『鋼の錬金術師』に登場するドルチェットは、グリード率いるデビルズネストのNo.2的存在として活躍した犬の合成獣(キメラ)です。
楽観的で明るい性格と、主人に対する犬のような忠誠心が魅力のキャラクターとして、特に女性ファンから高い人気を誇っています。
この記事では、ドルチェットのプロフィールや能力、グリードへの忠誠、そして悲劇的な最期まで徹底解説します。
※この記事には『鋼の錬金術師』のネタバレが含まれます。
ドルチェットのプロフィール
元の顔みたときはハガレンのドルチェットみがあって可愛かったのに… pic.twitter.com/NrJUx8OWVa
— ブチめ! (@BUCHI_ME) September 13, 2019
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | ドルチェット |
| 身長 | 約164cm |
| 髪色 | 黒 |
| 声優 | 勝杏里(FULLMETAL ALCHEMIST)/ 松本保典(2003年版) |
| 所属 | デビルズネスト |
| 元所属 | アメストリス軍 |
| キメラの種類 | 犬 |
| 武器 | 刀 |
ドルチェットは黒髪の青年で、デビルズネストのメンバーの中ではスマートな体格をしています。
元々はアメストリス軍の兵士でしたが、イシュヴァール殲滅戦に動員された後、軍上層部の証拠隠滅のために捕らえられ、犬との合成獣(キメラ)にされてしまいました。
ロアやマーテルと同様に、軍の非道な人体実験の被害者です。
ドルチェットの人物像・性格
ドルチェットの性格は、犬のキメラという設定を反映した魅力的なものになっています。
楽観的で明るい性格
ドルチェットは基本的に楽観的で、暗い過去を持ちながらも前向きな姿勢を崩しません。
デビルズネストでは、グリードの右腕的な立場として仲間をまとめる役割も担っていたと考えられます。
犬のような忠誠心
犬との合成獣となったドルチェットは、犬特有の忠誠心の強さを持っています。
一度主人と認めた相手には絶対的な忠義を尽くし、グリードに対してもその姿勢は一貫していました。
この忠誠心は、単なるキメラの習性というだけでなく、軍に裏切られた過去を持つ彼が、初めて「信じられる主人」を見つけた喜びの表れとも言えるでしょう。
ドルチェットの能力・戦闘スタイル
『鋼の錬金術師』強さランキングでは、ドルチェットの戦闘能力も評価されています。
犬の能力
犬との合成獣であるドルチェットは、以下のような犬由来の能力を持っています。
- 鋭い嗅覚:遠くの敵や危険を察知できる
- 素早い足:俊敏な動きで相手を翻弄する
これらの能力は、偵察や奇襲において特に威力を発揮します。
刀による剣術
ドルチェットの武器は刀です。
石材や金属をバラバラに切り刻むほどの腕前を持ち、決して弱いキャラクターではありません。
ただし、作中で戦った相手がエルリック兄弟やイズミ・カーティスといった作中屈指の強敵ばかりだったため、結果的に負けが多くなってしまいました。
相手が悪かっただけで、実力自体は一流と言えるでしょう。
グリードへの忠誠心
今日のハガレンは!第34話[強欲の理論]。遂にmxの放送もこの回を迎えるのね・・グリード、ロアさん、ドルチェットさん(T . T)前作では出番は少なかったけどグリードは前作でも良いキャラだったよ!だからグリード好きなんですよね!! pic.twitter.com/0uiT7FvldT
— ナンバー95 (@Number095) August 27, 2014
ドルチェットがグリードに寄せる忠誠は、作中でも印象的に描かれています。
「所有物」として大切にされる喜び
グリードは部下を「俺の所有物」と呼びますが、それは決して彼らを軽んじているわけではありません。
「強欲」を司るグリードにとって、所有物とは何よりも大切なもの。だからこそ「俺は俺の所有物を見捨てねぇ」と言い切れるのです。
軍に使い捨てにされたドルチェットにとって、この言葉がどれほど救いになったかは想像に難くありません。
名言「合成獣だろうが何だろうが生き残った者の勝ち」
ドルチェットは作中で、自分たちキメラの境遇について語る場面があります。
人間でなくなってしまった自分たちを卑下するのではなく、「生き残った者の勝ち」と前向きに捉える姿勢は、彼の楽観的な性格をよく表しています。
この言葉には、軍に見捨てられながらも新たな居場所を見つけ、仲間とともに生きていく覚悟が込められているのでしょう。
デビルズネスト壊滅とドルチェットの最期【ネタバレ注意】
デビルズネストの平穏な日々は、軍の襲撃によって突然終わりを迎えます。
キング・ブラッドレイの急襲
グリードがアルフォンス・エルリックを拘束していることを察知した軍は、キング・ブラッドレイ(ホムンクルス・ラース)を先頭にデビルズネストを急襲しました。
圧倒的な戦闘力を持つブラッドレイの前に、デビルズネストのメンバーたちは次々と倒されていきます。
ロアとともに散る
追い詰められる中、ドルチェットはロアとともにグリードを逃がすため、ブラッドレイに立ち向かいました。
しかし、「最強の目」を持つブラッドレイの剣技の前には、ドルチェットの素早さも通用しません。
ロアとともに斬り伏せられ、ドルチェットは命を落としました。
最後まで主であるグリードのために戦い抜いた、忠犬にふさわしい最期でした。
名前の由来と旧アニメ版との違い
名前の由来はイタリアのお酒
ドルチェットという名前は、イタリアの赤ワインの品種名に由来しています。
同じデビルズネストのメンバーであるロアやマーテルも、同様にお酒の名前が由来となっており、作者のネーミングセンスが光る設定です。
旧アニメ版(2003年版)との違い
2003年に放送された旧アニメ版では、ドルチェットの最期が異なる形で描かれています。
原作およびFULLMETAL ALCHEMISTではブラッドレイに殺害されますが、旧アニメ版ではラストとグラトニーによって殺害されるという展開になっています。
また、旧アニメ版ではキメラたちが第五研究所でグリードに解放されたという設定になっているなど、細かい違いがあります。
まとめ
ドルチェットは、軍の非道な人体実験によってキメラにされながらも、グリードという新たな主人を見つけ、忠誠を尽くした「忠犬」キャラクターです。
楽観的で明るい性格と、犬のような一途な忠誠心は、多くのファン、特に女性ファンから高い支持を得ています。
デビルズネストのNo.2的存在として仲間をまとめ、最後は主を守るために命を散らしたその姿は、まさに「忠犬」の名にふさわしいものでした。
登場シーンは限られていますが、グリードや仲間たちとの絆は、『鋼の錬金術師』という作品の中で確かな輝きを放っています。
