『マギ』のメインヒロイン・モルジアナは、戦闘民族ファナリスの少女です。
奴隷として虐げられた過去を持ちながらも、アリババとアラジンに解放されたことで運命が大きく変わりました。
本記事では、モルジアナの基本プロフィールから過去、ファナリスの正体、能力と強さ、人間関係、作中での活躍、そしてアリババとの結婚まで徹底解説します。
モルジアナの基本プロフィール
モルジアナは『マギ』のメインヒロインであり、物語を通じて大きく成長するキャラクターです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | モルジアナ |
| 愛称 | モルさん |
| 年齢 | 14歳(初登場時)→物語を通じて成長 |
| 体重 | 51kg |
| 声優 | 戸松遥 |
| 出身 | カタルゴ(ファナリスの故郷) |
外見的な特徴として、赤い髪と古代エジプト風のアイメイクのような目元が印象的です。
常に裸足で行動しており、これはファナリスとしての脚力を最大限に活かすためでもあります。
性格は基本的に無表情で淡々とした敬語を使いますが、気丈で優しく、よく気が利く一面を持っています。
気に入らないことがあるとよく膨れ、笑うことは苦手ながらも喜びは素直に表現します。
名前の由来はアラビア語で「(1粒の小さな)真珠」「(1個の小さな)珊瑚」を意味する言葉であり、『千夜一夜物語』(アラビアンナイト)の登場人物からとられています。
モルジアナの過去と奴隷からの解放
ジャミルの奴隷としての日々
モルジアナは物語開始時、チーシャンの領主ジャミルの奴隷として登場します。
ジャミルは幼少期からモルジアナに虐待を交えて教育を施し、強い恐怖心を植え付けました。
ファナリスとしての圧倒的な戦闘力を持ちながらも、精神的な支配によって逆らうことができない状態に置かれていたのです。
奴隷時代のモルジアナは足枷をつけられており、ジャミルの命令に従って人を傷つけることもありました。
この足枷は後に彼女にとって重要な意味を持つアイテムとなります。
ゴルタスとの絆
ゴルタスは同じくジャミルの奴隷であり、北方の遊牧民族「黄牙族」の末裔です。
過去の怪我で声が出せず、顔は仮面で覆われた大柄な男でした。
迷宮アモン攻略の際、崩壊する迷宮の中でゴルタスはモルジアナの足枷の鎖を切り、「故郷に帰れ」という最期の言葉を遺します。
そしてジャミルを連れたまま迷宮と共に消えていきました。
このゴルタスの遺言が、モルジアナが故郷カタルゴを目指す原動力となります。
トラウマの克服
アリババによって奴隷から解放されたモルジアナでしたが、幼少期から植え付けられたトラウマは簡単には消えませんでした。
転機となったのは、バルバッド入りを妨げていた採掘砦での出来事です。
盗賊団を壊滅させようと潜入した際、再び奴隷にされかけた危機的状況に陥ります。
そのとき、ゴルタスのルフ(魂)に励まされたモルジアナは危機を脱出しました。
「君の力はそんなものか。鎖はもう取れていて自由であって、本当に縛っているのは過去の恐怖で、それは勇気で簡単に断ち切れる」
この言葉を受けて、モルジアナは過去の奴隷の恐怖を克服することができたのです。
ファナリスとは何者か
戦闘民族ファナリスの特徴
ファナリスは暗黒大陸出身の少数部族であり、「狩猟民族」「戦闘民族」と呼ばれる種族です。
正確な出身地は「カタルゴ」という地域で、暗黒大陸とは区別されます。
ファナリスの最大の特徴は、その圧倒的な身体能力です。
ファナリスの能力
- 獅子の腹を一撃で貫くとされる強靭な脚力
- 垂直の壁をも駆け上がる機動力
- 岩盤を裸足で踏み砕く破壊力
- 犬並みに鋭い嗅覚
- 超人的な怪力(腕力も含む)
武器や魔法を使わない肉弾戦において、年齢や性差を問わず圧倒的な戦闘力を誇ります。
