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ケンガンアシュラ・オメガ

【ケンガンオメガ】臥王鵡角とは?龍の一族の生き残りが歩んだ85年の復讐劇

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二虎流の開祖にして、ケンガンシリーズの裏側を動かし続けた100歳の怪物、臥王鵡角(がおう むかく)

『ケンガンアシュラ』から『ケンガンオメガ』にかけて、物語の裏の軸として存在し続けたこの人物は、十鬼蛇王馬の武術的ルーツであり、臥王龍鬼の育ての親であり、桐生刹那が狂信した二虎流の生みの親でもあります。
関西弁で人懐っこい好々爺に見える外面とは裏腹に、その本質は「目的のためなら手段を選ばない」外道。
シリーズを追うごとに明かされていく彼の壮絶な過去と執念は、多くのファンを驚かせました。

この記事では、臥王鵡角のプロフィール・正体・武術体系・龍鬼との関係・壮絶な最期まで、原作の描写をもとに徹底的に解説・考察していきます。

※この記事は『ケンガンアシュラ』『ケンガンオメガ』のネタバレを含みます。

 

臥王鵡角のプロフィール

臥王鵡角は、『ケンガンアシュラ』および『ケンガンオメガ』に登場するキャラクターです。
まずは基本的なプロフィールを整理しましょう。

項目 内容
本名 龍秀(ろん しう)
通称 臥王鵡角(がおう むかく)
身長 203cm
体重 154kg
年齢 100歳
誕生日 7月24日
流派 臥王流 / 二虎流(創始者)
特技 騙すこと

身長203cm、体重154kgという巨体を持つ老人でありながら、その肉体は100歳とは思えないほど筋骨隆々としています。
関西弁で話し、初対面の人間に対しても親しげに接する「好々爺」のような振る舞いが印象的です。

しかし、その人当たりの良さはあくまで演技にすぎません。
臥王鵡角の本質は、目的達成のためにはいかなる手段も厭わない冷酷な人間です。
十鬼蛇王馬からは「人の姿をした怪物」と評されるほどで、特技が「騙すこと」であるという公式設定が、このキャラクターの本質を端的に物語っています。

表と裏の落差がこれほど大きいキャラクターは、ケンガンシリーズの中でも類を見ません。
陽気な関西弁の裏に、85年間にわたる怨念と復讐心が渦巻いていたのです。

 

臥王鵡角の過去と正体:龍の一族の生き残り「龍秀」

臥王鵡角の正体が明かされるのは、『ケンガンオメガ』の中盤以降です。
その真名は龍秀(ろん しう)
彼は「龍の一族」と呼ばれる一団の末裔でした。

 

龍の一族と申武龍の関係

「龍の一族」は、蟲(むし)の頂点に君臨する申武龍(シェン・ウーロン)、通称「繋がる者」と深い因縁を持つ一族です。
申武龍は約1300年前に生まれた「狂った個体」とされ、呉氏を打ち破り蟲を支配下に置いた超常的な存在です。

85年前、申武龍がクローン研究に着手したことが事件の発端となりました。
龍の一族はこれを「摂理に反する邪法」として断じ、一族総出で申武龍に挑みました。
しかし、結果は一方的な惨劇でした。
圧倒的な実力差の前に、一族はほぼ全滅してしまいます。

 

「戦わない選択」による生存

この壊滅的な戦いの中で、龍秀だけが生き残りました。
その理由は「戦わなかったから」です。
一族が命がけで申武龍に立ち向かう中、龍秀は戦いに加わらなかった。
これが彼の生存の理由であり、同時に生涯にわたって彼を苛む原罪となります。

先代の申武龍は、戦わなかった龍秀に対して「資格がある」と告げたとされています。
この言葉の真意は作中で明確には語られていませんが、龍秀の中に異常なまでの殺意と復讐心を植え付けるきっかけとなりました。

 

蟲への潜入と離反

一族を失った龍秀は、復讐のために蟲の下部組織である「我王(ウーワン)」に加入します。
約80年前のことです。
繋がる者の暗殺を目論みましたが、作戦は失敗。
仲間も失い、龍秀だけが生き残る結果となりました。

