『鋼の錬金術師』に登場する「豪腕の錬金術師」アレックス・ルイ・アームストロング。
2mを超える巨体と鍛え上げられた筋肉、事あるごとに服を脱いで肉体美を披露する姿が印象的なアームストロング少佐ですが、その本質は情に厚く涙もろい心優しき軍人です。
この記事では、アームストロング少佐のプロフィールから能力、アームストロング家の秘密、そして彼の「成長」について徹底解説します。
※この記事には『鋼の錬金術師』のネタバレが含まれます。
アームストロング少佐のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | アレックス・ルイ・アームストロング |
| 二つ名 | 豪腕の錬金術師 |
| 階級 | 少佐 |
| 年齢 | 35歳 |
| 身長 | 220cm |
| 所属 | アメストリス軍中央司令部 |
| 声優 | 内海賢二(旧鋼・FULLMETAL ALCHEMIST版) |
アームストロングは、アメストリス軍中央司令部に勤務する国家錬金術師です。
スキンヘッドに一房の金色カール髪、特徴的なカール口ひげを持つその外見は一度見たら忘れられません。
作中でも屈指の筋骨隆々とした巨体の持ち主で、自身の肉体美に強い自信を持っています。
軍服は常に脱げるよう改造されているとされ、何かにつけて筋肉を披露したがる癖は作中のコミカルな名物シーンとなっています。
人物像・性格 〜心優しき筋肉の漢〜
アームストロングの最大の特徴は、その厳つい外見とは対照的な「心の優しさ」にあります。
情に厚く涙もろい
アームストロング少佐は、非常に情に厚く涙もろい性格の持ち主です。
感動的な場面ではすぐに涙を流し、困っている人を見過ごせない世話好きな一面も持っています。
この人間味あふれる性格が、エルリック兄弟との信頼関係を築く基盤となりました。
軍人としては優しすぎる
しかし、この優しさは軍人としては致命的な弱点でもあります。
敵であっても非情になりきれない性格は、大総統ブラッドレイから「だから出世できないのだ」と指摘されるほど。
国家錬金術師の資格だけで少佐相当官となれるため、実質的に軍人として昇進していないことになります。
敵にも敬意を払う紳士
一方で、敵の能力であっても純粋に評価する紳士的な側面も持ち合わせています。
スロウスとの戦いでその怪力を称えるなど、武人としての器の大きさを感じさせる場面も描かれています。
シグ・カーティスとの筋肉友情
営利目的だから多くの人が欲しがるであろう女性キャラが限定ガチャの水着で実装というのは当然重々承知の上なんだけど、
ハガレンに関してはおじさんキャラが魅力的な作品だし個人的にはムキムキの少佐とシグさんが欲しかったな…
#ハガモバ pic.twitter.com/42bQRT2ZUo— あいる (@hinatanoisl) August 25, 2022
イズミ・カーティスの夫であるシグとは、筋肉で語り合った結果、深い友情で結ばれました。
言葉を超えた筋肉同士の会話という独特の交流は、アームストロングならではの人間関係の築き方を象徴しています。
能力・戦闘スタイル 〜代々伝わりし錬金術〜
『鋼の錬金術師』強さランキングでは第12位にランクインするアームストロング。
その戦闘能力を見ていきましょう。
豪腕の錬金術
アームストロングの錬金術は、両手に装着したガントレット(手甲)に刻まれた錬成陣によって発動します。
地面や壁などの鉱物を殴りつけることで、鋭い矢や弾丸のような形状に変化させて敵に打ち込むというスタイル。
その威力は絶大で、二つ名である「豪腕」の名に恥じない破壊力を誇ります。
ボクシングスタイルの体術
錬金術だけでなく、その巨体から繰り出される肉弾戦闘も非常に強力です。
鋭いパンチと軽やかなフットワークを組み合わせたボクシングスタイルが基本で、時には脚技や投げ技も駆使します。
素手で薪が割れるほどの怪力は、ホムンクルスのスロウスと腕比べをして耐えてみせたほどです。
攻守兼備の戦闘
地面を殴れば防御壁を作ることもできるため、攻守両面で活躍することが可能です。
ただし、繊細な能力ではないため、相手に動きを読まれやすいという弱点もあります。
アームストロング家について
アームストロングは、アメストリス屈指の名門「アームストロング家」の出身です。
代々将軍を輩出する名家
アームストロング家は代々将軍を数多く輩出してきた由緒正しい軍人の家系です。
アレックスは五人姉弟の第四子(長男)であり、姉や妹たちもそれぞれ個性的な人物として知られています。
姉:オリヴィエ・ミラ・アームストロング
実姉のオリヴィエは、「ブリッグズの北壁」の異名を持つ少将。
北方の要塞ブリッグズを統括する冷徹で好戦的な人物で、弟のアレックスとは正反対の性格です。
イシュヴァール殲滅戦でのアレックスの行動を恥として、彼を嫌っている節があります。
妹:キャスリン・エル・アームストロング
アルだけじゃなく、アームストロング家の末娘キャスリンも釘宮理恵さんが演じてたんだね! pic.twitter.com/AKmRHQkraD