しかし、その強靭な体を狙われて奴隷狩りの被害に遭った歴史があり、現在では自由な身にあるファナリスは非常に珍しい存在です。
劇中で確認されているファナリスは総勢24人程度とされています。
ファナリスの正体(アルマトランの赤獅子)
物語が進むにつれて、ファナリスの真の正体が明らかになります。
ファナリスは、別次元「アルマトラン」における「赤獅子」という種族が起源です。
ウーゴがアルマトランから新世界(現在のマギの世界)へ民を移住させる際、ほとんどの種族は人間の姿に変換されました。
しかし、赤獅子やマザードラゴンは強すぎて新世界のルールに当てはめきれず、彼らの大陸ごと世界の果て(暗黒大陸)に移動させるしかなかったのです。
つまり、ファナリスは今でもアルマトラン時代の姿と記憶のまま、新世界の南端で暮らしている存在なのです。
本来の「ファナリスの故郷」にいる生き残りは、ユナンの手によって大峡谷の対岸で外界と隔離されて暮らしています。
モルジアナの能力と強さ
ファナリスとしての身体能力
モルジアナはファナリスの中では純血の女性であり、14歳という若さで登場しました。
モルジアナの身体能力
- 垂直な崖を脚力のみで登攀
- 岩盤を裸足で踏み砕く
- アリババを軽々と持ち上げる腕力
- 怒ると地団太で地面が砕ける
- 隠れている人間の体臭を嗅ぎ分ける嗅覚
特技は「蹴り」であり、その脚力を活かした戦闘スタイルが特徴です。
眷属器「炎翼鉄鎖(アモール・セルセイラ)」
モルジアナは迷宮ザガン攻略時に、アリババの眷族として覚醒しました。
彼女の眷属器は、奴隷時代に身に着けていた足枷をシンドリアの金工職人に加工してもらった輪飾りです。
この足枷は「大切な人々の恩義の積もった誇らしい品」として、モルジアナにとって特別な意味を持っています。
暗黒大陸で太陽の象徴として信仰されている「火の鳥」の模様が刻まれており、当初は蹴りに邪魔なため腕飾りとしていましたが、ユナンに教えを受けた後は足に付けています。
眷属器の能力
- 魔力で鎖を操る
- 飛行能力を発揮
- 炎を纏った攻撃が可能
ただし、モルジアナは魔力が少ないため、眷属器を使いすぎると自分で回復できないくらい衰弱してしまうという弱点があります。
ファナリス内での強さ
作中に登場するファナリス5人(モルジアナ、マスルール、ムー・アレキウス、ミュロン・アレキウス、ロゥロゥ)の中での強さは、金属器・眷属器・純血か混血かを考慮すると以下の順とされています。
ムー > マスルール > ロゥロゥ > ミュロン > モルジアナ
ただし、物語終盤のモルジアナは大幅に成長しています。
暗黒大陸に逃れている間に他のファナリスたちと組手を重ね、最終決戦ではアルバとの対決で肉弾戦において相手の攻撃を凌駕しました。
「アルバがアルマトラン最強でいられたのはファナリスと戦ったことがないからだ」
この台詞からも、成長したモルジアナの実力の高さがうかがえます。
マギ強さランキングでは15位にランクインしています。
モルジアナの人間関係
アリババ・サルージャ
アリババはモルジアナを奴隷から解放した恩人であり、後に夫となる存在です。
モルジアナは最初からアリババのことが好きでしたが、恋愛や結婚というものを理解していませんでした。
レーム帝国での修行を終えたアリババに「これからも側においていて」と伝えた際、アリババはプロポーズと勘違いしましたが、実際は「眷属としてお仕えしたい」という意味でした。
モルジアナが恋愛感情をはっきり自覚したのは、アリババが一度死亡したときです。
その喪失感によって、自分の気持ちを理解したのでしょう。
また、練白龍から告白を受けましたが断り、暗黒大陸へ向かうことを選びました。
アラジン
アラジンは迷宮アモンからの仲間であり、モルジアナにとって大切な友人です。