この屈辱的な敗北を経て、龍秀は「臥王」と名を改めます。
「臥したる王」、地に伏した王。
この名には、いつか必ず立ち上がり復讐を果たすという決意が込められていたのかもしれません。
蟲から逃れた鵡角は、法の及ばない無法地帯「中(なか)」へと身を隠すことになります。

 

武術解説:臥王流から二虎流への進化

臥王鵡角を語る上で欠かせないのが、彼が生み出した武術体系です。
臥王流から二虎流へ、そして独自の総合戦術へと発展した武術の進化を見ていきましょう。

 

第一段階:臥王流:弱者のための奇襲術

臥王流は、関西農村部に伝わる短刀術をベースに鵡角が編み出した武術です。
その本質は「弱者の奇襲術」。
正面からの力比べではなく、不意を突いて一撃で仕留めることに特化しています。

主な技には、地伏龍(強烈なアッパー)、裂空(跳躍からの蹴り)、纏鎧(筋肉を硬化させる防御術)、(力の流れを制御する技)などがあります。
さらに暗殺用の技として穿逆月百舌鳥なども体系に含まれています。

臥王流の強みは実戦での殺傷能力の高さですが、「一度見られると通用しなくなる」という致命的な弱点を抱えていました。
奇襲に特化した武術であるがゆえに、手の内が知られた時点で優位性が失われるのです。

 

第二段階:二虎流:体系化された総合格闘術

臥王流の弱点を克服するため、鵡角は怪腕流の先代・下地和文(しもじ かずぶん)と協力し、臥王流を再編・体系化した新たな武術を創り上げました。
これが二虎流です。

二虎流は以下の四大系統から構成されています。

  • 操流ノ型(そうりゅうのかた):身体や力の操作に関する技術。相手の力を利用したり、自身の動きを最適化する
  • 火天ノ型(かてんのかた):フットワークを中心とした技術。間合いの制御と高速移動を担う
  • 金剛ノ型(こんごうのかた):身体の硬化と打撃に関する技術。攻防一体の堅牢な戦い方を可能にする
  • 水天ノ型(すいてんのかた):身体を柔らかく使う技術。関節技や受け流しを含む

四大系統すべてを習得して初めて、二虎流の真の使い手とみなされます。
臥王流が「奇襲一辺倒」であったのに対し、二虎流はあらゆる局面に対応できる総合格闘術として完成されたのです。

 

第三段階:鵡角独自の二虎流:外道の総合戦術

鵡角自身が使う二虎流は、正統派の武術からさらに逸脱した外道の総合戦術へと進化していました。
武器術、毒ガス、ドーピングなど、勝つためのあらゆる手段を組み合わせたものです。

申武龍との最終決戦では、ドーピングによる身体能力の底上げ、手甲を用いたブラフ、一酸化炭素ガスによる戦場のコントロール、刀による武器攻撃など、ありとあらゆる手段を駆使して戦いに臨みました。
これはもはや「格闘術」の範疇を超えた、生存と殺戮のための総合戦術です。

 

憑神(おとしがみ)の開発

鵡角が開発に関わったとされる技術のひとつに憑神(おとしがみ)があります。
心拍数を意識的に急上昇させることで血流を加速し、身体能力を爆発的に引き上げる技術です。
十鬼蛇王馬はこれを「前借り」と呼んでいました。

憑神は身体能力差を覆すほどの爆発力を生む一方、心臓に平常時の4〜5倍もの負荷がかかるとされ、吐血や脳内出血、最悪の場合は死に至る危険性があります。
弟子たちの育成過程では、4000人もの弟子が憑神のデータ収集のための実験台にされたとも言われており、この点からも鵡角の冷酷さがうかがえます。

 

十鬼蛇二虎の育成と「中」での30年

蟲から逃れて「中」に潜伏した鵡角は、この無法地帯の統一を目指して30年にわたる戦いを繰り広げました。
しかし、一人の力では「中」の統一は果たせないと悟った鵡角は、ある計画を実行に移します。

