『ケンガンアシュラ』に登場する「呪術師(メディスンマン)」こと蕪木浩二。
7勝9敗という平凡な戦績ながら、対戦した闘技者を全員再起不能にしてきた「闘技者殺しの闘技者」です。
この記事では、蕪木浩二のプロフィールや恐るべき暗器の数々、そして十鬼蛇王馬との死闘とトーナメント裏での暗躍について詳しく解説していきます。
※この記事は『ケンガンアシュラ』のネタバレを含みます。
蕪木浩二のプロフィール
正直ケンガンの世界で1番強い毒手使いは1級に分類されるレベルの呪術師、蕪木浩二やからな。
今更ニコラが毒手使ったところで大して強かないだろ pic.twitter.com/rCWnfybUTz— シルベ (@doraemon71615) April 7, 2021
蕪木浩二(かぶらぎ こうじ)は、湖山マートに所属する闘技者です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 蕪木浩二(かぶらぎ こうじ) |
| 異名 | 「呪術師(メディスンマン)」「闘技者殺しの闘技者」 |
| 年齢 | 45歳 |
| 身長 | 170cm |
| 体重 | 92kg |
| 誕生日 | 9月13日 |
| 好物 | 納豆 |
| 所属 | (株)湖山マート |
| 戦績 | 7勝9敗 |
『ケンガンアシュラ・オメガ』キャラ強さランキングでは第83位にランクインしています。
湖山マートでは店頭売上ナンバーワンの実績を持つとされており、闘技者としてだけでなく、本業でも優秀な成績を収めているようです。
人物像・外見・性格
蕪木浩二の最大の特徴は、その「見た目とのギャップ」です。
外見
蕪木浩二の見た目は、小太りでくたびれた坊主頭の中年男性です。
作中では山下和夫に似ているとも言われており、威圧感とは無縁の平凡な外見をしています。
一見すると、闘技者どころか一般のサラリーマンにしか見えません。
この外見が、彼の恐ろしさをより際立たせています。
性格・口調
蕪木浩二の口調は、ねっとりとしていて時にオネエ言葉が混ざるという独特なものです。
口調が柔らかく腰が低いため、闘技者でありながら威圧感を感じさせません。
話しやすい雰囲気を持っており、一見すると無害な中年男性に見えます。
しかし、その外見と性格の裏に、恐るべき「闘技者殺し」としての顔が隠されているのです。
戦闘スタイル・暗器
蕪木浩二の戦闘スタイルは、徹底した暗器の使用と卑怯な戦法です。
キャラクターテーマ:「卑怯は強さ」
蕪木浩二というキャラクターのテーマは「卑怯は強さ」とされています。
正々堂々と戦うのではなく、あらゆる手段を使って相手を再起不能に追い込む。
それが蕪木浩二の戦い方です。
拳願仕合における反則の境界線を巧妙に利用し、ルール上はギリギリセーフな範囲で相手を徹底的に痛めつけます。
暗器の種類
蕪木浩二が使用する暗器は多岐にわたります。
モスキート音攻撃
高周波のモスキート音を発生させ、相手の聴覚を狂わせる技です。
この音によって相手の集中力を乱し、動きに制限をかけます。
毒塗り拳
毒を塗った拳で相手の目を殴り、視力を奪う恐ろしい技です。
目に毒を流し込まれた相手は、完全に視覚を失ってしまいます。
仕込み針
腕に装着した隠し武器で、相手に止めを刺すための切り札です。
歯飛ばし
自分の歯を指で弾いて飛ばす技で、その威力はコンクリートに突き刺さるほどとされています。
戦績の真実
蕪木浩二の戦績は7勝9敗。
一見すると負け越しており、強い闘技者とは言えないように見えます。
しかし、恐ろしいのは「対戦した闘技者が勝敗に関わらず全員再起不能にされている」という事実です。
つまり、蕪木浩二に勝った闘技者でさえ、その後は闘技者として復帰できないほどのダメージを負っているのです。
この事実が、彼が「呪術師」「闘技者殺しの闘技者」と呼ばれる理由です。
十鬼蛇王馬との死闘
蕪木浩二は、十鬼蛇王馬の第二戦目の相手として登場しました。
戦いの経緯
理人との初戦を勝利した王馬の次の相手として、蕪木浩二が指名されます。
見た目は威圧感のない中年男性。
しかし、その内に秘めた恐ろしさを、王馬は身をもって体験することになります。
暗器による猛攻
戦いが始まると、蕪木浩二は持てる暗器を駆使して王馬を追い詰めていきます。
まず、モスキート音で隙を作り、目打ちで王馬の目に毒を流し込みます。
