『ケンガンアシュラ』に登場する今井コスモは、14歳という史上最年少で闘技者デビューを果たした天才格闘家です。
「絞殺王(キング・オブ・ストラングラー)」の異名を持ち、柔術をベースとした変幻自在の絞め技で数々の強敵を打ち破ってきました。
本記事では、今井コスモの基本プロフィールから戦闘スタイル、必殺技、トーナメント戦績、そして続編『ケンガンオメガ』での成長まで、彼の全てを徹底解説します。
※この記事は『ケンガンアシュラ』『ケンガンオメガ』のネタバレを含みます。
今井コスモの基本プロフィール
今井コスモは、西品治警備保障(企業序列26位)に所属する闘技者です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 今井コスモ(いまい コスモ) |
| 異名 | 絞殺王(キング・オブ・ストラングラー) |
| 年齢 | 19歳(アシュラ)→ 21〜23歳(オメガ) |
| 身長 | 171cm |
| 体重 | 68kg(アシュラ)→ 69kg(オメガ) |
| 誕生日 | 1月30日 |
| 血液型 | B型 |
| 所属 | 西品治警備保障 |
| 戦績 | 21戦無敗(アシュラ時点)→ 26勝2敗(オメガ) |
| 企業獲得資産 | 792億1,200万円 |
| 声優 | 榎木淳弥(アニメ)/ 花江夏樹(ドラマCD) |
14歳で闘技者デビューという記録は、拳願仕合の歴史において前人未到の偉業です。
デビュー戦では自分よりはるかに大きな巨漢の相手に一本勝ちで勝利し、以来21戦無敗を誇り、若くして「天才」の名をほしいままにしています。
外見はアシュラ時代はボブカットの髪型でしたが、オメガでは髪を伸ばしてポニーテールにしており、師匠・暮石光世の髪型を真似ているとされています。
性格と人物像
コスモ誕生日おめでとう‼️
本日1月30日は西品治警備保障の闘技者、
今井コスモの誕生日🎂★闘技者データ
身長:171cm
体重:68kg
年齢:19歳
使用武術:柔術
CV:榎木淳弥史上最年少で拳願仕合デビュー後、無敗を誇るキング・オブ・ストラングラー❗️
フレンドリーな一面も魅力⭐️#KENGANASHURA pic.twitter.com/uaJsKE43dH— 「ケンガンアシュラ」公式 (@kengankai) January 30, 2023
不良少年から天才格闘家へ
意外なことに、今井コスモはかつて日夜ケンカに明け暮れる不良少年でした。
グループを問わず喧嘩を繰り返し、荒れた日々を送っていたようです。
ある日、複数のヤクザに囲まれて殺されかけていたところを師匠・暮石光世に助けられ、それがきっかけで格闘家への道を歩み始めます。
この出会いがなければ、天才格闘家・今井コスモは生まれていなかったでしょう。暮石の推薦で西品治明に紹介され、14歳で闘技者デビューを果たしました。
高校に通いながら闘技者として活動するという異例の二重生活を送っており、闘技者であることは家族に秘密にしています。
明るくフレンドリーな好青年
現在のコスモは、明るく人当たりの良い好青年です。
フレンドリーでコミュニケーション能力が極めて高く、裏・表どちらの社会においても幅広い交友関係を築いています。
70歳以上年が離れている拳願会会長・片原滅堂の家にたまに遊びに行くほどの親しい仲だというのは、コスモのコミュニケーション能力の高さを象徴するエピソードです。
一方で、格闘を純粋に楽しむ姿勢が印象的で、「戦闘狂」と呼ばれることも。
試合になると目つきが変わり、その才能を遺憾なく発揮します。
意外にも女性に対してはかなり純情で免疫がなく、うっかり女性の裸を見ただけで鼻血が出てしまうほど。
好きなタイプは年上(お姉さん系)とのことです。
弟・今井メタオの存在
コスモには弟の今井メタオがいます。メタオは弟でありながら兄貴肌で、身長は180cm台とコスモより大きく、バスケ部に所属しています。
前述の通りコスモは闘技者であることを家族に秘密にしているため、メタオも兄の本当の姿を知らない可能性があります。
師匠・暮石光世と修行環境
師匠である暮石光世は、コスモにとって命の恩人であり、格闘家としての全てを教えてくれた存在です。
暮石光世という人物