 

弟子の選抜と「十鬼蛇二虎」の誕生

鵡角は身寄りのない子供たちを集め、二虎流を叩き込みました。
才能のある弟子たちには「十鬼蛇二虎」の名を与え、自分の分身として「中」に送り出したのです。
同一の名前・同一の流派を持つ複数の戦士が「中」を席巻することで、「十鬼蛇二虎」という存在を伝説化し、「中」の統一を推し進めるという壮大な計画でした。

最終的に生き残り、「十鬼蛇二虎」の名を背負って活動したのは7人とされています。

 

蠱毒房の実行

鵡角の教育方法は極めて苛烈でした。
中でも特筆すべきは「蠱毒房」の実行です。
これは蟲が行っていた手法を模倣したもので、多数の弟子を集めて殺し合いをさせ、生き残った者だけを精鋭として採用するという残酷極まりない選別方法です。

蟲を憎みながらも蟲の手法を模倣するという矛盾は、鵡角というキャラクターの歪みを象徴しています。
目的のためなら、自らが最も忌み嫌う組織の方法論すら躊躇なく採用する。
これが「外道」と呼ばれる所以です。

 

餓鬼ヶ原樹海の悲劇

7人の「十鬼蛇二虎」に奥義を伝授するため、鵡角は彼らを餓鬼ヶ原樹海に集めました。
しかし、ここで悲劇が起きます。
弟子の一部が蟲に寝返っており、二虎同士の殺し合いが発生したのです。

この惨劇を生き延びたのはわずか二人
一人は後に十鬼蛇王馬の師匠となる二虎。
もう一人は蟲に在籍する「もう一人の二虎」です。
鵡角が30年かけて積み上げた計画は、内部からの裏切りによって崩壊してしまいました。

 

龍鬼との関係:祖父の仮面と利用者の本性

臥王鵡角と臥王龍鬼の関係は、ケンガンオメガの中でも最も複雑で残酷な人間関係のひとつです。

 

クローン研究所からの龍鬼確保

龍鬼の出自には衝撃的な事実が隠されています。
龍鬼は、蟲のクローン研究所から生み出された申武龍のクローンです。
十鬼蛇王馬もまた同様のクローンであり、龍鬼と王馬は事実上の「兄弟」ということになります。
二人の容姿が酷似しているのは、この出自に由来しています。

龍鬼は「最後の成功例」とされるクローンであり、鵡角はこのクローンを確保して自らの手元で育てることを選びました。

 

「じーちゃん」と「撒き餌」の二重関係

龍鬼にとって鵡角は「じーちゃん」、唯一の家族であり、信頼の拠り所でした。
鵡角もまた、表面上は龍鬼を孫のように可愛がっているように見えました。

しかし、鵡角の真の目的は龍鬼を申武龍のクローンとして育て上げ、申武龍をおびき出すための「撒き餌」として利用することでした。
祖父の愛情に見せかけて、復讐の道具として龍鬼を育てていたのです。

 

苛烈な教育と「空っぽ」の内面

鵡角は龍鬼に臥王流を伝授すると同時に、蟲のメンバーを容赦なく殺すための教育を施しました。
楔(くさび)で身体を拘束しての苛烈な鍛錬は、常軌を逸したものだったとされています。

また、鵡角は龍鬼に「人前では地伏龍以外の技を使うな」と指示していました。
これは臥王流の弱点を知り尽くした鵡角ならではの配慮ですが、同時に龍鬼の戦い方すらも管理・制限していたことを意味します。

龍鬼の内面が「空っぽ」であること、殺人への忌避感がなく、感情の起伏が極めて乏しいは、鵡角の教育の結果と見ることもできます。
人間としての情緒を育てることなく、復讐の道具として機能するよう育てられた龍鬼。
「じーちゃん」と慕う相手こそが、自分を空虚な殺戮者に仕立て上げた張本人であるという皮肉は、ケンガンオメガの中でも屈指の残酷な構図です。