これにより、王馬は完全に視覚を奪われてしまいました。
さらに、モスキート音と周囲の歓声によって聴覚も定まらない状態に追い込みます。
目も見えず、耳も頼りにならない。王馬は圧倒的に不利な状況に立たされました。
カクテルパーティー効果
しかし、王馬はここから驚異的な能力を発揮します。
「カクテルパーティー効果」。騒がしい環境の中でも、自分に必要な音だけを選択的に聞き取ることができる現象です。
王馬はこの能力を使い、モスキート音と歓声の中から蕪木浩二の動きを識別しました。
視覚を失っても、聴覚だけで相手の位置を把握する。
王馬の底知れぬ戦闘能力が発揮された瞬間でした。
ギブアップ
王馬の反撃が始まります。
視覚を失いながらも的確に攻撃を繰り出す王馬。
その凄まじい闘気に、蕪木浩二はたまらずギブアップを宣言しました。
仕込み針で止めを刺そうとした蕪木浩二でしたが、王馬の圧倒的な存在感の前に、その選択肢は消えていたのです。
「闘技者殺し」として恐れられた男が、初めて恐怖を感じた瞬間だったのかもしれません。
拳願絶命トーナメントでの暗躍
王馬に敗北した蕪木浩二ですが、物語への関わりはここで終わりません。
潜水艦での潜入
蕪木浩二は、拳願絶命トーナメント本戦には参加しませんでした。
代わりに、小型の潜水艦を操縦して願流島に潜入します。
表向きは東洋電力の始末屋として行動しており、捕らえられた4名の社長を監視する役割を担っていました。
真の雇い主
しかし、蕪木浩二の真の雇い主は別にいました。
乃木英樹。
蕪木浩二は、東洋電力に潜り込んだ乃木のスパイだったのです。
表向きは東洋電力側として行動しながら、実際には乃木のために情報を流していました。
クーデターの鎮圧
東洋電力がクーデターを起こした時、蕪木浩二は本来の役目に戻ります。
守護者を制圧し、捕らえられていた社長たちを解放。拳願仕合の舞台裏で、重要な役割を果たしました。
また、予選で敗退したハサドと行動を共にするなど、トーナメントの裏側で暗躍し続けた蕪木浩二。
戦闘能力だけでなく、こうした諜報活動においても優れた能力を持っていることが示されています。
蕪木浩二の魅力と考察
蕪木浩二は、『ケンガンアシュラ』の中でも異色の存在感を放つキャラクターです。
「卑怯は強さ」の哲学
蕪木浩二のキャラクターテーマ「卑怯は強さ」は、格闘漫画においては異端とも言える哲学です。
正々堂々と戦うことが美徳とされる格闘の世界で、暗器や毒を使い、ルールの穴を突いて戦う。
それは確かに「卑怯」かもしれません。
しかし、勝つため、生き残るためにあらゆる手段を使う。それもまた一つの「強さ」の形です。
戦績と危険度のギャップ
7勝9敗という戦績は、決して強者のものではありません。
しかし、対戦者全員を再起不能にしているという事実は、単純な勝敗では測れない恐ろしさを示しています。
勝っても負けても、蕪木浩二と戦った者は二度と闘技者として戻ってこられない。
それが「呪術師」の恐怖です。
二つの顔
蕪木浩二は、闘技者としての顔とスパイとしての顔、二つの顔を持つキャラクターです。
王馬との戦いでは暗器を駆使する卑怯な闘技者として登場し、トーナメント裏では乃木のために働くスパイとして暗躍する。
この二面性が、蕪木浩二というキャラクターに奥行きを与えています。
アニメでの扱い
なお、蕪木浩二はアニメ版では登場せず、王馬との仕合自体がカットされています。
暗器や毒を使った戦闘シーンは、アニメ化にあたって表現上の問題があったのかもしれません。
しかし、原作ファンにとっては印象深いキャラクターであることは間違いありません。
まとめ
蕪木浩二は、7勝9敗という戦績ながら「対戦者全員再起不能」という恐るべき実績を持つ、異色の闘技者です。
- 「呪術師(メディスンマン)」「闘技者殺しの闘技者」という異名を持つ
- 45歳、170cm、92kg。見た目は平凡な中年男性
- モスキート音、毒、仕込み針など多彩な暗器を駆使
- キャラクターテーマは「卑怯は強さ」
- 王馬との戦いでカクテルパーティー効果に敗北しギブアップ
- トーナメント裏では乃木英樹のスパイとして暗躍
『ケンガンアシュラ』という格闘漫画に「暗器使い」という変化球を加える、唯一無二の存在です。
見た目と実力のギャップ、戦績と危険度のギャップ。そうしたギャップが生み出す恐怖感こそ、蕪木浩二最大の魅力と言えるでしょう。