— リーファ💫 (@leafa24sao) February 17, 2025
妹のキャスリンは兄を慕う人物として描かれています。
他にも姉妹がおり、アームストロング家は個性豊かな面々で構成されています。
「代々伝わりし〇〇術」
アームストロングの代名詞とも言えるのが、「我がアームストロング家に代々伝わりし〇〇術」という口上です。
錬金術だけでなく、似顔絵術、読唇術、尾行術など、多岐にわたる技能がアームストロング家には伝承されています。
似顔絵術はかなりの腕前で、尾行術はエドにも気づかれないほどの精度を誇ります。
作中での活躍【ネタバレ注意】
エルリック兄弟の理解者
アームストロングは物語序盤からエルリック兄弟の理解者として登場します。
マリア・ロス少尉とデニー・ブロッシュ軍曹を部下に持ち、兄弟の護衛や支援を行いました。
彼の人柄と立場が、兄弟が軍内部で活動する上での大きな助けとなっています。
イシュヴァール殲滅戦でのトラウマ
アームストロングはイシュヴァール殲滅戦に参加した過去を持ちます。
しかし、女性や子供にまで手をかけるよう命じられた際、その非情さに耐え切れず軍令に背いて戦場を離脱。
この「逃げた」という過去は、彼にとって長年のトラウマとなりました。
姉オリヴィエからは、この行動を恥として厳しい目で見られています。
マリア・ロス救出への協力
マリア・ロスがヒューズ殺害の容疑で拘束された際、ロイ・マスタングと協力して彼女の脱出を手助けしました。
部下を見捨てない姿勢は、アームストロングの人柄を象徴するエピソードの一つです。
スロウス戦での成長
ルアンが作ったのって例えると
「常に怠惰しないハガレンのスロウス」だからね?それを主人公にぶつけて本当に崩壊スターレイルを『完』させかけた pic.twitter.com/xEULGadfHL
— エインヘリャル (@water_wheel_dx) February 5, 2025
約束の日、中央司令部に現れたホムンクルス・スロウスとの戦いは、アームストロングの「成長」を描いた重要なシーンです。
姉オリヴィエやカーティス夫妻と共闘する中、満身創痍になりながらも決して退かず、「逃げろというのか…我輩にまた戦場から逃げろと言うのか!!!」と叫んで立ち向かいました。
イシュヴァールで「逃げた」過去を乗り越え、今度は最後まで戦い抜く姿は、多くのファンの心を打つ名場面となっています。
名言・名シーン
「見よ!わが肉体を!」
アームストロングの代名詞とも言える台詞。事あるごとに服を脱ぎ、鍛え上げられた筋肉を見せつけます。
コミカルなシーンの象徴であり、作品に明るさを与える名物台詞です。
「これぞ我がアームストロング家に代々伝わりし〇〇術!」
錬金術から似顔絵まで、あらゆる技能を披露する際に使われる口上。
「以下省略!!!」と締めることもあり、このフレーズだけでアームストロングだと分かるほど印象的です。
「逃げろというのか…我輩にまた戦場から逃げろと言うのか!!!」
スロウス戦での叫び。イシュヴァールのトラウマを乗り越え、今度は逃げないという決意が込められた名言です。
この台詞の重みは、彼の過去を知っているからこそ伝わるものがあります。
「若い者が闘っておるのに我ら大人が寝ている訳にはいきますまい」
傷つきながらも立ち上がり、若い世代のために戦い続ける大人としての姿勢を示した言葉です。
アームストロングの魅力を考察
コミカルとシリアスの絶妙なバランス
アームストロングの魅力は、筋肉ギャグによるコミカルさと、戦闘シーンでのシリアスさが絶妙なバランスで同居している点にあります。
普段は笑いを誘うキャラクターでありながら、いざという時には頼れる存在。このギャップが、彼を単なるギャグキャラに終わらせない深みを生み出しています。
「弱さ」を持つ人間味
軍人としては「弱さ」とされる優しさや情の深さ。しかし、それこそがアームストロングを人間味あふれるキャラクターにしています。
完璧な強さではなく、弱さを抱えながら成長していく姿は、読者の共感を呼びます。
「大人たちの生き様」の体現者
スロウス戦において姉オリヴィエが語った「大人たちの生き様を見せんでなんとする」という言葉。
アームストロングはまさにその言葉を体現したキャラクターです。
過去の失敗を乗り越え、若い世代のために身体を張る姿は、『鋼の錬金術師』における「大人の在り方」を示しています。
まとめ
アレックス・ルイ・アームストロングは、『鋼の錬金術師』において唯一無二の存在感を放つキャラクターです。
- 筋肉美と涙もろさのギャップ
- 軍人としては「弱点」である優しさ
- 「代々伝わりし」多彩な技能
- イシュヴァールのトラウマとその克服
- 大人として若い世代を支える姿勢
これらの要素が組み合わさり、アームストロングは単なるコミカルキャラを超えた、深みのある人物として描かれています。
筋肉と優しさが同居する心優しき軍人、アームストロング少佐。
彼の存在が、『鋼の錬金術師』という作品に温かみと笑いを与えていることは間違いありません。