなく、「多くの人々の人生が交差した歴史的事件」として厚みを持つことになります。
革命に参加した「普通の若者」の代表
ザイナブは、革命に参加した「普通の若者」の代表といえます。
特別な血筋も、金属器使いになるような才能もない。
ただスラム街で生まれ育ち、仲間と共に不正な王政に抵抗した若者。
そんな彼女が生き延び、家庭を持ち、夢を追いかけている姿は、読者に希望を与えます。
『マギ』キャラ強さランキングでは上位にランクインするようなキャラクターではありませんが、ザイナブのような存在があってこそ、『マギ』の世界は生き生きとしたものになっているのです。
まとめ
ザイナブは、『マギ』バルバッド編に登場する霧の団の女性幹部です。
- 荒々しい姉御肌で、黙っていれば美人
- 魔法武器赤幻霧刀で幻覚を操る能力を持つ
- 恋人のハッサンとは喧嘩するほど仲が良い
- 王政崩壊後、ハッサンと結婚し家庭を築く
- 長男ザッサンが誕生、現在第二子を妊娠中
- 自分の店を持つという夢を持っている
革命を生き抜き、愛する人と家庭を築いたザイナブ。
彼女の人生は、『マギ』という壮大な物語の中で、確かに輝いています。
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