暮石は御茶ノ水で「クレイシ道場」と「暮石整骨院」を経営しています。柔道整復士の資格を持ち、本人曰く「効率の良い人間の壊し方を勉強していたらいつの間にか治す方になっちゃってた」とのこと。
MMA報酬だけでは生計が立たないため整骨院を営業しているそうです。
暮石の格闘家としての実力は一流で、「Cage Fight」のライト級ランキング5位からチャンピオンに上り詰め、さらに五階級制覇を達成した凄腕です。
特技は「骨を折ること」で、「触・即・壊」と表現される関節技の達人として知られています。
クレイシ道場での修行
5年前にヤクザからコスモを救出して弟子にとった暮石は、コスモに柔術をベースとした格闘技を叩き込みました。
「大蛇絡め」をはじめとする絞め技は暮石から受け継いだものです。
オメガではアダム・ダッドリーも入門しており、コスモ・アダム・成島光我らが共に修行する場となっています。
暮石道場はいまや拳願会の若手育成の拠点の一つともいえる存在です。
戦闘スタイルと能力
柔術ベースの絞め技
今井コスモの戦闘スタイルは、柔術をベースとした寝技主体の戦い方です。
特に絞め技を得意としており、「絞殺王」の異名はここから来ています。
闘技者の中でも屈指の寝業使いとして知られ、一度組み付かれれば逃れることは困難。
小柄な体格ながら、技術で体格差を覆すのがコスモの真骨頂です。
また、打撃センスも高く、ミドル級以上の打撃力を持つとされています。
寝技だけでなく、スタンドでの戦いもこなせる万能型の格闘家といえるでしょう。
「ゾーン」: 天才だけに許された技術
コスモの最大の武器が「ゾーン」と呼ばれる技術です。
ゾーンとは、相手が攻撃に全意識を集中させる0.1秒にも満たない刹那、その「意識の空白」を見極めて死角に入り込む技術です。
発動されると、相手はコスモが突然消えたように見えたり、自分の攻撃が成功したという幻覚を見てしまうことがあります。
認識と現実のズレが生じるため、相手は対応できなくなります。
この技術は天才であるコスモにしか使えないとされており、彼の代名詞ともいえる能力です。
ただし、相手が攻撃に集中する瞬間に発動するという性質上、相手が攻撃してこなければ使えないという制約があります。
「先読み」: トーナメントで覚醒した新能力
拳願絶命トーナメントを通じて、コスモは「先読み」という新たな能力を習得しました。
先読みとは、事前に相手の動きや攻撃パターンをシミュレーションすることで、次の手を読む技術です。
本来の使い手は金田末吉で、金田は10手先まで読むことができます。
コスモの先読みは金田とは異なり、1〜2手先までが限度。
しかし、コスモの反射神経と身体能力で直後の行動に適切に対応することで、実戦で十分に機能する形に昇華させています。
王馬との準々決勝の中で覚醒的に習得した技術であり、金田のオリジナルとは別の技術へと進化した、コスモ独自の先読みといえます。
主な必殺技
大蛇絡め(おろちがらめ)
相手の背後から組み付き、足で両腕を拘束して動きを封じる技です。
そのまま裸締めを掛けて意識を奪います。
元々は師匠である暮石光世が開発した我流の技で、コスモはこれを継承して使用しています。
一度決まれば脱出は困難であり、コスモの代表的なフィニッシュホールドです。
ゾーン
前述の通り、相手の意識の死角を突く技術です。
攻撃に全意識を集中させた瞬間の隙を見極め、その0.1秒にも満たない刹那に動きます。
相手はコスモの動きを認識できず、まるで瞬間移動したかのように感じるといいます。
先読み
相手の動きを予測し、先手を取る技術です。
コスモの場合は1〜2手先までの予測に留まりますが、反射神経と身体能力でカバーすることで実用レベルに昇華させています。
トリガーポイント(オメガで習得)
『ケンガンオメガ』で新たに習得した打撃技術です。
体格やウェイトの都合でパワーや破壊力では上位闘技者に劣ることを補うため、威力を集約できる急所を「トリガーポイント」と名付け、そこを正確に狙い撃つことで打撃の効果を最大化する技術です。
暮石の指導のもとで習得したこの技術により、コスモは表で名の知れたプロ格闘家を2撃でダウンさせるほどの打撃力を身につけました。
ただし、トリガーポイントだけを狙うという癖が弱点として対策される場面もあります。
