『マギ シンドバッドの冒険』に登場するザイザフォンは、パルテビア帝国のバルバロッサに仕える四天将軍の一人です。
「不死身のザイザフォン」「鋼鉄のザイザフォン」という二つの異名を持ち、その名にふさわしい圧倒的な戦闘力を誇ります。
この記事では、ザイザフォンの基本情報から能力、弱点、そしてヒナホホとの激闘まで詳しく解説します。
※この記事は『マギ シンドバッドの冒険』のネタバレを含みます。
ザイザフォンの基本プロフィール
ザイザフォンは、パルテビア帝国においてバルバロッサの私設戦闘集団に所属する戦士です。
その中でも特に強いとされる「四天将軍」の一人として名を連ねています。
「不死身のザイザフォン」「鋼鉄のザイザフォン」という二つの異名は、彼の驚異的な耐久力と再生能力を表しています。
長年パルテビア軍に忠誠を誓い、ドラグル家とも縁故が深い歴戦の戦士です。
外見・特徴
ザイザフォンの外見は、他の四天将軍とは一線を画す威圧感があります。
肩につくほどの長さのドレッドヘアを一つに結んでおり、頭部には十字模様の特徴的な兜を被っています。
最も特徴的なのは、全身を覆う鎧です。
この鎧は肉体と一体化しているため、その下の素顔を見ることはできません。
巨漢の体躯を持ち、その威容はまさに「鋼鉄」の異名にふさわしいものとなっています。
過去と人体改造の経緯
ザイザフォンは、かつてパルテビアで知らぬ者はいないほど恐れられた豪傑の戦士でした。
「ザイザフォンの部隊が通ったあとは屍しか残らない」と言われるほどの猛者であり、常勝無敗を誇っていたとされています。
しかし、年齢を重ねるにつれて衰えを感じるようになり、戦場に立つ機会も徐々に減っていきました。
かつての栄光を失いつつある自分に、ザイザフォンは焦りを感じていたのかもしれません。
そんなある日、バルバロッサから誘いを受けます。人体改造を受けることで、再び不死身の力を手に入れられるという提案でした。
ザイザフォンはこれを受け入れ、鎧がバルバロッサの眷属器としてジンの恩恵を受けられるようになりました。
こうして、病むことも死ぬこともない「不死身」の体を手に入れたのです。
能力・戦闘力
人体改造を経たザイザフォンの戦闘力は、人間の域を超えています。
全身鎧と肉体が一体化したことで、強力な再生能力を獲得しました。
重傷を負っても戦場に復帰できるほどの回復力を持ち、「不死身」の異名は伊達ではありません。
また、人間離れした跳躍力も持っており、壊された橋を飛び越えることも可能です。
さらに鎧には変形能力があり、戦闘中に形状を変化させることができます。
その実力は、シンドリア王国の八人将の一人であるヒナホホと「互角かそれ以上」と評されるほどです。
『マギ』強さランキングでは第59位にランクインしており、四天将軍の中でも特に戦闘力が高いキャラクターとして評価されています。
「不死身」の秘密と弱点
ザイザフォンは「不死身」と呼ばれていますが、実は完全に無敵というわけではありません。
彼には致命的な弱点がありました。
首から上と首から下を分断されると、首から下側は話すことができなくなってしまうのです。
さらに、首から上を遠くに放り投げた後、首から下を海に捨てるなどすれば、完全に無力化されてしまいます。
「不死身」という異名を持ちながらも、このような弱点が存在していたことは、ある意味で皮肉な運命と言えるでしょう。
永遠の力を求めた老兵に、完全な不死身は与えられなかったのです。
四天将軍としての立場
四天将軍は、バルバロッサ直属の精鋭部隊です。
ザイザフォンはシャカ、メンフィス、ロッターと共にこの部隊を構成していました。
いずれもファーランの魔法によって人体改造を受けた強者たちですが、その中でもザイザフォンは純粋な戦闘力において最強クラスだったと考えられます。
「進軍の手を決して止めない」という彼の戦い方は、猛将としての気質をよく表しています。
ヒナホホとの激闘
シンドリア王国建国式典での戦いにおいて、ザイザフォンはヒナホホと対峙することになります。
バルバロッサ率いるパルテビア帝国軍は、極大魔法でシンドリアを島ごと沈めるという作戦を実行しようとしていました。
これに対抗するため、シンドバッドたちは対抗策を練り、ヒナホホが強敵のザイザフォンを単身で引き受けることになったのです。
戦いは熾烈を極めました。
ザイザフォンの圧倒的な戦闘力と再生能力は、同じ眷属器使いであるヒナホホでも簡単には勝利できないほどでした。
鎧が変形するなど、生身のヒナホホにとっては非常に厳しい戦いだったとされています。
読者からは「ザイザフォンつえええええ」という感想が寄せられるほど、その強さは印象的なものでした。
敗北と最期
しかし、激闘の末にヒナホホはザイザフォンの弱点を見抜きます。
首から上と下を分断されると無力化するという弱点。
ヒナホホはこれを突き、ザイザフォンの首を切り落としました。
そして首から下の部分を海へと突き落とし、ザイザフォンを完全に無力化したのです。
「不死身」と呼ばれた男の最期は、読者からは「あっけない終わり方」という声も上がりました。
あれほどの強さを見せながらも、弱点を見抜かれた瞬間に決着がついてしまったからです。
しかし、それはヒナホホの洞察力と判断力の賜物であり、ザイザフォンの弱さを示すものではありません。
「不死身」という異名に甘んじることなく、弱点を見抜いて勝利を掴んだヒナホホの戦いぶりこそ称賛されるべきでしょう。
まとめ
ザイザフォンは、「不死身」「鋼鉄」という異名にふさわしい、圧倒的な戦闘力を持つ四天将軍でした。
かつての豪傑が衰えを恐れ、人体改造によって永遠の力を求めた。
しかし、完全な不死身は与えられず、弱点を突かれて敗北した。
この物語には、老兵の悲哀と、力を求めることの限界が描かれているように感じられます。
ヒナホホとの激闘は、『マギ シンドバッドの冒険』の中でも印象的な戦いの一つです。
「不死身」の異名を持つ男がどのように倒されたのか、その顛末は多くの読者の記憶に残り続けることでしょう。