 

【ネタバレ注意】臥王鵡角の最期:申武龍との最終決戦

※ここから先は『ケンガンオメガ』終盤の重大なネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

 

85年越しの対峙

鵡角の計画通り、龍鬼を奪取するために申武龍が姿を現しました。
85年前に一族を滅ぼされてから、鵡角がこの瞬間のためだけに生きてきたといっても過言ではありません。
100歳の老体に鞭打ち、全身全霊をかけた最後の戦いが始まります。

 

全手段を駆使した決死の戦い

鵡角は申武龍に対して、あらゆる手段を投入しました。

  • ドーピングによる身体能力の強化
  • 手甲を用いた打撃のブラフ
  • 一酸化炭素ガスによる行動阻害
  • ガスマスク装着による自身の毒対策
  • を使った武器攻撃

これは二虎流の開祖として武術を極めた男が、それでもなお「格闘だけでは勝てない」と理解した上での戦術です。
あらゆる外道の手段を総動員してでも、申武龍を倒す。
その執念は本物でした。

 

「理合」による圧倒

しかし、申武龍の強さは鵡角の想定をはるかに上回るものでした。
申武龍が使う「理合」は、力の点を精密に抑える技法であり、鵡角のあらゆる攻撃を無効化しました。

申武龍は鵡角に対して手加減をしていたとされています。
腱の位置をずらして筋力を制限し、反射神経を引き下げ、脳機能の一部を停止させるという、残酷なまでの手加減です。
それでもなお、制限された状態の申武龍のわずか3発で、鵡角はグロッキー状態に追い込まれました。

鵡角は一酸化炭素で申武龍の動きを止めようと試みますが、申武龍がヨーガの呼吸法を用いていたため、この策も失敗に終わります。

 

最期の瞬間:気づきと壮絶な死

絶体絶命の中、申武龍がある言葉を発します。
その言葉から、鵡角はある真実に気づいたとされています。

鵡角の最期は、刀で体を両断されるという壮絶なものでした。
85年間の復讐心は、ついに実を結ぶことなく潰えたのです。

100歳の老人が、作中最強格の存在に対してあらゆる手段を尽くして挑み、それでも及ばなかった。
この絶望的な実力差の描写は、申武龍の規格外の強さを示すと同時に、鵡角の85年間がいかに報われないものだったかを残酷なまでに突きつけています。

ケンガンシリーズの強さに興味がある方は、【ケンガンアシュラ・オメガ】キャラ強さランキングもあわせてご覧ください。

 

独自考察:臥王鵡角は「臥した王」か「立ち上がれなかった王」か

ここからは、原作の描写をもとにした筆者独自の考察です。

「臥したる王」という名前の二重の意味

「臥王」という名前には、二つの意味が読み取れます。

ひとつは積極的な意味
「今は地に臥しているが、いずれ立ち上がる王」という、復讐の決意を込めた名前です。
蟲からの敗走を屈辱と捉え、必ず報復するという意志の表明。

もうひとつは消極的な意味
「結局、最後まで臥したまま立ち上がれなかった王」という、彼の人生の結末を暗示する名前です。
85年をかけても申武龍には届かず、地に伏したまま命を落とした。

鵡角が「臥王」を名乗った時点では、おそらく前者の意味しか込めていなかったでしょう。
しかし物語が終わってみると、後者の意味の方がより重く響きます。
この名前の二重性は、作者のネーミングセンスの妙と言えるのではないでしょうか。

 

サバイバーズ・ギルトが生んだ85年の復讐心

龍秀が一族の中で唯一生き残った理由は「戦わなかったから」です。
仲間が命をかけて戦う中、自分だけが戦わずに生き延びた。この事実は、いわゆるサバイバーズ・ギルト(生存者の罪悪感)として龍秀の精神に深い傷を残したと考えられます。

