『マギ』に登場するアポロニウスは、アル・サーメンの「黒き王」の一人として登場する老魔導士です。
かつてはレーム帝国で学者として活動していましたが、何らかの理由で闇に堕ち、アル・サーメンの一員となりました。
本記事では、アポロニウスの基本プロフィールから、彼が堕落した理由の考察、そしてヤムライハとの戦いで迎えた皮肉な最期まで徹底解説します。
※この記事には『マギ』のネタバレが含まれます。
アポロニウスの基本プロフィール
アポロニウスは車椅子に乗った小柄な老人として描かれています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | アポロニウス |
| 所属 | アル・サーメン(黒き王) |
| 元所属 | レーム帝国(学者) |
| 身長 | 146cm |
| 享年 | 72歳 |
| 強さランキング | 68位 |
| 声優 | 飛田展男 |
外見は灰色の髪に髭を蓄え、帽子を被った老人の姿。車椅子を使用していることから身体的なハンディキャップを抱えていたと考えられます。
『マギ』強さランキングでは68位にランクインしており、黒き王のメンバーとして相応の実力を持っていました。
元レーム帝国学者としての過去
アポロニウスはかつてレーム帝国で学者として活動していた人物です。
レーム帝国とは
レーム帝国は『マギ』の世界における大国の一つで、強大な軍事力と高度な文明を持つ国家です。
多くの優秀な魔導士を擁しており、アポロニウスもその一人でした。
学者としての立場
学者として活動していたことから、アポロニウスは知識と魔法の研究に長けた人物であったと推測されます。
しかし、何らかの理由でレーム帝国を離れ、アル・サーメンの一員となりました。
この背景には、彼の性格や帝国内での立場が関係していると考えられます。
黒き王に堕ちた理由を考察
アポロニウスがなぜ闇に堕ちたのか、作中の描写からその理由を考察します。
能力を認められなかった恨み
作中の描写によると、アポロニウスは「自分の能力を認めようとしない組織の魔導士達を嫌っている」とされています。
これは、レーム帝国時代に彼の研究や能力が正当に評価されなかったことを示唆しています。
優秀な学者でありながら周囲から認められなかった屈辱が、彼を闘の道へと駆り立てたのかもしれません。
残忍な性格への変貌
さらに注目すべきは、アポロニウスが「魔力の切れた魔導士を嬲り殺すことを楽しんでいる」という点です。
かつては学者として知識を追求していた人物が、このような残忍な性格に変貌したことは、彼が受けた屈辱や恨みの深さを物語っています。
認められなかった怒りが、弱者への攻撃性として表出したと解釈できるでしょう。
アル・サーメンへの加入
評価されない環境に絶望したアポロニウスは、アル・サーメンという組織に活路を見出しました。
アル・サーメンは実力さえあれば出自や過去を問わない組織であり、アポロニウスにとっては自らの能力を発揮できる場所だったのかもしれません。
アポロニウスの強さ・魔法能力
アポロニウスは黒き王の一人として、相当な魔法能力を有していました。
極大魔法の使用
作中でアポロニウスは極大魔法を使用する場面が描かれています。
極大魔法とは、『マギ』における最高位の魔法であり、それを使用できる時点で彼が一流の魔導士であることは間違いありません。
光系統の魔法
ヤムライハとの戦いでは、光魔法系の攻撃を使用していたとされています。
この攻撃でヤムライハのボルグ(防御魔法)を破るなど、攻撃力の高さを見せつけました。
強さランキングでの評価
『マギ』強さランキングでは68位という位置づけです。
極大魔法を使用できる実力を持ちながらこの順位に留まっているのは、彼の最期が関係していると考えられます。
ヤムライハとの戦い|最期のシーン
アポロニウスの物語は、シンドリア八人将の一人・ヤムライハとの戦いで幕を閉じます。
ザガン迷宮前での待ち伏せ
第61迷宮「ザガン」を攻略したアラジンたちが迷宮から出てきた際、アポロニウスは他の黒き王メンバーと共に待ち構えていました。
アラジンたちの危機に駆けつけたのが、シンドリアの八人将であるヤムライハ、シャルルカン、マスルールでした。
アポロニウスはヤムライハと対峙することになります。
戦いの経過
戦いの序盤、アポロニウスは優勢に見えました。彼の攻撃でヤムライハのボルグを破り、彼女を追い詰めていきます。
しかし、ヤムライハは「天才魔導士」の名に恥じない策略を持っていました。
ヤムライハの挑発
ヤムライハは意図的にアポロニウスを挑発しました。
自尊心の高いアポロニウスは、この挑発に乗ってしまいます。
彼女を完全に仕留めようと、アポロニウスは持てる力を込めて極大魔法を放ちました。
皮肉な最期
しかし、これこそがヤムライハの狙いでした。
彼女の服の装飾品は、実は多数の命令式が込められた魔法道具だったのです。
散らばった装飾品を利用した「鏡の大魔法」によって、アポロニウスが放った極大魔法はそのまま彼自身に跳ね返されました。
結果、アポロニウスは自らの極大魔法によって倒されるという皮肉な最期を遂げました。
「自分の能力を認めようとしない者を嫌った」アポロニウスが、自分自身の力によって滅ぼされる。
この結末は、彼の傲慢さに対する報いであったともいえるでしょう。
アポロニウスの声優情報
アニメ版『マギ』でアポロニウスの声を担当したのは、ベテラン声優の飛田展男さんです。
飛田展男プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 飛田展男(とびた のぶお) |
| 生年月日 | 1959年11月6日 |
| 出身地 | 茨城県 |
| 所属 | アーツビジョン |
主な出演作品
飛田展男さんは40年以上のキャリアを持つ大ベテラン声優で、数々の名作に出演されています。
- 『機動戦士Zガンダム』カミーユ・ビダン役
- 『ちびまる子ちゃん』丸尾末男役
- 『勇者王ガオガイガー』火麻激役
特に『Zガンダム』のカミーユ役は代表作として広く知られており、情緒不安定ながらも強い意志を持つキャラクターを見事に演じ切りました。
アポロニウスのような老獪で残忍な悪役も、飛田さんの演技力によって印象深いキャラクターとなっています。
まとめ
アポロニウスは、『マギ』において「堕落した学者」という悲哀を背負ったキャラクターです。
かつてはレーム帝国で知識を追求する学者でありながら、自らの能力を認められなかった恨みから闇に堕ち、アル・サーメンの黒き王の一人となりました。
魔力の切れた魔導士を嬲り殺すことを楽しむという残忍な性格は、彼が受けた屈辱の深さを物語っています。
そして最期は、自らが放った極大魔法を跳ね返され、自分自身の力で滅ぼされるという皮肉な結末を迎えました。
「認められなかった怒り」が「傲慢」へと変わり、最終的にその傲慢が自らを滅ぼした。
アポロニウスの物語は、負の感情に囚われることの危うさを教えてくれるキャラクターといえるでしょう。