三人(アラジン、アリババ、モルジアナ)の絆は物語を通じて深まり、最終回ではアラジンがアリババとモルジアナの結婚式をサプライズで準備するという心憎い演出がありました。
マスルール
マスルールは同郷のファナリスであり、シンドリアでモルジアナの格闘の師匠となった人物です。
モルジアナはマスルールを強く尊敬しており、彼の指導のもとで格闘技術を磨きました。
同じファナリスとして、言葉を交わさなくても通じ合うものがあるのでしょう。
モルジアナの作中での活躍
迷宮攻略編〜バルバッド編
モルジアナは物語序盤、ジャミルの奴隷としてアラジンとアリババの前に立ちはだかります。
ファナリスの戦闘力でアリババを追い詰めましたが、マギの力を見せたアラジンには及びませんでした。
迷宮アモン崩壊時にゴルタスに救われ、アリババによって奴隷から解放されます。
その後、ゴルタスの遺言を胸に故郷カタルゴへ帰ることを決意。
採掘砦でトラウマを克服した後、バルバッドでアリババと再会し、共に行動するようになります。
シンドリア編〜ザガン攻略
シンドリアではマスルールに師事し、格闘技の稽古を積みました。
魔法を使う敵との戦いではあまり役に立てていないことを気にしていたモルジアナに、シンドバッドは眷属器を持つことを提案します。
モルジアナは眷属器を使ってアラジンたちの「羽」になることを決意しました。
迷宮ザガン攻略中、アリババの眷族として覚醒。奴隷時代の足枷が眷属器「炎翼鉄鎖」へと変化しました。
暗黒大陸編
暗黒大陸ではマギのユナンと出会い、眷属器の使い方についてさらなる修行を積みました。
また、他のファナリスたちと組手を重ねることで、戦闘能力を大きく向上させています。
最終決戦とその後
最終決戦では、アルバとの対決で真価を発揮。肉弾戦において相手の攻撃を凌駕し、「アルバがアルマトラン最強でいられたのはファナリスと戦ったことがないからだ」と言い放つほどの強さを見せました。
戦いの後、アリババとの結婚式を挙げ、幸せな結末を迎えます。
アリババとの結婚と最終回
アリババとモルジアナの恋愛は、物語を通じてゆっくりと進展しました。
プロポーズ
32巻(第314夜)で決定的な場面が訪れます。宴の席で、アリババはモルジアナの前に立ち、心情を打ち明けました。
アリババは自分の国や世界を見て家族について考えたこと、そして真っ先に思い浮かんだのがモルジアナだったことを伝え、プロポーズします。
モルジアナは「夫婦になりましょう」と快諾し、周囲からも祝福されました。
結婚式の延期と実現
ダビデとの戦いの後、世界は激変していました。「聖宮」によるマギシステムや金属器は消滅し、地形も大きく変化。
アリババはアリババ商会を発足させ、復興事業を最優先することになります。
そのため、アリババとモルジアナの結婚式は延期となりました。
しかし最終回、帰宅したアリババの前に結婚式の衣装をきたモルジアナが現れます。
実は、アラジンが仲間たちに呼びかけて、二人の結婚式の準備をこっそり行っていたのです。
モルジアナの花嫁姿は美しく、みんなが結婚式の宴で楽しそうに過ごす様子が描かれ、物語は大団円で幕を閉じました。
まとめ
モルジアナは『マギ』のメインヒロインとして、奴隷から解放された少女が仲間との絆の中で成長していく姿を描いた魅力的なキャラクターです。
- 正体:戦闘民族ファナリス(アルマトランの赤獅子の末裔)
- 過去:ジャミルの奴隷→ゴルタスの遺言で解放→トラウマ克服
- 能力:圧倒的な脚力・身体能力、眷属器「炎翼鉄鎖」
- 強さ:マギ強さランキング15位、最終決戦でアルバを圧倒
- 結末:アリババと結婚、幸せな最終回
無表情ながらも優しく気丈な性格、奴隷時代の足枷を誇りある眷属器に変えたエピソード、そしてアリババとの純粋な愛。
モルジアナの物語は多くのファンの心を掴みました。
『マギ』をより深く楽しむために、ぜひモルジアナの成長と活躍に注目してみてください。