拳願絶命トーナメントでの戦績
『ケンガンアシュラ・オメガ』強さランキングでも上位に位置づけられるコスモは、拳願絶命トーナメントで印象的な戦いを見せました。
1回戦:vs アダム・ダッドリー: 勝利
1回戦の相手は、アメリカからやってきた「皇帝」アダム・ダッドリー。
序盤はコスモが寝技で圧倒しますが、アダムは驚異的な体幹の強さでマウントポジションを強引に解除。
打撃戦に持ち込み、コスモの得意技を封じにかかります。
パワーで押されるコスモでしたが、ここで「ゾーン」を初めて解放。
アダムの意識の隙を突いて三角締めを極め、勝利を収めました。ただし、前腕にヒビが入るほどの満身創痍での辛勝でした。
なお、この試合後にアダムはコスモと打ち解け、負傷したコスモの車椅子を押してやるなど紳士的な振る舞いを見せています。
試合では激しく戦った二人が、その後友人となる展開はファンにも人気のエピソードです。
2回戦:vs 阿古谷清秋: 勝利(覚醒の一戦)
2回戦は、コスモの物語における最大の転換点となった一戦です。
相手は「処刑人」の異名を持つ阿古谷清秋でした。
コスモは確実に絞め技を決めるためにあえて上着を脱いで試合に臨み、序盤は打撃技のみで攻め立てる戦術を選択します。
一瞬の隙を突いてゾーンを発動しますが、阿古谷と瞬花の連携を西品治たちに見破られ、コスモの戦術は封じられてしまいます。
殺人衝動により変貌した阿古谷は、力技でコスモの技を解いて組み伏せ、拷問さながらに肋骨を折り続けました。
突如殺し合いに身を置いたコスモは恐怖に支配され、降参しようとしますが、瞬時に口を封じられてしまいます。
激痛から失神した際に走馬灯を見たコスモは、その中で師匠・暮石からの言葉の真意を悟ります。
自分が好きなのは「闘うこと」ではなく「勝つこと」だと気づいた瞬間、コスモは覚醒。
咬傷による左大腿動脈損傷、肋骨3本の骨折という重傷を負いながらも、執念で絞め技を決めて辛勝しました。
この試合は、コスモが「楽しむ」格闘から「勝ちたいという強い執念」へと精神的に転換した、キャリア最大のターニングポイントといえるでしょう。
準々決勝:vs 十鬼蛇王馬: 敗北
準々決勝の相手は、主人公・十鬼蛇王馬。
前戦で負った肋骨の骨折により内臓がダメージを受けている状態でしたが、コスモは互いに満身創痍とは思えない激闘を繰り広げます。
「負けたくない」という執念から故意に王馬の小指を折るなど、なりふり構わぬ戦いぶりを見せました。
コスモは先読みとゾーンを組み合わせて王馬を追い詰め、勝利を確信する場面もありました。
しかし、王馬はさらにその上を行き、二虎流・水天ノ型極「水鏡」を発動。コスモは絞め落とされて敗北しました。
先読みとゾーンという二つの切り札を同時に使ってなお及ばなかったという結果は、王馬の強さを証明すると同時に、コスモのさらなる成長の余地を示すものでもありました。
ケンガンオメガでの成長
続編『ケンガンオメガ』では、2年以上の時を経て大きく成長したコスモの姿が描かれます。
ストライカーとしての覚醒
オメガのコスモは、寝技一辺倒だったアシュラ時代から大きく変貌を遂げています。
暮石の指導のもと「トリガーポイント」を習得し、ストライカーとしても一流レベルに到達しました。
表で名の知れたプロ格闘家を2撃でダウンさせるほどの打撃力を身につけており、もはや「絞殺王」の異名だけでは語りきれない万能型ファイターとなっています。
体重も68kgから69kgに増加し、体格が一回り大きくなって筋肉もついた印象です。
「超新星」としての認定
拳願会と煉獄の若手トップ集団「超新星(スーパーノヴァ)」の一角にも選ばれており、若手闘技者の中でもトップクラスの実力者として認められています。
煉獄との対抗戦
煉獄との対抗戦では、同一派閥から多くの闘技者を出すのは難しいという政治的理由でアダムとともに代表選手から外されました。
実力面での問題ではなく、あくまで派閥の事情による選考漏れであり、コスモの実力が疑われたわけではありません。
戦鬼杯での激闘
拳願会と煉獄の合同トーナメント「戦鬼杯」にコスモは参加。
予選リーグBグループで百合川を打撃戦で下し、本選に進出しました。
得意の寝技ではなく新たに磨き上げた打撃で勝ち上がってきた姿は、コスモの進化を印象づけるものでした。