「戦わなかった」少年が、その後の85年間を復讐に捧げるという変貌は、このギルトなしには説明がつきません。
一族のために戦わなかった自分を赦すために、残りの人生すべてを申武龍への復讐に費やすしかなかった。
それが鵡角の本質的な動機だったのではないでしょうか。

申武龍の「資格がある」という言葉もまた、このギルトを増幅させる効果があったと思われます。
敵に「認められてしまった」ことで、戦わなかった自分をさらに追い詰めることになったのです。

 

「戦わない」少年から「手段を選ばない」外道への変貌

少年時代の龍秀は「戦わない」選択をした人物です。
それが85年後には、ドーピング・毒ガス・武器・蠱毒房と、あらゆる非道な手段を厭わない「外道」になっていました。

この変貌には明確な心理的転換点があったはずです。
「戦わない」ことで生き延びてしまった自分への嫌悪が、「二度と戦いから逃げない」という決意に変わり、やがて「勝つためなら何でもやる」という狂気に至った。
戦わなかった少年が、手段を選ばない外道になったのは、皮肉にも「戦わなかった過去」への反動だったのではないでしょうか。

 

教育者としての矛盾

鵡角は二虎流という武術体系を創り上げ、多くの弟子を育てた「教育者」です。
臥王流の弱点を克服し、四大系統を備えた総合格闘術を確立した功績は、武術の歴史において偉大なものです。

しかし同時に、蠱毒房を実行し、4000人もの弟子を憑神の実験台にし、龍鬼を復讐の道具として育てた「破壊者」でもあります。
二虎流を生み出しながら弟子を使い捨てにするという矛盾。
武術を広めた功と、多くの命を奪った罪。
この二面性こそが、臥王鵡角というキャラクターの深みを生み出しています。

 

ケンガンシリーズの「裏主人公」

最後に、鵡角のシリーズ全体における役割について考察します。

十鬼蛇王馬が使う二虎流は、鵡角が創った武術です。
王馬の師匠である十鬼蛇二虎は、鵡角の弟子です。
桐生刹那が狂信した「二虎」もまた、鵡角が作り上げた伝説にほかなりません。
臥王龍鬼は鵡角が育てた申武龍のクローンであり、物語の中核をなすキャラクターたちのほぼすべてが、鵡角を起点として物語に関わっています。

王馬・龍鬼・桐生刹那、ケンガンシリーズの主要人物たちのルーツをたどると、すべて臥王鵡角に行き着く。
表舞台で戦う闘技者たちの物語が『ケンガンアシュラ』の「表」だとすれば、その裏側で糸を引いていた臥王鵡角こそが「裏主人公」と呼ぶにふさわしい存在です。

彼の85年にわたる復讐劇が、結果としてケンガンシリーズの物語そのものを生み出した。
壮大な悲劇であると同時に、臥王鵡角なくしてはケンガンシリーズの物語が成立しなかったという意味で、彼はシリーズにとって不可欠な存在なのです。

 

まとめ

臥王鵡角は、ケンガンシリーズにおいて悲劇性と外道性を併せ持つ稀有なキャラクターです。

  • 龍の一族の生き残り「龍秀」として、一族を滅ぼした申武龍への復讐に85年を費やした
  • 臥王流を発展させて二虎流を創始し、武術の歴史に大きな足跡を残した
  • 「十鬼蛇二虎」たちを育て「中」の統一を目指したが、蠱毒房の実行や弟子の裏切りなど多くの悲劇を生んだ
  • 龍鬼を「じーちゃん」として育てながら、その実態は申武龍をおびき出すための「撒き餌」だった
  • 最期は全手段を尽くして申武龍に挑むも及ばず、壮絶な死を遂げた

「臥したる王」という名を背負いながら、最後まで立ち上がることはできなかった鵡角。
しかし、彼が遺した二虎流は十鬼蛇王馬や臥王龍鬼へと受け継がれ、ケンガンシリーズの物語を動かし続けています。
報われることのなかった85年の復讐劇は、確かに次の世代へと何かを繋いでいった。そう考えると、臥王鵡角の人生にも、わずかな救いがあったのかもしれません。

 

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