戦鬼杯本選1回戦 vs 鎧塚サーパイン:敗北
本選1回戦で立ちはだかったのが、鎧塚サーパインでした。
コスモはマウントポジションを取って鉄槌の連打を浴びせるなど攻勢を見せますが、サーパインの「ビルマの鉄槌(ショートバージョン)」のカウンターで右手を砕かれてしまいます。
それでもコスモは絞め技で勝利目前まで追い詰めますが、サーパインが自身ごとリングに叩きつけるような捨身技でチョークから脱出。
最終的にサーパインの顔面へのハイキックを受け、KO負けを喫しました。
敗北後、コスモは王馬に面会し、サーパインの勝利を応援する器の大きさを見せています。
負けてなお相手を称えられる精神性は、阿古谷戦で覚醒して以降のコスモの成熟を物語っています。
人間関係
コスモのコミュニケーション能力の高さは、幅広い交友関係に表れています。
アダム・ダッドリーとの友情
トーナメント1回戦で戦ったアダムとは、試合後に打ち解けて友人関係に。
トーナメント終了後、アダムは暮石道場に入門しており、「対戦相手にして後の友人、あるいは兄弟子」という独特の関係を築いています。
オメガでは暮石の下で共に修行を続けています。
若槻武士・関林ジュンとの交流
ベテラン闘技者である若槻や関林とも親しい友人関係を築いています。
年齢差を超えた闘技者同士の友情が見られる、コスモの交友範囲の広さを示すエピソードです。
片原滅堂との交流
すっげーどうでもいいのだけど、日銀総裁見るたびに片原滅堂が浮かぶ() pic.twitter.com/BgbkjdgCBX
— ユウスケ@YouTubeやってる人 (@_usk_photo) April 27, 2020
驚くべきことに、70歳以上年の離れた拳願会会長・片原滅堂の家にたまに遊びに行くほどの仲です。
拳願会の頂点に立つ人物とフランクに付き合えるのは、コスモのコミュニケーション能力があってこそでしょう。
成島光我の修行
オメガでは成島光我がコスモのもとで柔術・絞め技の修行に励んでおり、コスモは光我の格闘技の知識と観察眼に「呆れ半分に感心」するレベルと評価しています。
今井コスモの強さ考察
今井コスモの強さは、その技術力と才能にあります。
「ゾーン」という唯一無二の能力は、体格差を覆す最大の武器。
さらに「先読み」を習得したことで、攻防両面での対応力が飛躍的に向上しました。
オメガでは「トリガーポイント」による打撃力の向上も加わり、寝技・立ち技の両面で一流の実力を備えるようになっています。
弱点を挙げるとすれば、フィジカル面での限界です。身長171cm、体重69kgという体格は闘技者の中では小柄な部類。
純粋なパワー勝負では分が悪い場面もあります。また、トリガーポイントに頼りすぎると対策される危険性がサーパイン戦で露呈しました。
しかし、それを補って余りある技術と才能があり、成長の余地も大きい。
阿古谷戦での覚醒、オメガでの打撃習得と、コスモは常に進化を続けており、今後さらに強くなる可能性を秘めたキャラクターといえるでしょう。
まとめ
今井コスモは、14歳で闘技者デビューを果たした天才格闘家です。
- 「絞殺王」の異名を持つ柔術の達人で、「ゾーン」「先読み」という二つの唯一無二の技術を持つ
- ヤクザに殺されかけていたところを暮石光世に救われ、格闘家の道へ
- 高校に通いながら闘技者として活動し、家族には秘密にしている
- 拳願絶命トーナメントの阿古谷戦で「闘うこと」から「勝つこと」への精神的覚醒を果たす
- トーナメントではベスト8進出。先読みとゾーンを同時に駆使しても王馬には届かず
- オメガでは「トリガーポイント」による打撃を習得し、ストライカーとしても一流に
- 「超新星」に認定され、戦鬼杯に出場。サーパイン戦ではKO負けを喫するも器の大きさを見せる
- アダム・ダッドリーとは対戦相手から友人・同門へ。暮石道場で共に修行
- 片原滅堂の家に遊びに行くほどの交友範囲の広さ
- 弟の今井メタオは兄より大きいバスケ部員
若くして天才と呼ばれながらも、阿古谷戦での覚醒やオメガでの打撃習得など、常に進化を続ける姿勢が魅力的なキャラクターです。
寝技一辺倒の天才から万能型ファイターへと変貌を遂げたコスモの今後の活躍にも期待が高まります。
